今年最後の・・

今年も終わろうとしている、ある日
                里山のビオトープには、氷が張っていました。
今年最後の園外保育
2,3,4歳児の子供たちがやって来ました。
里山には忍者が住んでいると信じる子供たち
なぜか「おじちゃんは?」と尋ねてきました。
「Kさんなら今日はおやすみですよ」
「おばあちゃんは?・・・」
次々と質問攻め。



先発の保育士さんが、かまどで豚汁作り!
心配していた火起こしも大丈夫!
たくさんの野菜を鍋に入れて、豚汁は完成。
子供たちは、持参のおにぎりと、先生が作った豚汁に
舌鼓をうって?いました。
クリスマスリースは、元旦リースに生まれ変わりました!
今年も多くの方が里山にいらっしゃいました。
明日から、里山をもっと愛していただけるよう
みんなで、力を発揮していきたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。









継続は力なり


このブログも2月下旬から始まって、投稿数がこれで885回、ヒットした回数ももうすぐ3万回!イッチョマエのブログになってきましたね~!
これも豊かな自然、楽しく個性的な人たち・・・という、ネタに事欠かない色々なことがあったからこそ、ここまで継続できたのではないかと思いますね~。ホント!すべてに感謝感謝!





里山を維持管理するのって、すっげ~大変ですよね~!でもそれを継続してくれているからこその、自然の多様性が維持できているわけでありまして、結果的には虫がいっぱいで、いつもたらふく食べることが出来て皆さんの努力には感謝の言葉もありません・・・と鳥たちを代表して『エナガ』君、『シジュウカラ』君、『ヤマガラ』君たちが申しておりました。ハイ!
みなさ~ん 来年もヨロピク!

ストレスなんてどっかへ飛んでけ~!

政権が代わって自民党は例によって公共投資をバンバンやらかすらしい!
こうなりゃ、こちとらもヤケクソでジャンジャン金を使って遊ぼうか!って言いたいところだけど、そんな金はどこにある? 暇ならいくらでもあるんだけどな~・・・ショボッ!

せめて気分だけでも小金が使えるように、これからたくさん貯まるように・・・の願掛けをしながらこんな写真をお届けすることにしましょう。


コガタコガネグモ


チュウガタコガネグモ


コガネグモ


ナガコガネグモ

どう?これだけ「小金」を見たら少しはリッチな気分になったかな?
なったところで、たまにはパ~っといきましょ!パ~っと!!
ご協力いただいたのはコガネグモの仲間の皆さんでした。

ここでちょっと訂正と追伸。
「小金」ではなくって、「黄金」が正しい漢字です・・・多分! 
どうも小金しか見たことないので、発想が乏しくて・・・

冬芽シリーズ第二弾


ふさふさの冠をチョコンと載せて
少し物悲しそうな顔してるネ・・・

誰かをずっと待っているのでしょうか。

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ウルシ科 ヤマハゼ
冬芽と葉痕


ヤマハゼの冬芽は毛で覆われています。
やはり少しでも寒さに耐えるためかな?




これでもか~! その2

TVによく登場する、マレーシアなどにいるランの花にそっくりな「ハナカマキリ」とか、木の葉そっくりな「オオコノハムシ」のような腰を抜かすようなものすごいのはいないけど、里の家にもそれなりの擬態の名手が揃っておりますぞ。
こちらは『シロスジナガハナアブ』。ハチじゃありませ~ん!
こんな複雑な帯模様を持つ美しいハナアブもそうそういるもんじゃありませんね~。えっ、美しくなんかないって? 私って美的感覚が少しずれてるのかな~?いやいやそんなこたないっす!片桐はいりちゃんだって美人だし・・・ でしょ?!



これを見つけた時は一瞬「あれ?こんなアシナガバチっていたっけ??」と思っちゃいましたぞ!
先回の「スズキナガハナアブ」と比べてどっちがすごい? これは今年6月に里の家の縁側に来たのを見つけてカシャっと撮ったけどこれ1枚きり!グギ~、もっと撮らせてくれ~!
本によれば、捕まえると腹部を曲げて刺すような仕草をするんだって!一瞬でどこかに翔んで行っちゃったもんで、それを体験できなかったのが残念なり~!
翔ぶことにもアシナガバチに擬態しているらしく、肢を長く垂らして大きな羽音をたてて翔ぶ姿はハチそっくりなんだってさ。今回はそんな大事なことも気づかなかったわい!
そこまで念入りなら、天敵の鳥も絶対に騙されちまって素通りしてしまうことでしょう。

こんなのがいろいろ見られる里山ってのは、今更ながらだけど ホントにすご~いところ!・・・そう思わない?思うでしょ!

冬だから・・


と言うことで

冬芽と葉痕シリーズ第一弾。

しかし何と言っても「マクロ限界ありカメラ」
なので、ここまであたりが精いっぱい
お許しを。


これアジサイ・・里の家に数株

こんなの見てもつまんなぁ~い!と思ったりせずに
ごゆるりとご鑑賞くださいませ。

おねげぇしますだぁ!!お代官様ぁ~


よ~く見ると大きなとんがり帽子の下に
カワユイお顔が・・・

なんてぇ~風に見えてきませんか?

そんなのを探すのがオモロイのです。

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ここでちょっと解説。


● 冬芽(ふゆめ)・・春に葉っぱや花になる場所

● 葉痕(ようこん)・・葉っぱの落ちた痕

● 維管束痕(いかんそくこん)・・葉痕の中に目や口のように見える点

となります。

これだけで木の種類がほぼわかるわけ。

葉っぱや花のない、つまんない?冬には
冬芽探しがおススメで~す。



学力テスト Vol.34

いよいよ年の瀬も押しせまってきましたね~ 皆さん、ここにきて体調などをくずさないようにね!
さてさて、今年最後のクイズは鳥の名前を当ててもらおうかなっと!次に書いてある漢字は何て読むかわかる?答えがあるから調べなくても繋げるだけの誰でもわかる簡単クイズ!
何となく雰囲気でわかるヤツもあるだろうから消去法で行くと簡単かな?
答えの書き方はいつものように ①-〇〇 というように書いてコメントをしてちょ!

①鶫 ②斑鳩 ③黄鶲 ④鶚 ⑤鸚哥 ⑥鴾 ⑦不如帰 ⑧山翡翠 ⑨鴛鴦 ⑩魚狗 ⑪山雀 ⑫鷽 ⑬閑古鳥 ⑭伽藍鳥

ヤマセミ、イカル、ペリカン、インコ、カッコウ、カワセミ、トキ、ツグミ、キビタキ、ミサゴ、ホトトギス、オシドリ、ヤマガラ、ウソ

さてさて、クイズとはぜんぜん関係ない話。
今回紹介する『ヒガラ』君も初登場!秋冬になると、ごくタマ~に里の家に姿を見せます。


大きさは11cmと、同じ仲間のシジュウカラの15cmの約70%で、まあ言ってみりゃピンポン玉に頭としっぽがついてると思ってね!それに体重は500円硬貨1枚(7g)とほぼ同じ。
遠目からでも喉の下が蝶ネクタイで、ネクタイ模様のシジュウカラと区別できるけど、よ~く見ると頭のてっぺんがチョコンと寝癖のように羽がとんがっているのがチャームポイント!
とにかくチョコチョコと目まぐるしく動き回るので、じっくりと見るのはとっても大変!



名前の由来についても調べてみました。ヒガラがはツツピンと鳴くので、昔は ヒンと鳴くカラ類と呼んでいた。その「ヒンカラ」が 「ヒガラ」に転じとか・・・ホンマかいな?

里山で一本だけの花


皆さん御承知のサザンカ

里の家にも一本だけ植えられています。


サザンカ サザンカ 咲いた路
焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き

この歌、サザンカの咲く季節をぴったり
と表現してますよねぇ。


ツバキの仲間だけどツバキと違って
花がボトッと一つまとまって落ちません。

花びらが一枚一枚散っていきますよ。


学名は Camellia Sasanqua

そして日本名は サザンカ(山茶花)

もともとは、茶山花と書いてササンクワと読んでいたらしいです。


このあたりにあるのは全てが園芸改良種
自然状態で生えているサザンカを
一度は見てみたいものです。




これでもか~!

ハナアブの中でも最高級にスズメバチやアシナガバチにそっくりさん! 
こんな素晴らしい「ベイツ型擬態」をしているのが『スズキナガハナアブ』。
里山では数年に一度見かける程度の珍虫です。

触角や複眼の模様がハチとは違うのでダマされなかったけど、それ以外だったら完全にダマされちゃいます!
こういうのに出会うと、感動を通り越して笑っちゃうしかありませ~ん。


皆のもの~ 天神様の使いじゃ~!

ブログの表紙にクモの写真が連荘!それもヤケクソみたいにでっかいのはなぜ?
そろそろクモも定番として迎えられたってことかな~? じゃあ遠慮なくジャンジャン載せることにしましょうぞ!
まあ表紙のことはkunichanにお任せして、さきほどの『ウソ』の続き。

35年ほど前に大宰府から買ってきた「木うそ」

「ウソ」でこんなのを思い出しました。
我が家の人形ケースに大事にしまってある太宰府天満宮で買ってきた「木うそ」。
鷽(うそ)という字が学の旧字『學』に似ていることから「天神様(菅原道真)の使い」とされる説もあり、鷽を模した木彫りの人形「木鷽(木うそ)」が土産になっています。
 これは「鷽替え神事」が過ぎてしまった2月に買ったものなので、どなたとも交換しておりませぬ。だから知らず知らずについた嘘が残っちゃっているという、ありがた~い「木うそ」!
誰か交換したい? ・・・ウソウソ!ちょっと言ってみただけ!

下記はネットからの引用です。ご参考までにどうぞ
「鷽(うそ)替え神事」は、福岡県の太宰府天満宮で行われる神事で参加者が木彫りの鷽を交換し一年間の幸福を祈念する当宮の特殊神事。
「替えましょ、替えましょ」の掛け声のもと、暗闇の中で手にした「木うそ」をお互いに交換し取り替えます。これは、知らず知らずのうちについたすべての嘘を天神さまの誠心に替え、また、これまでの悪いことを嘘にして今年の吉に取り替えるという意味があります。

紅ほっぺ

「♪折れた煙草の 吸いがらで~ あなたの嘘が わかるのよ~♪ 」 ・・・これってイライラして消した煙草の吸がらが折れていたからってこと? もしもし?作詞家の山口洋子さん!あんたにはどうしてこんなデリケートな男心が分かっちゃうの?

これは38年前の名曲「うそ」。当時150万枚も売れた大ヒット曲なんだよね~!
中条きよしのねっとり歌唱はあまり好きじゃなかったけど、♪平気な顔で嘘がつけるなんて♪・・・この歌詞にはあこがれちゃったな~ 
だって嘘をつく時って、顔がひきつっちゃうでしょ? 声もうわずっちゃうし~・・・

これは「アカウソ」です。
里の家の庭先で撮影!!

そんなのとは全く関係のない『ウソ』。今季は11月に入ってから、何回も里の家で見られておりますね~。「うそ」というのは口笛の古語でやんす。この鳥の出す地鳴きは「ヒッ フッ」と聞こえます。
それを口笛で真似すると・・・おおっ、近くに来た~!!
さえずりも図鑑によれば口笛のような低い声で「ヒーヒーホー、ヒヨヒヨ、ヒッホッホ」などと聞こえるんだってさ! でも冬鳥だからさえずりを日本で聞くのはちと無理かな?

実はこの鳥、かわいい顔をしていてけっこう嫌われ者! というのも群れをつくってサクラ並木などにやって来て、ふくらみかけた花のツボミを食べてしまうのです。
特に北国では待ちわびていたサクラをムシャムシャ食い散らかすというので嫌がられているのです。その食い散らかしようといったらすごいっすよ!あれじゃサクラが可愛そう~~~~!
ムシャムシャは里の家では見られないけど、鳥羽山公園あたりに行くと、よくこんな光景が見られますぞ。行ったらついでに「アカウソ」という亜種を探してみてね! 写真のようにお腹がピンクでかわゆいぞ~!

すわ!化石発掘!?


・・・・ではありませんでした。

これ、我が家のベランダのコンクリート部分に
25年ほど前からあるトンボの痕跡

コンクリートが乾ききる前に落ちてしまったんでしょうね。
それ以来、ずっとお付き合いさせていただいてます。

前翅の長さは合わせて70mmぐらい
胴長は50mmぐらいかなぁ。

色々と考えてはみたのですが、
なかなかこれだ!と言う答えが見つかりません。

ちなみに我が家の周りは、住宅と公園。
よって、それほど珍しいトンボが
いるような場所ではありません。

皆さん、是非お答えを・・!





刺されてみる?

ミツバチとハナアブは擬態される側と、擬態する側の関係にあります。
ミツバチは「膜翅目」というハチ類、アリ類、ハバチ類を含むグループで翅が4枚なのに対して、ハナアブは「双翅目」というグループで翅は2枚です。仲間にはハエ・アブ・カなどがいます。

ミツバチの前翅と後翅はくっついているため、止まっていても2枚に見えちゃうんだよね~ ・・・でも、写真をよ~く見ると、おおっ やっぱり4枚あったあった~!


これは『ホンミツバチ』の働きバチ

これを識別するには、写真でもなかなか難しいけど、手で捕まえてみれば最も簡単で確実!
そんでもって 刺されたら・・・きっとミツバチ! です。試してみる?


こちらは『ナミハナアブ』で~す。よく似てるでしょ!

ハナアブは攻撃する針を持たないので、ミツバチに擬態しているといわれているようです。・・・勇気があったら試してみたらいかが? 以前にも投稿したけど、これは「ベイツ型擬態」の典型。

ホントはもっと別のところで簡単に見分けられちゃうんだけどネ!それは①触角の長さ ②吸蜜する時に出す口の先がとがっているか、ハエのようにスプーンのような形か ③後ろ足に花粉団子をつけているかどうか ・・・・どちらがどうなのかは自分で調べてみると忘れないぞ~! 
ほんじゃまた。

かぼちゃ豚汁



「大木の撤去作業」という大仕事が終わったところへ、ベリパさんがこの日のために特製の『かぼちゃ豚汁』を用意して来てくれました。これがまた美味いんだな~!!・・・愛情もたっぷり含んでいて!きっと早朝からこの料理を作ってくれたんだね!


冬至は終わっちゃったけど、この日のために調達したかぼちゃはなんといってもビタミンが豊富。
冬至にかぼちゃを食べると、風邪を引かないとか金運を祈願するという意味があるんだったよね?

調べてみたら、かぼちゃには活力を高めるビタミンB1、B2、血管を柔軟にして体の抵抗力を養うビタミンC、さらには「老化防止のビタミン」とか「若返りのビタミン」、「シミやシワをできにくくする働き」を持つビタミンEがたっぷり! 
フ~ン、それを知った上での『かぼちゃ豚汁』というレシピか~・・・さすが気配りも満点です!

そうか!「お疲れさま~、これを食べて元気になってね!」って言う言葉には、もっと里の家で働け~ってことも暗に含んでるのかな? 何でもいいけどうまいぞ!ウヒョ~! 

いつもビオトープの管理に気を配ってくれているオトウサンもちょうど来てくれました。

大福やケーキも出て、疲れはあっという間に吹き飛んでしまいましたわい!


クリスマスの正しい過ごし方

皆さんはどんなクリスマスを? 
ここに集まった連中は世間一般のチャラいクリスマスにはまったく興味のない、自然を大切にするナチュラリストたち? というよりもクリスマスにはまったくお呼びがかからないオッチャンたち!

さて、秋の台風で里の家に上がる橋のたもとの大木がなぎ倒されてしまいました。でもここは70度以上もあるという急斜面で片づけをしたくてもなかなか出来なくて今まで手つかず。
しかし、放置しておいてはせっかくの景観も台無しだし、来年の鳥の繁殖にも影響を与えそうなので思い切って片づけることにしました。
全員が参加できる日を選んだら、こんな年末で、しかも大事なクリスマスイヴ!んっ?大事なって何のこと?まあそんな細かいこた どうでもいいから軽く聞き流してね。

写真では判りづらいけど折れ掛かった根元から先端まで約10m以上で、さらにそこに太~いフジが絡みついてグチャグチャ状態!これをすべて撤去しようという計画です。下から順番に持てるサイズに細断しては撤去というひたすら人海戦術のみの計画です。さてどのくらい時間がかかるのやら・・・気が遠くなりそうですが、3時間もありゃ何とかなるかも?

今回の作業にはとっておきの秘策を考えてありました。
「こんな仕事なんかわきゃない!(訳ない)」って豪語する「柿ジイ」を総大将に指名したのです。
記録担当の私を入れて総勢6名!そうそうたるメンバーです!

足元は灰ノ木川で不安定なのもなんのその、チェーンソーを持った総大将がどんどん突撃していきます。それに続けと我がジェイソン氏も奮闘!その二人のあまりにも早いスピードにあっけにとられて見ている若者たち。

もう真ん中あたりの幹を切断開始・・・開始からここまで40分くらいしかかかっていません!すっげ~! それにしてもこの総大将のスタミナはすごいっす!やっぱり昼に酒をかっくらって仕事をしている人はちがうな~! これからは「掘谷のあぶさん」って呼ぼうかな~!

ケットラ(軽トラック)も動員して、ついに根元の一番太い所をここまで引きずり出してしまいました。その幹はジェイソンさんの胴体よりも、はるかに太いぞ~! それに勇猛果敢に突撃します。

カットした幹を道路に上げているのは体力に自信のある若者グループ!
あともう少しだ、ぐわんばれ~! うわ~、向こう岸からこっちの土手にバンバン投げ込んでくる~! それをよけながら、作業を撮りながら、片づけながらとこちらも大忙し~ 

これをクリ畑の隅に山積みにして虫たちのマンションとして再利用!・・・という気配り!我ながら、やることが憎いね~!

なんと90分ほどで、見違えるようにキレイさっぱりになりましたぞ!
やっぱり総大将の力量で仕事の進行や結果が左右されるのでありました。パチパチパチ・・・



クリスマスプレゼント!

メリクリ~!本日は恋人たちへ贈るプレゼントを用意しました。
ちゃんと皆でイエス様の誕生日をお祝いしましょうネ!


ご存じ『エサキモンキツノカメムシ』は背中に♥マークを付けた珍しい虫・・・これがラヴラヴしていたらこれ以上のハッピーはないっしょ?!


これもお馴染み『モノサシトンボ』 カップルが出来あがると、まずは二人で協力して♥の形を作ります・・これが深~い愛の証拠なのじゃ!


右のオスがメスを一生懸命に口説いている最中です。もう少しだから ぐわんばれ~!

なぜ『ナナホシテントウ』なんじゃって? 
テントウムシのことを「Ladybied  または Ladybug」といいます。
理由は背中の七つの星を聖母マリアの七つの悲しみ(the seven sorrows of the Virgin Mary)とみなした事からのようです。

マリアさまってイエス・キリストさまのオッカサンでしょ?!・・・ということで、関係は大有りじゃん!


しもやけ知らず

冷たい水の中にいても、平気な顔をして泳いでいるカモを見ると「なぜ足が冷たくても平気なの? しもやけは大丈夫?」って思うでしょ?
それには魔法があって、冷たい水を感じない秘密兵器があるからなんです。

カルガモのペア

その名も『ワンダーネット』という、簡単にいうと足の付け根に「熱交換システム」があって、体内から温かい血液が足先に流れていくときは、静脈の冷たい血液によって、低温に変化し、足先から冷たい血液が戻って流れてくるときは、動脈の血液によって温められてから体内に戻っていくのです。
え~と、もう少し説明するとですね~、ワンダーネットというのは細い血管すなわち動脈と静脈が、網の目のようにこまかく組みあわされた網状組織のことなんだってさ。よく分からないって?

とにかく、この組織のおかげで足は外気に近い低温でいても、身体はなんと40℃前後のポカポカ体温を保てるということらしいぞ~!

私にもこんなのがあればレッグウオーマーなんてのを使わなくても半ズボンで冬もス~イスイ!
さぞカッコいいだろな~! えっ気味悪がられるだけだって? ごもっともっす!

カルガモちゃんの足は鮮やかなオレンジがチャームポイントです。

そろそろ冬景色


里の家周辺もこんな感じになって来ました。

田んぼも草はらもすべて刈り取られ
栗の木は葉っぱを落として寒そう。

まだ少しだけ赤茶の木は何だろネ。

寒さはこれからが本番。

厳しい寒さが来ないと
楽しい春もやってこないかな?

私にとっては痛しかゆしなんですねぇ、これが。

でもまぁ、ここは大人!

グッと寒さに耐え抜いて
春を待つことにしますか!

鍋!魔女は煮込むよ

 寒い師走。目まぐるしく日々が走馬灯のように過ぎていきます。
 それもこれも里山のアイドル、みーちゃんの成長のおかげ。不確かで思うように生きるのが困難な時代を逞しく飄々と生き抜く魔女ガールに成長すべく、日々感覚を研ぎ澄ましてね♥
 さて里山での鍋パーティの模様、今更ですが、私もレポーーーート!

 鍋はトマト鍋と寄せ鍋。
 
 トマト鍋は現地にて鍋汁を作るとこから始めました。
 トマト缶にスパイスとブイヨンなど、そして私の念を入れ火にかけます。
 そうしている間に男性陣は鍋の具をどんどん切っていきます。
 これでいいね、と若干大きめ具材達が揃っていきます。
 そして、寄せ鍋、トマト鍋ともに出汁の湯気が上がり具を入れます。
 出汁の量の割に多め具材が投入されました。ちょっと心配…。
 作業を共にすると性格がわかってきますねえ(#^.^#)

いい香りがして来た頃、海に出稼ぎに行っていた魔女が到着。
さあ、食べよう!

 トマト鍋は思っていたよりスパイシーな仕上がり。煮込み過ぎたか、汁気がほとんどなくなってしまったけど、無理やりシメのリゾット食べました。チーズイン。
 寄せ鍋はすっかり平らげ、海からお土産をしっかり持ってきてくれた魔女のおかげで、第2弾海鮮鍋まで頂けました。
 渡り蟹♪お魚♬ そしてまだ食べるのか?と驚きつつ、シメのうどん。

満腹~ 幸せ~(*´∀`*)☆彡
 
 驚くのはここからですよ。このあと、大福と餡巻きたべたんです。
 大福2つ食べた強者も!

 寒さもなんのそのの食欲です。
 しかしながら、ここにドラム缶ストーブがあったらねえ、との里の師匠の言葉、私も賛成!
ロケットストーブもいいなあ、と妄想しました。

トマト鍋、好評だったのでレシピ載せてみます。


トマト鍋(4人分)
・ ウインナー 4本
・ キャベツ1/2
・ 人参 1/2
 鳥もも 350g
・ 玉ねぎ 1/2
・ しめじ 1パック
・ ブロッコリー 1/4株
・ じゃがいも2個

鍋だし用
・ トマト缶 1缶
・ 酒 大さじ 2
・ 水2カップ
・ コンソメ3個
・ にんにく 1かけ
・ 塩 小さじ1/2
・ オリーブオイル 大さじ2
・ 赤唐辛子 1本
・ ローリエ 3枚
・ コショウ、チーズ お好みで

鍋だし用を鍋で煮込んで
トマトの味が出てきたら、具を入れてお好きな具合に煮込んでください。
こないだの鍋会ではじゃがいもが煮えるのに時間がかかったので、先に人参ともにレンジで
チンがいいかも。







クモの糸って不思議

クモの糸は口から出してるって勘ちがいしてる人がいたけど、口から出すのはカイコなどガの幼虫。クモは尻の先にある「いぼ」から出します。
正確にいうと「糸疣(いといぼ)の出糸菅」というところから出しているらしいぞ。
コガネグモの仲間はこの出糸機能がもっとも発達しているんだそうな。ここには3対のいぼがあっていろいろな糸腺があり、用途によって使い分ける糸を出すんだって。「10/5投稿分 ナガコガネグモの早業」でキンケハラナガツチバチを巻いた同時に出た複数の糸のことを調べてみたら、ブドウ状腺というところで精製された糸を紡ぎ出しているとのこと。
少しは理解できた? まあ理解できなくても、別に困らないだろうけど・・・ フン!



こちらは『ナガコガネグモ』の裏面


これもナガコガネグモ・・・お尻から失礼!


話は飛ぶけど、みなさんも一度はTVなどで見たことのある歌舞伎の「土蜘蛛」。
あの時にブワ~~っと華やかに撒きちらすクモの糸。あれは、雁皮紙を素材とした約4.5mの和紙を電気用ヒューズを芯にして固く巻き込んで作っているんだって。
この文章で連想できなかったらネットで「歌舞伎 土蜘蛛」の画像で調べてみてね!

セミの声の秘密

さて今回は『アブラゼミ』の声についてお話ししてみましょう。夏でもないのにセミの話? そんなこと言わないの! 親は死んじゃったけど、こんな寒い日でもセミの赤ちゃんは土中で静かに生活してるんだからね・・・


スズムシやコオロギなどに比べて、セミはどうしてあんなに大きい声が出るんだろう? というのが今回の話。理由はバイオリンやチェロと同じだから!
要するにこれらの楽器の中は空っぽで何もないっしょ? それと同じでセミのお腹にも「共鳴室」というのがあって、腹の中はほとんど空っぽ!翅の付け根にある背弁というところの内側に膜があって、この筋肉を動かすと膜が細かくふるえて音を出すんだって。
それが共鳴室で大きな音になるらしいぞ。当然ながら、鳴くのはオスだけっては知ってるよネ?

草食系だと害虫呼ばわり

テントウムシと聞けばアブラムシなどの害虫を食べてくれる益虫・・・と思ってる人は、テントウムシってどれも益虫って思ってない?

それはとんでもない間違いで、この『ニジュウヤホシテントウ』君は幼虫の時からジャガイモやナスの葉を食べるので農家からは嫌われ者の害虫っす!


どこが違うかというと、アブラムシなどを食べる肉食系の「ナミテントウ」や「ナナホシテントウ」などは背中にツヤがありますが、害虫の方は背中に細かい毛が生えているので、ツヤがないように見えます。
だから見分けはとっても簡単!あとは背中の星の数を数えて名前を見つけるだけ!



こちらは『ナミテントウ』 の4紋型

だけど、そもそも「害虫」というのは人間が勝手につけた名前で、草食系の彼らからすれば肉食系のナミテントウなんかと餌で住分けているだけであって、人間から害虫だなんて呼ばれて「フン!いい迷惑じゃい!」って怒ってるかもね?

でも里の家では野菜栽培はしてないので、この28星君が何を食べてるのか知らないけど、少なくともここでは誰も彼らのことを害虫とは呼ばないのでご機嫌はいい筈!