学力テスト Vol.336-4 その解答 スズメ

 スズメ

このブログに「スズメ」が主役として登場するのは初めて! 今回のクイズの真打ちでもあります。まずはじっくりと写真をご覧あれ!!

と或る日のこと、スズメ君が河津桜に来ました!
おっと、これはもしかしたら例のあのシーンが撮れる大チャンス~~!!


そうです、「花ラッパ」はスズメでもやるのかどうか?
いや絶対にやるはず!という、前々から思っていたことの大検証!! 
おおっ、やっぱり、やってる~


ニュウナイと同じスズメ科スズメ属なんだから、同じ行動をやって当たり前!
おおっ!! 来た来た~~ でもこれじゃ顔が見えなくてダメ~ 使えません!


やってる、やってる~~ でも正面じゃ、出来映えがちょっとイマイチ~~


そしてついに!! よ~やっと、狙い通りのショットが撮れた~~

フィ~~~、疲れた~~ このショットのために300枚以上も撮っちまったい!
昔の銀塩カメラだったら、フィルム代も現像代も高くて、とてもじゃないけど、こんなの狙えません!!

今回の一番下の狙い通りの1ショットが、もし♀のスズメだったら、「“ポッペンのお鈴”ってのは、わちきのことでありんす~」って言うかな? 
バラを咥えるよりも、ずっと様になってるよね~!

・・・というわけで、これからは「ポッペンすずめ」または「ビードロすずめ」と呼ぶことにしました。

ところで「ビードロを吹く女」って知ってる? 記念切手にもなってる、あの喜多川歌麿の有名な美人画のことですがや~ そして、ポッペンとはビードロのことなのです。

ちなみにですが、フラメンコのダンサーはバラを咥えながら踊るというような事は一切しないんだってさ!

P.S. 名前の由来について
奈良時代から「すずめ」「すずみ」と呼ばれていました。「すず」はシュンシュンという鳴き声、「め」は小さいという意味。 「鳥の名前」大橋弘一著









学力テスト Vol.336-3 その解答 ニュウナイスズメ

 ニュウナイスズメ

これは、つい最近までいたレンジャクだろうって?

ノンノン! スズメです・・・おっとただのスズメじゃございません。
れっきとしたニュウナイスズメの群れなのです。
ちなみに、レンジャクが「連雀」と漢字表記で書くのは、こんなふうに雀のように連なって電線やアンテナに止まることからきているのでしょう。

こちらがホンモノのヒレンジャクとキレンジャクの混群

ニュウナイスズメ君たちは冬鳥。

今シーズンは例年と異なってほとんど姿を見ませんでした・・・というよりも、見たのはたった1羽のみ!! カモたちも少なかったしね! まさか温暖化の影響? だとすると来期も心配になります。

桜が咲く頃まで残っていて、こんなことをします。

題して「花ラッパ」何だか大正時代を思わせるような古めかしい言葉です。
まあ、撮っている人たちに高齢者が多いので仕方ないのかもしれませんがネ!

こちらは♀

花ラッパではなくて「カルメンスタイル」と呼ぶ人もいるんだそうな。
サクラの花をバラに置き換えて、オペラのカルメンを連想したんでしょうね~
何故こんなことをするのかって? これはサクラの花の付け根に蜜があってそれを吸っているのです。

最後になったけど、ニュウナイスズメの名前の由来について。
江戸時代にもすでに「にうないすずめ」とか「やますずめ」と呼ばれている。
そのはるか以前の平安時代の枕草子に「かしら赤き雀」として登場する「にふない」はニイナイ(新嘗(にいなめ)すなわち新しい穀物のこと)の変化と思われる・・・「鳥の名前」 大橋弘一著より

それとは別に「にふ」とはホクロのことを指し、にふ(斑)が無いスズメの意味という説もあるようです。





学力テスト Vol.336-2 その解答 ホオジロ 

 ホオジロ

眼の後ろ(この場合は耳羽(じう)といいます)が黒いのは♂です。

まず、初歩的なことから。ネットでもたまに見かけるけど「ホウジロ」 ではありません。 これが意外と間違えるんだよね~ 正解はホオジロでござる。 頬が白いのでホオジロ。 頬は「頬が落ちる」とか「頬が緩む」という、ほっぺたのことだから「ほお」か「ほほ」が正解で「ほう」とは書かないのです。くれぐれもお忘れなきように!

耳羽(じう)が褐色なのは♀

理屈っぽいけど、こうやって覚えておくと忘れないし、「あれ?どうだっけ?」という時に確信が持てるのです。些細なことだけど、人生なんて細かい積み重ねだからねっ!

せっかくいい写真を載せていても、名前を間違えてると「なんじゃこりゃ~」と思ってしまうのは、決して揚げ足を撮っているからではありませぬ。デヘッ

ホオジロのオノマトペは「一筆啓上仕り候」だとか「源平つつじ白つつじ」といいます。
おっと、オノマトペって何じゃって? フランス語で擬音語とか擬態語のことです。
鳥用語なら単なる「聞きなし」のこと。
もったいぶらないで、最初からそう言えって?!・・・そりゃそうだネ!

右の方角に声をいっぱい張り上げて・・・

私がビギナーの頃は、この聞きなし通りに聴こえなくて、仕方なく丸暗記でした。今、自分がビギナーに教える時には、そうではなく「自分で聴こえたような言葉に置き換えると覚えやすいですよ!
」と伝えるようにしています。

左に回転して後ろにも、よ~く聞こえるように!!

例えば、Aさんがこの囀りを「○×○×△◆◆」と聞こえたなら、それを自分のノートに書き留めておいてもらう。「ピヨピヨ」というような鳥の声では効果が発揮できません。意味のある日本語にです。自分の感性で考えた日本語です。
YOU TUBEでホオジロの声を聴きながら、その日本語を反復してみます。
そうすると、次に聞いた時に「ああ、これはホオジロの声!」と理解できる可能性が高い! 少なくとも図鑑に書いてある「聞きなし」よりも覚えます。

これを数人に試してみたところ、効果抜群!! ぜひあなたも試してみて下さいまし。

追伸:先日、NHKの「ヒューマニエンス」を見ていて、こんなのを見つけました。
YOU TUBEで踊るオウム スノーボールを検索してみて下さい! 
マイケルも真っ青!!




学力テスト Vol.336-1

 さてさて、今回の生きものは、名前が3~8文字ですが、すべてをほぐして表記してみました。この中に3種類が含まれています。当然ながら不要の文字もチラホラと。

同じ文字がダブっていますが、どれも必要です。だから使えるのは一度だけ!

ア・イ・ウ・エ・オ・ジ・ス・ス・ズ・ズ・ナ・ニ・ハ・ホ・メ・メ・ュ・ロ


上記のクイズとは、全く関係がありません。

メジロたちがいろいろな花に吸蜜に来ます。どの蜜が一番おいしいのかな?!

河津桜

ソメイヨシノ

白梅

紅梅

学力テスト Vol.335-4 その解答 シマアジ

 シマアジ

そろそろ「シマアジ」の渡ってくる季節です。

カモなのに、今頃渡って来るってどういうこと? ・・・って思った人は大正解!
いい勘をしてますね~。
シマアジは沖縄辺りでは少数が越冬するけど、それ以外は春と秋に日本を通過する渡り鳥!
だからこの時期じゃないと見られないのです。

♀や♂のエクリプスだけだと見落としちゃうかもしれないけど・・・

その隣に、こんな伊達男がいたら一発で名前が判明!

こんな素敵な、かつ凛々しい眉をしたダンディなんて、そうそういるもんじゃありません!

どうです? この華麗でシックな着こなしは!

♂が2羽なんていう豪華なチャンスも時々ありますよ!

残念ながら私は見逃したけど、浜松でも最大で1ダースもいたことがあったんだって!

その昔、エノケンがこんなのを歌っていましたね~…『♪ オレは村中で一番 モボだと言われた男~ ♪』 

さてさて、日本に滞在している間にモガを口説き落とせるかどうか!
※歌詞については、検索して最後までお読みくださいまし・・・意外な結末が!!










学力テスト Vol.335-3 その解答 トモエガモ

 トモエガモ

この独特な「巴模様」の顔がたまらなく魅力的 
さりげない肩羽根のアクセントが憎いね~

昨年、大みそかに佐鳴湖に登場・・・人を怖がることなく10mの至近距離で見ることができました!

正面顔も独特

後頭部は白線がX字型になっています。

美男子は何をやってもさまになる~~ パタパタもカッケ~!!

ハグルマトモエ

トモエという名前が付く動物が他にもいます。それは「ヤガ科」の中の「トモエガ亜科」。
この中にオオトモエ、オスグロトモエ、カキバトモエ、シロスジトモエ、ハグルマトモエと5種類います。 

写真はその中でも一番、巴模様がくっきりしている「ハグルマトモエ」を選んでみました。
どうです? そこらのチョウよりも、ずっとカッコいいでしょ?!

巴模様は日本の伝統的な文様で、いろいろなバリエーションで家紋に使われたり、太鼓の模様や、瓦などにも・・・なのに、自然界ではトモエガモとヤガ科 以外で見かけることがないのです。




学力テスト Vol.335-2 その解答 コガモ

コガモ

今回はコガモ♂の換羽の工程を詳細に比較してみました!!

これは2021年の11/17 この中には換羽開始直後のものが多くいました。

その中で、もっとも♀に近い個体

顔にほんのりと赤みが差し、脇腹の一部にもさざ波模様が発生するなど
ほんの少しだけ換羽を開始しています。


この個体は顔だけがかなり換羽が進んでいますが、脇腹はまだうろこ模様だけで、細かいさざ波模様は出ていません。

顔の換羽はほぼ終了できれいになっていますが、
脇腹はうろこ模様とさざ波模様が混在しています。



脇腹はうろこ模様がだいぶ消えて、さざ波模様がほとんど。
しかし肩羽はまだまだ。

脇腹もほぼ完成 残すは肩羽のみ

ほぼ完成形に近くなりました。あと一息!

こちらが完璧なフォーマルスーツ
こうなるのには、どうやら1ヶ月半から2ヶ月ほど掛かるらしいね。

鳥の羽根は傷みやすいので、大型のツルや猛禽類などを除けば、年に2回は換羽をします。カモの♂の場合も年2回。

最上段の写真では、すでにかなり換羽が進んだ個体もいるけど、いろいろ調べていくうちに分かったのは、どうやら遅れて生殖羽になるのは若い個体だということらしいのです。

※水面採餌ガモは生まれてから繁殖可能になるまでの期間が1年! ・・・ルリビタキの♂が完全成鳥の美しい羽根になるのに3年ほどかかると聞いているので、これとは大違い!!

だから、この写真の中には成鳥のエクリプスから換羽しているものと、前年の繁殖期に生まれた若鳥が第一回冬羽から生殖羽に換羽している写真がごちゃ混ぜになっていると思った方がいいようです。

Ad♀や♂の幼鳥と♀の違いは図鑑で見ても頭がクラクラしてくるので、ここらでもうお終い。※今回は換羽の過程を見るのが目的なので、成鳥と幼鳥が混じっていても構わないんだけどね。

それと、繁殖地へ帰った場合には♂は身の安全のために目立たないエクリプス(非生殖羽)に換羽するけど、その場合は、風切り羽根を含めたすべての羽根を対象とした完全換羽で、1ヶ月ほどまったく飛べなくなるくらいの換羽の方法を選びます。
猛禽類やいろいろな外敵もいるだろう繁殖地での、この選択もすご~い!

ということで、秋に日本への渡り → 生殖羽へ換羽(部分換羽)で♀をゲット → 繁殖地への渡り → エクリプスへの換羽 → 秋に日本への渡り・・・の繰り返しと、かなり忙しい生活を送っているようです。

あまり身の危険も感じずに、気ままにボーっと生きているオイラにとっては信じられない忙しさ! 鳥ってホントにすごい生活をしているんです。


学力テスト Vol.335-1

 浜松の「フルーツパーク」では、この時期になると「国内最大規模の400本のアーモンド」が咲き始めています。ちょうど、そのすぐ近くのクロガネモチにレンジャクが来ていたので、「そんなゴチャゴチャしたクロガネモチよりも、この花に来てくれた方が絵になるんだけどな~」と、よからぬ下心を持って待っていましたが、絶対に来る筈もなく、仕方なく飛来した虫たちを撮ってきました。

ここ数年は、虫たちの撮影から遠ざかっていたので、撮れているかどうかはパソコン画面で見るまで不安・・・鳥に比べて、ものすご~くちっちゃいから、ピント合わせが結構難しいんです。

セイヨウミツバチがいっぱい

そんなにおいしいのかな?

ビロウドツリアブも長い口吻を使って吸蜜

さて本題。今回は、ガンカモ調査の中でも難関の♀特集 その2です。と言っても、特徴をしっかりと覚えておけば識別はそんなにむずかしいことではありませぬ。

ただ、歳を重ねるにしたがってメンドクサイことを回避したくなるので、そこらとの折り合いが難しいんだけどねっ!

A

B

C


学力テスト Vol.334-6 その解答 ハシビロガモ

 ハシビロガモ

英名では「Shoveler」すなわち、シャベル(スコップ)を使って働く人・・・という意味です。これは単純でつまらない和名よりも、英名の方がユーモアがあって、こちらに軍配! 


 さらに学名を調べてみました。「Anas clypeata」。学名は最初が「属名」で「Anas」はカモのこと。次が「種名」で「clypeata」は盾で武装するということで、ハシビロガモは「盾で武装したカモ」。嘴があまりにも立派なので盾を連想してるのかな? とにかくすごい発想のネーミングです!

その「盾」の裏側をじっくりと、どうぞ!

他のカモには見られない見事なフォルム

さてさて、ここらが♂の換羽開始直後

同じ個体の変化を撮っている訳ではありませんが・・・

こんな感じで変化していくというのは理解できると思います。

ビシッと決めたフォーマルウェア これが完全な生殖羽です。

エクリプスから生殖羽への変化を「サブエクリプス」というらしいけど、この用語は海外でも使われていないらしく、誰が呼び始めたのかも不明。
だったら日本語で「換羽途中」と一言で片づければいいものを、フン! 
おバカな政治家たちが、やたらにカタカナを連発してるようでヤダね~!

結果はこの通り。彼女のキビシイ審査をクリヤーして見事に難関突破!

3月に入ったらシベリアへ新婚旅行です。

11月になったら、元気な子供たちを連れて帰って来いよ~~!!