学力テスト Vol.313-1

NHKで放映している「美と若さの新常識」
同居人が「美肌」とか「ダイエット」、はたまた「シワ」「たるみ」などというキーワードに敏感に反応していつも夢中になって見ています。
それだけの知識があればさぞかし・・・という愚問は禁句です!!
それにしても大地真央さまが64歳ってスッゲ~~!!

その中で「お酢の健康パワー」に注目。
酢をわずか大さじ一杯身体に取り込むことで、高血圧対策や内臓脂肪の蓄積を抑えることができるんだってさ!
今日からはビールなんぞを止めて、16年間眠っていた「梅酢」を使って梅ジュースでも飲もうかなっと!

さてさて、今日のお題はこちらです。






学力テスト Vol.312-6 その解答 カイツブリー2

ここ浜名湖ガーデンパークは繁殖期になると、俄然にぎやかになってきます。

親が小魚を咥えて浮上、すぐに「ピッ!」とヒナを呼びます。

親が呼ぶと、ヒナたちが「ピヨピヨピヨ」とか細い声を出しながら猛ダッシュで突進!!

波の模様でヒナがいかに慌てているかがわかるでしょ?! それもその筈、エサをもらえるのは先着の1羽だけというシビアなレースです。

エサ渡しの瞬間!! 
親はヒナの口に入るようなサイズの小魚を選んで獲ってきます。

うしろの3羽は残念ながらお預け~

ここは何と6人兄弟の大所帯

長男、次男と末っ子ではこんなに体格に差がついてしまいました。

でも大丈夫、パパもしっかり働いて小魚やテナガエビなどを運んできてくれます。
カイツブリのパパは子育て熱心なイクメンのお手本なのです!!

生後10~15日くらいまでは母親の背中に乗せてもらえます。
この愛情たっぷりのシーンを撮りたくて毎年通ってしまうんだよね~

ヒナがパタパタの練習

自力でオタマジャクシを取って浮かんできました。
もうすぐ魚も獲れるようになるかな?!?!
がんばれ~~~!!!






学力テスト Vol.312-5 その解答 カイツブリー1

カイツブリ

こちらは冬羽

夏になるとこんなふうに、頭頂や背中が黒く、顔も赤みが増してきます。

ここは浜名湖ガーデンパークの水路。エサは豊富で小魚がメインですが、時にはこんなのも! タイワンウチワヤンマのヤゴです。

こちらはウチワヤンマの成虫

ギンヤンマのメスも捕まってしまいました!
産卵中を水中からガバーっと突然襲ってくるので、たまったもんではありませぬ。


巣は水辺の枯れ草などを集めて円形状にし、アシやハスなどの茎に絡めて水に浮いているような巣を作ります。「鳰(にお)の浮巣」は初夏の季語。

親がちょっと出掛けたので、失礼して卵を撮影。
真っ白!! まだこれから産んでいくのでしょう。

水上バスも走るこの水路は距離が1.5kmほどあって、いつも3つがいほどが繁殖します。

こちらは隣に陣取ったヤツと、縄張りの境界線上での戦い
まずは体を膨らませて戦闘モードに! まだこの時は敵との距離は10m以上

それ~~、敵に向かって突撃~~~

いてまえ~~~

こんニャロメ~~!!

今度はキリキリキリ~とわめきながら、接近戦で威嚇行動

これが最終的に敵との至近距離!! これ以上近づくことはありません。
あくまで脅し合うだけで、蹴ったり噛んだりと傷つけあうことはありません。

どうしてこんなに必死で縄張りを守るんだろって? それは次回のお楽しみ~






学力テスト Vol.312-4 その解答 ハヤブサ-2


これがクイズに出てきたご本人

その2週間前の記録です…が、まるで別個体のよう
2週間で羽毛がこれだけ変化したのです!!

通常、ハヤブサは2~4個の産卵をするのですが、今回はこの時点では何故か一人っ子!
この巣はヒナが大きくなって、こんなふうに岩の前に出てきてくれないと、中の様子がまったく見えません。

ヒヨドリを捕えてきました!

一人っ子なので、エサの奪い合いもなくスクスクと

親はエサを与えるとすぐに飛び去っていきます。

飛び去ったと言っても、そこはハヤブサの母親!

どこかのおバカの母親のように、子育てをせずにパチンコに行くようなネグレストはいません。すぐ近くの木に止まって、終日ヒナの様子を見守っています。
ここのハヤブサにとって一番の天敵はカラス、何かあればすぐに駆けつけるのです。

そろそろ巣立ちが近くなって、岩場の最前列に来て羽ばたきの練習

崖は垂直で約50mくらいの絶壁で、真下はブッシュ。 

おいおい、そんなに岩の端っこまで来て大丈夫かい?と見ている方がハラハラドキドキ
この日の様子では明日か明後日あたりには巣立つだろうと思われました。
この日はこれで無事に終了。

…ところが、ここから大事件が勃発!!
翌早朝に現地に行った友人からのメールによると「ヒナの姿が見えません。暗いうちに巣立ってしまったのかと思いきや、崖の下からヒナの声が聞こえる」というのです。
うわわわ~~~!!!、飛び損ねて落ちた?!?!

親鳥も飛んで来て近くで鳴いています。ヒナも時々声を出していますが、親はその姿を見つけられないようです。双方が悲しそうに鳴き合っています。
結局この日は夕方暗くなるまで状況は変わらなかったとのこと。

そして翌々日は何と一日中、しかも土砂降りの大雨!! このままではもう絶望的です!
数日後には大空を思い切り飛べるはずだったのに・・残念でなりません。

が、さらにその翌日すなわち崖下に落ちてから3日目のこと、友人が行ってみると10時半頃になってヒナが巣の近くに戻ってきたというではありませんか! 
これには誰しもがビックリ!!!!!
きっと自力で岩伝いによじ登って来たに違いありません。 
ホントに素晴らしい生命力!!

この後、数日後には巣の周りを少しずつ飛べるようになって、親からエサをもらったりしていたそうなので、もう大丈夫!!!

これは昨年、別のポイントで撮った別個体の幼鳥です。

巣立ち前からジェットコースターのような波乱万丈の人生を送っているヒナだから、きっと今後は空の王者となって勇ましく飛び続けてくれる・・・・ことを期待しましょう!!


学力テスト Vol.312-3 その解答 ハヤブサ-1

ハヤブサ
「新幹線 はやぶさ」や、年末には戻ってきてくれる予定の「惑星探索機 はやぶさ2」、古くは東京~九州間を走っていた「寝台特急 はやぶさ」、戦闘機の「隼」など、名前の方でも人気者で引っ張りだこ!!

バードウオッチャーにもクマタカやイヌワシなどと共に、いつも上位の人気度を誇っています。

こんなのが撮れたら、その日のビールが旨いこと!!

普段は時速80~100kmくらいで飛んでいます。

いざ獲物を見つけると急降下

その時の最高スピードって想像できますか?
飼育しているハヤブサに疑似餌を捕らえさせるという手法で計測したら、何と時速390kmを記録したんだってさ!

その390 kmって、どのくらいか理解できる? 
新幹線の最高速度は東北新幹線の「はやぶさ」「こまち」で320km/h。
ただし宇都宮~盛岡間のみでの速度に限定。
東海道新幹線の最高速度は285km/hと決められているんだそうな。



スピードが何となくしかイメージがつかめないので、もう一つの事例を。
世界最速ランナーのウサイン・ボルト選手の100mの記録が9秒58(2013年)

それに対してハヤブサの時速390kmを計算してみると、秒速だと108m。
すなわちボルトが必死こいて走った100mを、たった1秒でシュワッチ~ということ!!
いくら羽根があって体重も軽いとは言え、アンビリーボブ~~じゃ~!!

若かりし頃、まだ東名高速道路がなかった時代に友人から借りた250CCのオートバイを運転して時速100kmを出したことがありました。
サングラスもゴーグルも持っていなかったので、当然ながらの裸眼運転!
時速100kmでは涙が止まらなくて結構つらかったし、怖かったのを想い出しました。



その点、ハヤブサにはゴーグルが無くても、瞬膜という半透明の秘密兵器があるので、まったく問題なし!
獲物を狙って急降下する時には、繰り返し瞬膜をまばたきして眼球の潤いを保ち、ゴミがつかないようにするんだってさ。当然ながら動体視力も完ぺき!!
ちなみにハヤブサの瞬膜というのはまぶたが上下するのに対して、水平に動きます。
※鳥の種類によって、瞬膜の閉じる方向は斜め上から斜め下へだったりと微妙に異なります。

ヒトの目にも瞬膜の名残があると言われているけど、瞬膜が残っていたらいろいろ便利なのになあ・・・残念なり。


学力テスト Vol.312-2 その解答 アオバズク

アオバズク

漢字では「青葉木菟」。青葉が茂った頃に渡ってくる夏鳥です。

今年も5月末にこの個体が例年どおりの営巣木に渡って来てくれました。

そしてそして、7月18日、無事に最初の子が出てきました。
翌日も2羽が巣立ちして合計3羽!!

親と比べて全体に色がくすんでいるし、胸の縦斑もぼんやりとしているけど、大きさはほぼ親と同じくらいに成長しています。

この子が最初に見た世界に興味津々! 
顔を傾けたり、グルグル回したりしてあちこちをキョロキョロ

まだ視力がしっかり発達していない筈なので、こうやって遠近感をつかむ練習をしているのでしょう。 音のする方角によく反応します。



さてさて、フクロウ類の首は水平だと、どれくらい回せるんだろって?

これでほぼ真後ろ近くを向いているから160度くらい。 
でも、まだまだこんなもんじゃありません!

エクソシストのように360度とは言わないまでも、左右にそれぞれ270度、合計540度回転できるのです。
ちなみに、人間の首が動かせる範囲は左右それぞれ60度、計120度くらいです。

こんな芸当ができるには、脛骨(首の骨)の数がヒトの場合は7本なのに対して、フクロウ類は14本あるからなのです!
写真ではあまりイメージできないかもしれないけど、この首の羽毛の中はサギ類のように脛骨がS字になって収納されています。それが270度の回転を可能にしているのです。

ヒトがこんなことをしたら血管が切れたりしちゃいそうだけど、フクロウ類は椎骨動脈が他の鳥よりも頸部にさらに大きなたるみがあって、首をブンブン回しても血管が問題なく伸びるんだそうな。
また、椎骨動脈と頸動脈の間にバイパスのような血管があって、一方の動脈が遮断されると、もう一方の動脈から血液が供給される仕組みになっているとも。


そんな理屈はどうでもよくて、とにかくハンパなくカワユイ~~~!!
結局この日はこの子の観察に、午後から4時間もお付き合いしてしまいましたわい!!






学力テスト Vol.312-1

夕べ、BSで「東京オリンピック (市川崑監督)」を見ました。
オリンピックの名花チャスラフスカ、当時はまだ20歳だったソ連の大砲リスカル、憎いほどに強かったヘーシンク 、マラソンで史上初のオリンピック連覇のアベベ・・・エトセトラ。
懐かしい人たちが次々と出てきてくれました!

コロナさえ無ければ7/23に開会式があったはずなのに残念なり~!

さて、今回はこんなクイズを。




学力テスト Vol.311

緊急対応のため、次のクイズを掲載することに!
Vol.310で、メッチャ難易度の高いクイズを出したと思ってたのに軽~くクリヤーされてしまいました。あまりの見事な解答にガックリしたのと、静岡弁(主に静岡市と旧清水市)の人気(ではなくて認知度かな?)の高さに感激!!
次回クイズまで1週間ほどは余裕があると思っていたのでショボ~ン!!

仕方ないので、次回分に考えていた分を前倒しすることにしました。
毎日毎日、イヤになるほどの雨でどこにも行けないので、ヒマだからいいんだけどさっ!

さてさて、現在住んでいる浜松も、郷里の静岡にいた頃よりも長くなってしまいました。
という訳で、ここで「浜松弁」・・・この辺りでは「遠州弁」と呼ぶのが普通です・・・のご紹介。

「遠州」というのは遠江(とおとうみ)地方のこと。
浪曲に出てくる「遠州 森の石松」というのは知ってますよね?
広沢虎造の「清水次郎長伝」に出てくる名セリフ「♪馬鹿は死ななきゃ治らない~♪」&「寿司食いね~、江戸っ子だってね~」で有名な「森の石松」です。
「森」というのは現在の遠州森町のことです。
ついでですが、石松は架空の人物だったとも言われています。

話が脱線ばっかし! こういうのを「ネットサーフィン」って言うのかね・・・いやいや単にダラダラと話がまとまらないだけ・・・歳を取るとこんな症状ばっかしだけど
ま、いいかっ!
脱線ついでにもう少し。静岡県人なら誰でも知っていることですがネ。

1.「遠江」というのは京の都に近い「近江」と呼ばれた「琵琶湖」に対比して、都から遠い湖すなわち遠淡湖(とほつあはうみ)と呼ばれた「浜名湖」のこと。

2.大宝律令(701年)が施行された頃、静岡県は東から「伊豆国」「駿河国」「遠江国」という3ッの国に区分され、こんな名前で呼ばれました。

3. 浜松の名前の歴史:730年(奈良時代)の頃、当時は「浜津(はまつ)」と呼ばれていたらしく、⇒ 930年(平安時代)には「浜万万都(はままつ)」に。


閑話休題
駿河国から移住してきた若者が目の当たりにした遠江国の印象・・・それはそれはメッチャクチャに強烈な遠州弁でした。ホントにぐわわわ~~ん!!
とにかく女性が使う言葉がすごい! 当然ながら男性も使いますがね。
初めて聞いた時には唖然!!
○○だよ ⇒ ○○だに~ 
○○だよね? ⇒ ○○だら~
オバチャマたちならともかくとして、うら若き美女たちもこんな言葉を使っていました・・・と言うか、現在も使っています。

最初はどうしても馴染めなかったのですが、子供が幼稚園に通いだしたら、いきなり遠州弁が我が家にもアメーバのように侵食してきました。
母親なんて子供が使いだせば、すぐさま感化!
現在では、私以外の家族の誰もが使いこなしておりまする!

さて、前置きが長くなったけど、敬意を払って「遠州弁」のクイズも作ってみました。
前回クイズの静岡弁と同様にAとBを繋げてください。 この設問で満点が取れるかな?


1.まるさら 2.しゃんべー 3.ちみくる 4.ちゃっと 5.とんます
6.ちんぷりかく 7.ぬくとい 8.やっとこ 9.やごい


イ.弱い ロ.つかまえる ハ.まるごと ニ.急いで ホ.久しぶり
ヘ.おしゃべりな人 ト.すねる チ.暖かい・温かい リ.つねる

以下の写真はクイズとは関係ありません。

浜松といえば「ブルーインパルス」! 

現在は宮城県松島基地の所属ですが、東京オリンピックの祝賀飛行の頃は浜松航空自衛隊の所属でした。例の1964年東京オリンピックで、空に五色の輪を書いたチームです。
世界的にも、スモークで空中に描画するアクロバット飛行隊として有名なんだそうな。


毎年秋には「エアフェスタ」と呼ばれる航空ショーが開かれ、その時にはこのアクロバット飛行も披露されます。


いつも10万人超えのファンが県外からも詰めかけます。我が家はそこに行かなくても見れるので、当日浜松にいる時は玄関先からの見物!

E-767:別名を「AWACS(エーワックス)」と呼ばれる早期警戒管制機。

背中にキノコ型のレーダーを積んだボーイング社の旅客機をベースにしたヤツ。
浜松に常駐して毎日飛んでいます。お値段は・・・何と何と1機500億円!!
それが4機も!

もし、北朝鮮がこれを狙って浜松基地にミサイルを発射し、その精度がいい加減だったら、我が家にそのミサイルが落ちてくるかも~・・・・ おおコワッ!!