季節外れ?

ちょっとタイミング外しちまって
出遅れた花さんたち

四月の初めごろがピークだったかな?


こちらはオオジシバリ

まだこの時期も咲いているけど
咲き始めがとってもキレイ

3月のお彼岸ごろから咲き始めます。

でもジシバリなんて、すんごい名前ですよね。
地面を縛るんだから!

こちらはコオニタビラコ

ちっちゃな黄色い花が地面に
くっついて咲いています。
私はこの花が大好き

春の七草で言うホトケノザはこのことですよ~ん

こちらはウリカエデ

日本固有種です。

木肌がウリに似ているから?
でも同じカエデの仲間に
ウリハダカエデっちゅうのがあるから
真相は不明。

こちらは秋になると黄色になりますよ。
里山ではとってもキレイな黄葉の代表種



オタマモドキ

昨日『トノサマガエル』のオタマモドキを発見!間違いなくオタマっぽい形になっておりましたぞ!
トノサマガエルの産卵は水温が暖かくなった4月に入ってからなので、卵からオタマになるのも2週間以内かな? 水温によってこの時間はかなりバラツキがあるらしいっす。

こちらはママ

まだ産卵してから2日以内くらいの卵塊 卵数は1800~3000個。

その数日後、ベチャ~っと拡がるのが特徴です。

これが昨日発見したもので、なんとなくオタマのような、そうでないような・・・この時期を「外鰓期幼生(がいさいき ようせい)」って言うんだって。卵から1週間くらいでこんなふうになるらしい。
要するにオタマになるちょっと前の形で、「外鰓」というのは例のウーパールーパー君の顔の横についてる鰓(えら)のことでんがな~!
えっ?ウーパールーパーって何だ?だって?そんなことまでオラ面倒みられね~っす!

だからオタマとして出てくるのはあと1週間以内かな?!








学力テスト Vol.51

ではご好評につき、3連発で顔面アップクイズを出すことに!
深く考えずに直感勝負がいいぞ~! 
簡単すぎて後悔しております・・・これで満点取らなきゃいつ取る?






テングチョウ


こんな記事が
静岡新聞の日曜版子供向け新聞
YOMOTTOに掲載されていました。

記事をクリックしてね。
大きく読みやすくなりますから・・・


hideさんの投稿


こちらも一緒にご覧下さい。


勉強になるなぁ~里山は。

4番目のツツジ

ミツバツツジ
コバノミツバツツジ
ヤマツツジ

そして最後に咲くのがこれ

モチツツジです。

結構、場所を選ぶツツジさんで
西は岡山県あたりからスタートして
東はわが静岡県、またはお隣の山梨県あたりまで

関東地方では見かけられないらしいですよ。

そしてアカマツの林が大好きらしく
松枯れでアカマツが消えていくのと一緒に
数が減っているらしいのです。

さて里山周辺ではどうなんでしょ?

森林公園なんぞは、後生大事にアカマツを保護しているので
いっぱい咲いているのかな?



モチツツジの由来は
写真でもわかるように顎などにくっついている
ちょっと白っぽい腺毛。

これが結構ベタつくんです。
触ってみるとよくわかりますよ。

一度お試しあれ。離れなくなるかも?



じゃぁ、なんでベタつくの?ってな疑問が湧きませんか?

なんとこのベタつきで花を食べにやってくる虫さんたちを
くっつけて動かなくする目的らしいのです。
自己防衛ちゅうわけ

上から花粉目指してやってくる連中は大歓迎。
でも下からコソコソとやって来る奴らだけは
徹底的に腺毛で捕まえる。

あんたはエライ!

そしてなんとこの腺毛に捕えられた虫を狙って
やってくる虫さんもいるらしい。

モチツツジカスミカメというカメムシの仲間

彼らにとってはこのベタつきなんてへっちゃら
自由に歩き回って捕まえるらしいですよ。

あんたもエライ!

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そして一度は見てみたいなぁ~!!

調べたら必ずモチツツジの腺毛付近にいるらしいです。
でもちっちゃくて(4.5mm)緑色だから
分かりにくいかな?

hideさんは見たことあるかなぁ?

抜群の器量よし

「器量よし」ってのはきっとこんな娘(コ)のことを言うんだろうね~!


上下ともメスの『ツバメシジミ』ちゃん。最近このブログで話題の「オヘビイチゴ」で吸蜜中。



でもオスの『ツバメシジミ』君のことは、器量よしとは言わないだろうな~・・・と思って、念のために広辞苑で調べてみました。

器量」という意味は ①人間としての大きさ、才能、品性など・・・この場合は、器量があるとかないとか、乏しいとか大きいなどと使う。②顔かたちのよしあしを表わす・・・器量がよい、悪いと使う。

じゃあ②の場合は「美男子」のことを現代用語だと「イケメン」って言うことかな?
個人的には「イクメン」くらいは許すけど、「イケメン」って言葉はきらいっす!えっ単なるヒガミじゃんて? ちゃうちゃう~!
そもそも単語として間違えてるし~ ・・・イケメンは普通、単一の人物に対して使っている単数形。本来は『men’s』、すなわち『複数の男の~(物)』という意味、つまり複数形でしょうに!

そもそもが短縮言葉ってのがキライなんじゃ!日本語を大事にしないし、たいして忙しくもないのにやたら短縮ばっかしして!
どうしてそんなにイケメンに反応するかって?・・・どうせおいらは「ジミメン」だい!ふんっ!

ゲロゲ~ロ

田植えの頃に出てくることからサナエ(早苗)という名前がついてます。
その中でも小型のコサナエ属の仲間に入るのがこの『タベサナエ』で、腹長は30~34mm。

ちなみに和名や学名( Trigomphus citimus tabei )の「タベ」とは、この幼虫の発見者の田部正親氏に献じられたものなんだそうな。

とはいえ、この里山では田植えなんて気配が全くない4月の10日前後には現れてくれます。
シオヤトンボに続いて2番目に現れる「春を運んでくるトンボ」なのであ~る。
今年も暦どおりにピッタシ4/10に発見!自然ってすごいね~! 

こちらがメス

そしてこちらがオス 色の違いがわかるでしょ!

仲良くしてるとこんな感じ

メスを正面から撮ってみました。可愛い顔してるけどどこかで見た顔!?

そう!この『ニホンアマガエル』にそっくり! 

サナエの仲間は左右の目が離れているのでカエル君にそっくりなんです!


WANTED

ここ里山付近にはアナグマがいるぞ~!という噂は眉唾じゃなくってホントにホントでした!

「うわ~、出た~!」走行中に見つけて、慌てて車から飛び出して興奮して撮ったのと、相手のスピードに付いていけなくてピンボケってのが情けなや!・・・トホホ!!




でも間違いなく『ニホンアナグマ』君!里山のすぐ近く灰の木のトイレ付近で見つけました!


 側溝に逃げ込む前に、2~3秒ですがこちらをジ~ッと見てました!


ハナアブ君たち

オヘビイチゴ」に集まる虫たちの中にはハナアブの仲間がたくさんいます。
ハナアブってのは双翅目(ハエ目)の仲間で翅が2枚しかなくて、翅が4枚あるハチの仲間とは別種になります。もしかしたら模様はハチに擬態かな?

双翅目にはアブとかハエも含まれますが、2枚しかなくてもそのすばしっこさは抜群!ちなみに後の翅は何もないわけじゃなくて「平均棍(へいきんこん)」という棒状の突起になっています。
平均棍については、以前 当ブログに掲載した「平均棍(へいきんこん)ってスゴ~イ!」をご覧くださいませ。

ハナアブはアブと違って人を刺すことはありません。だからアブは憎たらしいけど、こちらは安心して撮るのに専念できるのがすっごくうれし~いっす!
今回はそんな愛らしいハナアブ君たちを紹介しましょ。

ホソヒラタアブ

アシブトハナアブ

ナミホシヒラタアブ

バラ科ヘビイチゴ属

あまりいい写真がないので
遠慮気味に掲載

こちらが「ヘビイチゴ

hideさんのオヘビイチゴとずいぶん
似てますよね。

でもその気になってよぉ~く見てみると
違いがハッキリ

hideさん、そして皆さん

投げ出したりなんかしないで
比べてみてくださぁ~い!

小葉がこちらは3枚・・葉っぱが三方向に
分かれてるでしょ

でも「オヘビイチゴ」は5枚なんです

花もこちらは一つ一つ
「オヘビイチゴ」はまとまって咲きますよ

そして赤い実が・・ちょっとだけだけど
もう顔を出しています。




オヘビイチゴが満開

今、里山で真っ盛りに咲いてるのは『オヘビイチゴ
昨年秋に撒いたレンゲの発芽が絶不調で、おととしの種がパラパラ咲いているだけでガックリ!
でもこのオヘビイチゴはジャンスカ咲いております。
ヘビイチゴに似ていて、大きいのでオヘビイチゴ(雄ヘビイチゴ)の名があります。

一見するとヘビイチゴの花が咲いているようですが、いくら待っても、赤いイチゴはできませぬ。
なぜなら同じバラ科の花であっても、ヘビイチゴ属ではなく、キジムシロ属なんだってさ!

トンボやチョウなどよりも、はるかに種類が多くて類似種が多いのが植物!とても覚えきれるものではありませぬ!もう調べるのはうんざりじゃ~!

ということで、今回はその花に集まる虫を紹介してみましょう。


こんな感じでドバ~っと咲いております。


よく見かけるのは『セイヨウミツバチ


クロハネシロヒゲナガ』のオスも吸蜜


ハムシの仲間


モモブトカミキリモドキ』のメス お腹が大きいからもうすぐ産卵?

ビスコッティと里山ティ

これはイタリアのお菓子で『ビスコッティ』と言います。この菓子のふるさとであるトスカーナ地方では「カントッチョ」と呼ばれ親しまれている固焼きビスケットだそうな。


この日、最後に来た「ジェイソン」さんにクイズを出してみました。
「このビスコッティっていうお菓子は、ここにいる誰かの手作りだけど誰が作ったか分かる?」
彼は皆の顔を見回したあと「Benjaminさん!」とズバリ言い当てました!「じぇじぇじぇ~!どうして分かっちゃったの?」 「この中で一番そうじゃないと思ったから!」 さすがクイズ王です!

そうなんです!私も長年付き合っているけど、彼のこんな才能を知りませんでした。「いやいやこんなもの単に混ぜるだけだから~!アハハ」と謙遜しておりましたが何の何の!これがまた今日の手作り紅茶に、何ともピッタリ合うんだよね~!!

そして、このビスコッティを作るきっかけとなったのがこれ!えっ?これって佃煮じゃん!ちゃうちゃう!ちゃいまんがな~!


ここでこの「手作り紅茶」のことも紹介しなくっ茶ね!
この紅茶の原材料は何と里山産のお茶!
紅茶と緑茶ってちょっと作り方がちがうだけで、元々は同じお茶だってのは知ってるよね?
簡単に言うと、摘んだ葉を加熱して発酵させずに乾燥したものが緑茶。
発酵させてから乾燥したものが紅茶。
ちなみにその中間で半発酵の状態で乾燥させたものがウーロン茶なんだってさ。
さらについでに、発酵というのはお茶の成分のカテキンの酸化のことらしいね~。

さて本題、今回の紅茶は現在まだ仮名称の「里山ティ」。
製造元は子育て大奮闘中のmixsenseiちゃん! 本人は「まだ試作途中の味かな?」と謙遜しておりましたが、なかなかいい香りだし、かなりいけますぞ!
さらにここ里山で飲むことによって、うま味成分が倍増する珍品なのであ~る! 
皆さ~ん!隠している才能や秘術はジャンジャン惜しみなく出してね!私にゃ残された時間がそんなにないんだからさっ!知らないままじゃ心残りであちらに行けやしね~からさ!



まだ試飲してない方は早めに「里山喫茶」へどうぞ!美女連のオネイサマたちもお待ちしておりま~す。おっと、お土産に持ってきて頂けるなら紅茶用のお菓子は洋菓子でも和菓子でもいいぞ~



変身するにはまず衣装から

kunichanの言うとおり!ホントに昨日のニュースで見たジャイアンツのユニフォームはカッコわり~! 最初は野球場にサッカーチームがいるのかと思っちまったわい!
これだけダサイと逆に感心してしまいます。
もしかしたらジュビロ磐田も気分転換でこんなユニフォームに変えたら変身できちゃうかも?!
・・・そもそも開幕前はダークホースって呼び声があったでしょ? とにかくグワンバレ~!



それに比べると、この『キンモンガ』の一見地味だけど目立つ配色は、チョウ並みに美しか~!
明るい所をヒラヒラ翔ぶし、花にも吸蜜してチョウの如く振る舞っておりますです。ハイ!


初物ってすっごく得した気分!

この『ツマグロトビケラ』は漢字で書くと「褄黒飛螻」・・・漢字だけだと何だかすごい恐そうなイメージ!


トビケラの多くは渓流の水生昆虫で、ここ里山ではどれも見たことなかったけど、「クロスジギンヤンマ」の羽化を探していたら葉っぱの陰に隠れているのを見つけちゃった!
私にとっては初物すなわちハナマルじゃ~! ラッキー!
成虫の多くは夜行性らしいので見つけにくいだけ? もしかしたら他の種類もいるのかな?ムヒ! 


史前帰化植物

ハハコグサ

漢字で書くと母子草

なんでこんな名前になったんだろうね。

調べてみたんだけど、これだっちゅう定説は
ないみたい。

まぁ名前の由来はともかく
この花と葉っぱを見るとなんとなくホッとして
暖かい感じがするんですネ。

私にとってはそんな雰囲気が母子草の
イメージなのであります。


ちとピントが今一つなのでお許しを!


さてこの植物、春の七草のひとつ

ゴギョウといいます。

もともとは日本の植物ではないらしく
麦とともに東アジアから日本に入ってきたと
言われる史前帰化植物

遥か昔に入った外来種なのでありま~す。

でも今はすっかり日本にもなじんで
わがもの顔に里山を占領していますよ。

花コラボ


この季節

里の家の庭園は花盛り

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カラスノエンドウちゃんと
ハルジオンさんが仲良く
日向ぼっこをしてました。

そしてよぉ~く見ると
右奥に小さなスズメノエンドウ

ちょっと遠慮気味かな?


でもキレイと思えるのはあと少し。

5月に入ると草だらけになって
人間にとって邪魔になってくるのです。

さて虫さんのためにどこまで残すか?
それとも人間様のために徹底的に刈りこむか?

葛藤が始まるわけ。




黄色のトンボ

最近の里山は黄色のトンボが真っ盛り!どこもかしこもこの3種!


これはご存じ春一番から翔んでる『シオヤトンボ』 
まだ最近羽化したばかりなので性別は不明です。
サイズは尾(正式には腹部といいます)を入れて42~46mm。


こちらもシオヤ・・・じゃなくって『シオカラトンボ』 この日シオカラの第1号で羽化したばっかしのピッカピカの若者!
成熟してもこのままの色だったらメスなので、そのときは別名を『ムギワラトンボ』ちゃんに変名!

シオヤによく似てるけど、尾が長いし胴体もスリムでしょ?!シオヤがずんぐりに見えるでしょ?
さらに細かい点では「縁紋」の色がちがうのに気が付いた?
サイズは50~55mmとシオヤよりも尾が長い分?でっかいっす!


こちらは『タベサナエ』というサナエトンボの仲間。今年は例年よりも確実に数が多いっす!
サイズは42~45mmとサナエの中では小柄なタイプ。

それにしてもなぜトンボのサイズって、腹部を含んだ本と含まない本が混在するんだろう?
ややこしくってしょうがね~・・・プンプン!

ちょっと出てスッキリ!


少し前に新芽の展葉を探していたら
その展開の仕方が面白くてちょっと撮影

その時は一体ぜんたい、この木が何なのか
私にはさっぱり見当がつかなかったのですが

本日、タカジィと一緒に見て
もしかしてこれは・・・・

コブシ

ではないかとの結論に至ったわけです。

おかげでちょっとスッキリしたぁ!ふぅ~!


だとしたらとっても貴重

だって里山で発見した第一号
これ一本しかないのだから


でもまだ花が咲いたのを一度も見たこと
ありません。

早く咲いてくれぇ!


待ちに待った春が来たぁぁぁ
まずはこんな風に開き始めて

う~んまだまだ!あと一息じゃぁ~


フゥ~やっとすっきり

そして今はこんなに大きく成長しました

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これで笠木 透(唄 高石ともや)の
「私の子供たちへ」を思いっきり
里山で歌えるかな?

えっ?そんな歌知らない?
でしょうねぇ。

何十年も前の超マイナーな曲だもんね