初物

世の中にやっと出てきたばかりのトンボは、本来の体の色ではありません。

舞い降りた天女のように、幻想的な、そしてはかなさを感じさせます。

やがて美しい色に変身し、力強さを持ち、凛として里の中に飛び立っていくのです。

なぜかいつも、羽化したばかりのトンボを観る時、

未だ見てはいけないものを見ている・・・ような気がするのです。

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「今年、初もの！」と手渡してくれたミョウガ。

白い花が先端に付いたまま・・・・

なぜか、羽化したばかりのトンボを思い起こさせるものでした。

大きな葉の・・・根元にこんな風に咲きながら

実を土の中に付けて育っているのですね。