こんなの見たことある?

皆さんがムカデでパニックになっているこの時がチャンスじゃ!今日で8月も終わりだし!・・・何の関係もないか! とにかく、どさくさまぎれに紹介しちゃおっと! 
でもこれは不快生物じゃないのでご安心を!
大きさはせいぜい40~60cmくらいというから、でっかいウナギくらい。でも、噛まれたら「その日ばかりの命」と言われるくらいの猛毒をもった、すごいヘビ・・・ってのは真っ赤な嘘で、毒なんて持っておりませんがや~
ヒバカリ』君。淡褐色から暗茶褐色のおとなしくて人見知りするヤツです。
ここ里山はカエルが豊富なせいかヒバカリをよく見かけますが、逃げ足が速いことといったら!
今回はご機嫌が良かったのかじっくりと撮らせていただきましたが、こんなこと初めてだから感激!
首元の白い模様(斑紋)がチャームポイントだから見つけたらまずこれがあるかどうか見てね!
どう?可愛いっしょ?
きっとヘビ大好きのkamechanやキャサリンはうれし涙を流して見てくれることでしょう・・・だよね?

Japanese Oak Silk-moth


略してJOS
と言うことにしておきましょね。
JOSちゃんはずっと葵東のアパートに
いてくれました。
とってもいい子です。

その英名の直訳は日本の樫の木絹蛾かな?

日本名はヤママユ
前翅の端から端まで80mmぐらいの
おっきな蛾

幼虫はブナ科のクリ、コナラ、カシなどが主な食草。
その繭は天蚕と言って高級絹糸(天蚕糸)の原材料
里山でも木にぶら下がったのを見ることがあります。

そして成虫は、な・なんと口がないそうです。

えっ?口がないってことは、食べれないの?
はい、その通り。親になったら何も食べずに
生涯を終えるのです。

信じられなぁ~い、そんな人生いやぢぁ!!
と思った方、あなたは正常です。

まだ冷たいものがいいなぁ~!!










なんてヘンテコリンなオジサンたち!

大人になった虫とり少年」を読みました。現在昆虫の世界に関わっている著名人の子供の頃の話をインタビュー形式でまとめていますが 北杜夫、養老孟司、福岡伸一、手塚治虫、茂木健一郎氏など虫を愛し、虫に学んだ人たちの昆虫文化史とも言うべきドキュメント本で、なかなか興味深い内容です。
虫に興味を持ち始めた人や虫屋の世界に足を踏み込んだ人、または虫に夢中になるわが子の行く末がちょっと心配・・・という人にも、ぜひ読んでほしい一冊!皆さんもぜひ図書館で借りて読んでね! これを読むと里山にいるオッチャンたちは「ただの普通の人」ってのがよ~く分かるぞ!

ところでムカデ、ヤスデ、ゴキブリ えとせとら・・・どれも不快な虫として嫌われておりますが、彼らだって紹介だけはしてやらないとね~ いちおう里山のメンバーなんですから!
百足と書いてムカデと読む。すなわちそのくらいたくさんの肢をもつということだけど、実際には種によって15対から47対の奇数の肢をもつとのことで偶数は稀な奇形なんだって。
英名のCentipedeもラテン語の百(centi)脚(ped)に由来してるんだそうな。




これは『トビズムカデ』といって日本最大で歩肢は21対! 里の家にもいて、これはハッサクの横の木で見つけたヤツ。たまに室内にもいるので、ここでの宿泊時にはもっとも警戒したい気味悪いヤツ!
こちらが何もしなければ刺さないとは思うけど、寝ている時に顔の上に出もこられたら払いのけるし、その時にガブリっと咬む可能性もあるある~! 毒はヒスタミンやポリペプチドを含み、噛まれるとハチに刺されたような激痛を伴うため、病院行きは確実!
やっぱしそんな心理的な不快感を催すので「不快害虫」って呼ばれても仕方ないかな?
相手のことを知らないでただ「キモ~イ!」って言ってちゃダメ!ちゃんと相手を知らなきゃ!

メスの翅にも2種類

 8月20日の朝のこと。我が家の物置の横の日陰で見なれぬ赤トンボが休んでいます。この棒がお気に入りで、私が通り抜けると翔んではまた元の棒へ!
よ~く見ると我が家で昨年8月に初記録の『マユタテアカネ』君じゃありませんかい!しかも成熟のオス!「おおっ、マユ君!ひさしぶり~!」

 この狭い1㎡で暮らし始めてかれこれ10日!そんなに居心地がいいのけ? 
確かにここなら日陰で涼しいし、風通しもいい ②やぶ蚊などの餌もある などメリットが一杯!省エネ生活としては抜群のポイント!

 なるほどね~、変温動物ってのはこういう暮らしをするのかい! ネコのいる場所が部屋の中でいちばん過ごしやすい場所・・・ってのは知ってたけど、マユタテ君に教わるとは!・・・恐れ入り豆!


 いま里山で日なたで元気なのはシオカラ、オオシオカラ、ショウジョウ、チョウトンボ、ギンヤンマ、オニヤンマあたりで他には見当たらないもんね~
 今季、里山ではまだマユタテをチラホラとしか見てなかったけど、きっと木陰で休んでるので目につかないだけだったんだね。

 『マユタテアカネ』はアカトンボ(アカネ属)のなかま。これから続々と発生してくることでしょう。
 オスメスのどちらにもオデコに黒い斑紋があってそれが名前の由来でござる。
黄色い体をしているのは里山の「イモリ池」でクモの巣にひっかかって危なく命を落とすところだったメスの未熟個体で無事救出!
 マユタテのメスは翅が透明なタイプ(無翅斑型)と先端がタイプ(翅斑型)がいるから覚えておいてネ! どんな意味があるんだろ? それになぜかオスは透明タイプだけ!





ウチワが小さい

 以前紹介した「ウチワヤンマ」の仲間で『タイワンウチワヤンマ』っていいます。
ウチワヤンマのことを知るには、その仲間を紹介して比較するのが判りやすいと思うから、我が家の近所でおととい撮ってきたばかりの彼を紹介することにしましょう。

 たぶん里山に来てくれることはないと思うけど・・・トンボの考えてることは分からないので、もしかしたら来てくれるかも?
 
 識別ポイントはウチワで、どちらもシッポ(正確には腹部といいます)の第8節にある半円状のウチワ(葉片といいます)が、ウチワはでっかくて中に黄色があり、タイワンはウチワが小さいのが特徴。



上がウチワで、下がタイワンです。



 名前から分かるように東南アジア系のトンボで、もともとは南西諸島や九州、四国南部にいたけど、温暖化の影響からか北上が続いていて、現在 太平洋側では関東、日本海側では山陰地方まで来ているんだってさ!記録によると、静岡県は1996年が初見なんだって。

 昨日、近所で見られたのはタイワンのみだったけど、まさかウチワが追っ払われた?!
以前は間違いなく8月末でも両方見ていたぞ~! 
 もし追っ払われたとしたらタイワンの方が小型なのに強いってこと? それともあんなに仲良くしてたのに喧嘩別れしちゃったの? だとしたらウチワは慰謝料もらえたのかなあ? 疑問は果てしなく湧いてくるのであった・・・

 それにしても里山のウチワはどこで産卵してるのかなあ?

熱き思い

まだ里山では実績がないので、ぜひお越しいただきたいと熱望する子です。

ルリモンハナバチ』っていうんだけど、どうです?この瑠璃色がすんばらしく見事でしょ?とてもハチの色とは思えないっしょ?



オミナエシで呼ぶつもりが、ここのヤツが「オミナエシモドキ」って分かってガックリ!
今年は間に合いそうもないので、来年用に別の手を考えるとするかな! いろいろ秘策は考えてあるのじゃ!里山からそんな遠くない場所では見てるので、きっと来てくれると信じてるぞ~!


さてさて、このマグマのように熱~い想いが届くかな~?!

どれも同じに見えるぞ~

8/26投稿の「食樹や食草がないと・・・」で紹介した『ゴマダラチョウ』の続きでござる。
kunichanに教えてもらった「エノキ」でゴマダラチョウが産卵しておりました。
里山での産卵記録は初じゃね? おおっ、やった~!


この木をエノキと知らなかったオッチャンは「うわっ、エノキ以外でも産卵!すわっ大事件!」とパニクってしまいましたが、あとでkkunichanに聞いたら、なんのこたない!ただのエノキでございました。
それにしてもゴマダラちゃんはエノキをどうやって見つけるの? 樹木の識別を教えてくれ~

わたしのドレスって素敵でしょ

38度の風呂に15~20分浸かる・・・これが夏バテ対策に非常に効果があるって、大学の先生さまがおっしゃってるぞ~! でも15~20分でものすご~く長くネ? きっときっと寝ちゃうぞ~!
41度あたりの熱い風呂だと体に熱がこもって体に良くなくて、かえって夏バテが悪化するけど
38度は副交感神経の働きが活発になって血流がよくなり、その結果夏バテ対策となる」・・・んだってさ!

さらに入浴前に重曹を30g(オオサジ2杯)いれるとお肌がサラサラスッキリ!
さらにさらに、それにアロマオイルを5滴ほど加えるとさらにイイんだってさ! 
誰か試してみる?よかったらぜひ教えてね!

これでOKなら大枚600円も出して「あらたまの湯」に行かなくてもいいね~! おっと、あらたまの湯に来てくれないと里山へ差し入れが来なくなる~・・・そりゃまずいっす! やっぱりあらたまの湯に来てね!

さて閑話休題。たまにはこんな美女連たちも紹介しなくっちゃネ!出番を待っててウズウズ!
上から『ギンボシリンガ』と『マダラミズメイガ』そして『ベニヘリコケガ』の皆さんです。




どちらのお嬢さま方も素敵なドレスがよく似合っててキュートでしょ? 
「チョウの小娘たちなんて何よ!フン!私たちの方がキレイに決まってんじゃん!」って言ってるのが聞こえてくるっしょ?!

学力テスト Vol.21

かわいい子がいたら、真っ先に名前を知りたくなるでしょ?! その時には正確に名前を覚えないといけないよね!キャサリンとキャロリンじゃ大違い!名前を憶えていざ声を掛けた時に間違えて呼んだら、振り向きざまに「ケッ!声をかけるなら名前くらいちゃんとおぼえろ~、バ~カ!」って言われて、ハイそれまでよ~!
なぜ、こうもしつこく名前のことにこだわるんじゃ?・・・ということが判った? ことほどさように大事なことなんだぞ~! 名前を覚えたら次はその娘の好きなものも知らなくっちゃ!

・・・ということで、今回はアゲハ類に限定しての「幼虫の食草・食樹」テストといこうかな。
もし、あるチョウを飼育して間違えた餌をやってしまうと、幼虫は絶対に食べないので餓死してしまう・・・だって!
飼育経験がないから分からないけど、そういうことならエサがどこにでもあるやつなら楽だけど、そうでないのは大変じゃね~
なぜ限られた食草・食樹しか食べないのかって? その理由は「限られた資源をめぐって他の種と無益な争いをおこさないための棲み分けなのだろう」・・・だって!なるほどなるほど!

答えの書き方は ローマ字 というように書いてちょ! 答えがあるから調べなくても繋げるだけの誰でもわかる簡単クイズ! だから図鑑やネットで調べるのは答えたあとでネ! 
こんなお遊びをやってるうちに知識が増えてしまうという、ご利益のあるクイズなのであ~る!
ミカン科が好きなアゲハ類が多いので、クイズを作るのがけっこう大変だったな~。フイ~

①アゲハ ②キアゲハ ③アオスジアゲハ ④ジャコウアゲハ
A  ウマノスズクサ科のウマノスズクサ類   B セリ科のセリ・ニンンジンなど  C ミカン科のカラスザンショウ・カラタチなど   D クスノキ科のクスノキ・タブノキなど 

ついでに、上記とは別のテストもどうぞ。



アゲハとキアゲハをよく間違える人がいるので、ここで基本的な識別ポイントを覚えてしまいましょう。写真を見て判るように翅の色だけじゃムリムリ!ポイントは1カ所だからカンタン!さあ、それじゃこの2枚は①どちらが誰か判るかな? ②その識別ポイントはどこ?



足湯

こんちゃ~っす!ボク『オンブバッタ』で~す。航平君に刺激されて、ジャンプでひねりのの練習をしてたら膝の関節が痛くなったんで今、冷却中! 涼しくて気持ちいいっす! 


①足だけじゃつまんないので ②腰まで入っちゃおうかなっと!うわ~気持ちよか~!なんせこの田んぼは山からの湧水だもんね~!
うちのカアチャンが今なにをしてるかって?いつも食ってばかりだから、きっと今もどっかで食事中だと思うよ、草原の方を探してみたら?
オンブバッタの旦那様のご指摘どおり、奥様は葉っぱを一生懸命食べておりました。「菜食主義ってけっこうおなかが空くんだから、たくさん食べなきゃ~!だから取材になんか応じてる暇はないのっ!邪魔だからあっち行け~!ケッ!」と追い返されてしまいました。

さて、ここ里山のすぐ近所には「あらたまの湯」という日帰り温泉があります。 よく朝っぱらからジイチャンバアチャンが押しかけて来てるけど何がいいんだろ?
売り文句を見ると、ナトリウムを多く含んだ炭酸水素塩泉で、お肌を滑らかにする効果があることから「美肌の湯」と言われてるんだって。
美肌=美人がここに入れば、さらにグレードアップしちゃうってこと? そんなのウソウソ!みんな美人になったら世の中つまんね~じゃん! 
それはともかく、ここには入口の売店があってその横に足湯があります・・・もちろんタダ! だからここで英気を養ってからでいいから、里山に遊びに来てね! もちろん来るときは差し入れを忘れちゃダメっす!

籠の虫

私の住むマンション・・いや世界的な感覚だと
この狭さはアパートメント間違いなし!

そのエントランス

これもちょっとカッコよすぎるなぁ~。


そこに迷い込んで逃げ出せないでいるお二人
多分、種名はあっていると思うのだけど。

こういったアパート形式の建物
夜にも階段付近とか、あちこちでで電灯をつけているので
結構いろんな虫が集まってきます。

どんな虫が自分の家の周りにいるか知るには
意外と簡単で便利かな?

そんな虫を探して真夜中に階段を行ったり来たり・・・
いつかは通報されるかも。


コスズメ


サトクダマキモドキ

吸血鬼なんて怖かないやい!

夕陽を浴びて翔ぶ『ギンヤンマ』ってかっこいいね~・・・ピンボケだけど!
あ~あ、もっといい機材があったらな~! 「そんなの腕でカバーするに決まってるじゃん!」だって?・・・シュン! いつまで経ってもあこがれのトンボなので、翔んでるのをみると知らないうちに見とれてるね~。



子供のころはこれを捕まえるのにどれだけ苦労したことか!
トリモチで捕るのは初心者の子供がやることで、この方法だと翅にトリモチが付いて取れないし、きたないからダメ! 

じゃあどうするかっていうと、①田んぼに入ってメスをタモで捕まえる ⇒ ②糸でメスの胴体を縛って翔ばす ⇒ ③オスが来てメスに絡まる。⇒ ④簡単にきれいなオスを手づかみでGET! やった~~!

ちなみに捕ることが目的なので、それを達成したらリリースしてたなあ! トンボはカブトムシのように飼うことができないのは子供心に知ってたし、放すことによって、オスはおバカなので何回でも捕れちゃうし~・・・。

ただ問題は田んぼに入ると指サイズの「ヒル」(正式名はチスイビルというらしい)がいっぱいいるので、田んぼから出てくると足のあちこちにペタペタ!

でもこれを気持わる~!・・・って言っているようじゃ一人前として認められないのじゃ!
男子とは幼少の頃からこのようにつらいハードルを乗り越えないといけない運命を背負わされているのであ~る! いくらかわいい子がいたからって、一緒にままごとをしちゃいけないのでござるぞ!


名前の由来?それはですね~、腹部(しっぽ)の付け根にオスは水色、メスは黄緑色の斑がついてるでしょ? その下側が銀白色に輝いてるからなんだってさ!

長生きの秘訣

先日、スキャットの話題が出てたけど私が一番気に入ってるスキャットはDiane Schuurの「スウィングしなけりゃ意味ないね(It don't mean a thing)」 だよ~ん!
そりゃJune Christyの同曲はベストだけど、それと同等以上の素晴らしさ!この浮気もん? フン! いいものはいいんでい!
Diane Schuurは1991年のグラミー賞獲得をした盲目の歌手で、その歌唱力はグンバツ!!
スキャットに興味があったらこれも聴いてみてネ!



それはさておき、『イボバッタ』 
学名がTrilophidia japonicaで日本産トノサマバッタの仲間では最小なんだってさ!じっと止まっていると、地表にまぎれて見つけにくいし、翔んでもゴミが舞ったって思っちゃうほどに保護色というかジミ~な子!目立つ=敵から狙われる・・・がイヤだとここまで進化する? これなら天敵の鳥も絶対にダマせるな~! 

試しに今度、足元から翔んだら降りたところを探してみてね!そう簡単には見つからないから!
ましてや視力に自信がない人だと、翔ばれた時点でギブアップ? 
「私は美人薄命、美人薄命・・・絶対に美人薄命」といつも呪文を唱えながら、実は長生きしたい人はこんな保護色の手を使うといいかも? でもキンキラは捨てがたいって? フン、勝手にしろ~!

元気の源

ジェイソンさんから、こんなかわいいキーホルダーのおみやげをもらっちゃった!
背中のボタンを押すとLEDがウルトラマンみたいに目が光って、なおかつ「カーカー」とカラスみたく鳴きます。「ホーホー」じゃないのがすご~い!
こんなやさしい心遣いを頂くと 「よ~し、もっとたくさんの虫たちを紹介するぞ~!オ~!」と、マムシの恐怖や熱中症も忘れてしまいます。ありがとね~!マムシが大接近したら鳴いてくれると、なおうれしいのに!


さて、これは『シロモンノメイガ』といいます。
2cmくらいの大きさで草むらの中をパラパラと翔んだり、吸蜜したりしております。
地味なようだけど、よ~く見ると赤紫にも変化して、なかなかオシャレな衣装でしょ!
くれぐれも、ダイミョウセセリなんかと間違えないでね!


人類進化の過程

最近の里の家は少々変化が起きています。
今まで虫や鳥に見向きもしなかった・・・というよりも見てもチンプンカンプンだったらしくて、尚かつ それっきり!・・・っていうパターンが、「あれ何? じゃあこれは?」と、質問の増えたこと、増えたこと! 事あるごとに質問がタリバン砲または北朝鮮のミサイルのようにドンスカ浴びせてきます。
何でタリバンとかミサイルかって? だって時々とんでもなく的外れ~!!
時おり「ペンギンって哺乳類?」 みんなの反応はお互い目を見合わせ、口をアングリ!「・・・」 「あれ?何か変なこといったのけ?」・・・なんて、こちらがずっこけるしかないようなこともポロポロ出ますが、まあこれはご愛嬌ってことにしときましょ!

ご本人の名誉のために名前は伏せておきますが、①例えばAちゃん。
お盆で帰省した時に家の中に入ってきた緑色のガを「わ~、キレイ~!!」と言いながら追っかけ回して写真を撮って、親戚筋から「おいオメエ、どうしただ?大丈夫け?救急車呼ぶ?」ってマジに心配されたとか!

携帯で撮った写真を見せてもらったら、どうやらこの『ギンスジアオシャク』のようです。
他にも数枚のガの写真が写っていました。それを「これってキレイでしょ?でしょ?」といささか興奮気味に私に! ウワッ!ピントはバッチリだし、オッチャンの立場が危ういような写真ばっかし!


②さらにもう一人のBちゃん。最近、大型バイクの後ろに乗っけてもらってジェットコースター気分を味わったせいか、一皮も二皮もむけたようですぞ! もう人生怖いものなしって感じ!


「『モノサシトンボ』のしっぽの先端や横線は白じゃなくって青なのね!」 「ほよよ?いきなり何じゃい!」 いきなりそんな細かいとこまで聞かれてもね~ ・・・で、仕方ないので確認すると、確かにうすい水色!質問されたこちらが「おお~っ、な~るほど!」恐れいり豆っす!

こんな具合に本人たちには自覚がないけど、ハタから見ると確実に進化しておりまする!
女性の場合は子供とか孫とかへの影響がすっごく大きいので、彼女たちのこうした変化はものすご~く重大なのであります。
ただし、同居人などへの影響がないってのは少々問題だけどね・・・
あの彼女たちがこんな風に進化してくれるとは!オッチャンたちは、とてもじゃないけど涙なしには語れないのであ~る!

みなさ~ん、こんな淑女たちをやさしく見守ってあげようねっ!くれぐれも冷やかしちゃダメだぞ!

モドキやダマシ

里山には『オミナエシ』がよく似合うな~!
そりゃそうだ!日本では万葉の昔から愛されて、庭に植えたり、切花や漢方にも用いられてきたし、秋の七草なんだから。

「おみな」は「女」の意味で、「えし」は古語の「へし(圧)」のことで「美女を圧倒する美しさ」という意味なんだって! ええっ?そんなにすごい名前なの?
虫には好評で、特にハチ類はこの花が大好き!・・・な筈であったが、悲劇はこの花を今春、園芸店から購入したことに始まるのであ~る。

まず開花が7月。「ええっ?何で今頃から咲くの~!」 まだハチ類なんて勢ぞろいしてないっすよ!  それからもう1ヶ月半も経つのに、ハチはあちこちに出てるのに、この満開の花に来な~い!

どうやらこれは「オミナエシ」を騙った「オミナエシモドキ」か「オミナエシダマシ」のようだぞ! そしてきっと外国産!  だってそうじゃなかったら日本の虫が来ないわけないモン!
上がその問題の「オミナエシモドキ」で、クモが糸を張って待ってたって餌なんかくりゃしね~!


下が別の場所で撮ったホンモノの「オミナエシ」で、まだ咲き始めたばかりというのにトリバガ科の仲間が吸蜜に来ていたぞ~!


・・・と文句を言いながらも、このモドキの花にオッチャンとしてはハナマルの『カバオビドロバチ』が来てくれたのでシアワセ~! ドロバチ君は腹が減ってて急いでたの? それとも味覚に鈍感だったの?


とにかく不満のすべてはこれにて解消!・・・ああ、我ながらなんて単細胞なんだろ!ケッ!
ちなみに「これぞ正真正銘のフジバカマ」と称してUさんが植えたのもあるけど、アサギマダラがよってこなかったらこれもモドキ?

食樹や食草がないと・・・

ゴマダラチョウ』 白黒のツートーンがすっきりしたオシャレな雰囲気のチョウで大好き!
このチョウの食樹(幼虫が食べる植物で、それが草だったら食草といいます)といえば「エノキ」。
でも、里山にはないそうなので森林公園辺りから翔んで来たのかな?



奥本大三朗氏・・・仏文学者で、現在「ファーブル昆虫記」を単独で翻訳中。この人が最近、熱心に活動しているのが、日本に昔からある在来の広葉樹を学校や大学に植える運動で、すでに複数から了解を得ているとのこと。
街路樹を見渡すと外来種ばかりが目につくのをご存じ? これは日本の昆虫が寄りつかないので虫の被害にあいにくく、よって管理がしやすいので日本の樹木は植えないんだって!
エノキを植えればゴマダラチョウは当然のように集まってくるし、うまくいけばオオムラサキだって!
奥本氏曰く「在来の樹木を育てないことは文化の断絶につながるのです。日本画、俳句、和歌など日本の伝統的な芸術は花鳥風月を基本としているということは、ちょっと考えれば分かることです」 ( 「大人になった虫とり少年」 より引用しました。)

オッチャンも虫の写真を始めたころには、ガーデンパークなどの「花のたくさん咲いている場所に行けば昆虫がいるもの」と信じて行ったけど、外来種の花ばかりなので虫なんていりゃしね~!
逆に、雑草地に生えている在来種の花に行けば虫がいっぱい!・・・っていうのに気付くのに、しばらく時間が掛かったのを思い出すな~。

ここ里山は雑木林があるので虫の種類や数には事欠きませんが、こんな環境がもっとたくさんあったら子供たちも楽しいじゃろね~!


ゴマダラチョウの口吻(口から伸びてるホースみたいなやつで、これを使って樹液を吸蜜してます)ってオレンジっぽい黄色!・・・それがよく見えるでしょ?

里日記(訪問者たち)


いつも園外保育できている保育園の
親子4人が訪ねてこられました。
ビオトープでは、木道で何度か転げ落ちたけれど
水の中の生き物たちに見とれてしまったのでしょうか
1歳の男の子も1人でしっかり歩いていました。




                    もうひと組の家族は、5カ月の女の子、みーちゃん。
良く笑うようになりました。小さなマドンナ!かな・・・・

大きなショウリョウバッタも訪問
早速、被写体になっていました。
なかなか落ち着いたモデル風!?

暑い一日、でも里山にいるとお昼寝までできてしまうんです。
心地よく寝ていましたよ。

正しいザリガニの捕り方

イチモンジセセリ』を手で捕まえる(タモで捕るのはルール違反だからダメ!)糸に結んで「トノサマガエル」を捕る(アマガエルじゃダメ!)「トノサマガエル」を餌にして「アメリカザリガニ」を捕る。 これが古き良き昭和の子供時代の夏の定番の遊びでした。

今どきの子供はソーセージとか豚バラ肉をえさにしてザリガニ釣りをやるようだけど、これじゃそれまでの経過を省いちゃって、面白くもなんともないじゃん?

もし子供や孫がいるオッカサンやバアチャンがこのブログを見ていたら、正規の方法で一度やらせてみようぜい!子供の真剣さが変わると思うよ!

カエルが触れないって? そんなのオッチャンの知ったこっちゃないわい!
それとカエルを餌にザリガニを釣る時は少々のコツが必要だけど、そこはよ~く考えてね!そのまんまじゃ釣れないっすよ!



・・・というわけで、子供時代には大変お世話になった「イチモンジセセリ」君たち。
感謝の気持ちをいっぱいこめて、キレイに可愛く撮ってあげるからね~! でも地味だな~!

ブローチにしたい?

ミドリバエ』 蛍光色のような金緑がきれいなクロバエの仲間。



これならハエ=バッチイと思っている大阪のオバちゃんたちにも「わあ、ごっつ~キンキラやんけ~!わてのブローチにしたるわ~!」って言ってもらえるかなあ?
眼の間が離れている上の写真がメスで、下がオス・・・デス。

#600メモリアル 威風堂々

これが記念すべき600個目の投稿だって! だからとっておきを出しちゃった!
ヒラタクワガタ』君っていいます。 
どうです?このオオアゴの見事さ!頭でっかちのスタイルもかわゆいね~
オオクワガタはそのりっぱな容姿に似つかわしくなく、ものすご~く臆病らしいけど、これはかなりの喧嘩好きなんだってさ!

これはその中でもチビちゃんの方らしいけど、大物の風貌は備えてるでしょ?!
昼間は樹木の割れ目や、うろ(木の裏側のこと)などに潜んでいて、夜になるとそこから出てきて樹液を吸うのが普通らしいけど、今回はオッチャンの顔を見に外に出て来てくれたみたい!サンキュ~ベリ~マッチョ!

大接近

この美しいエメラルドグリーンの瞳を持つのは『オニヤンマ』。
日本の虫だから日本の色名で探したけど、出てきたのは「常盤色」とか「千歳緑」で、これはもう少し濃い緑色のこと。
やっぱしこれは「エメラルドグリーン」という、神秘の深みを感じさせる名前がよく似合うなあ。


そういえば「エメラルドグリーンの伝説」というのを思い出したぞ!歌っていたのはザ・テンプターズでリードボーカルは何とあのショーケン!話題が古すぎた? 知らない人は親にでも聞いてね!
「♪湖に君は身を投げた~ 花のしずくが落ちるように~♪ 湖は色を変えたのさ~ 君の瞳のエメラルド~♪」 なかにし礼先生もあいかわらずキザっぽっいけど、お洒落な作詞を書いてますね~!
そんなことはともかくとして、こんな美しいエメラルドも死ぬとドス黒く変色してしまいます。生きているからこその輝きなんだね~

ちなみのこのオニヤンマ君(これはオスです)、非常に愛想が良くてマクロで10cm以内に近寄って撮らせてくれましたぞ!だからこの写真は実寸サイズ!
「うわ~、これでも逃げない!?アンタ生きてる?」ってくらいに近い! こうなりゃどこまで寄れるかとさらに大接近!そしたらレンズが止まり木にコツンと当たってしまい、「おっと、こりゃマズイ!」これには、さすがに逃げちゃった!