正真正銘のニューフェイス



カマツカ』の花って清楚でいいよね~! 


うっとりと見ていると、いろいろな虫がいっぱい集まってきていました。


おおっ! そこにいたのが、今までこの里山では見たことなかったのが、この『アオジョウカイ』君。


過去にはもっと標高の高いところでだけ見ていたので、里山でこれを見つけた時はビックリポン!

名前のとおり、ジョウカイボンの仲間でカミキリムシではありませんが、れっきとした甲虫です。

ジョウカイボンについてはこちらをどうぞ ⇒ 平 清盛

学力テスト Vol.157

気付いてみればもう4月末! ああヤダもう~~! 
クイズなんて作ってる時間なんてありゃしね~・・・って、つくづく思うこの頃であります。

さてさて、気をとりなおして今回のクイズネタを探してみました。何とか5枚見っけ~! 
恒例により、制限時間は全部で1分でいかが? この程度だったら、ぜひ満点を取ってね~!!











これだってニューフェイス これは超珍鳥なのだ!

ここ里山は山間部に位置する谷間なので、今まで確認された鳥の種類の中でシギチドリ類というのは飛翔に少ないです。・・・が、そんなのは当たり前の話。

でも、たまにこんな鳥が入ってくるというから、自然は面白いんだよね~!!


飛ぶとこんな感じで、今回も飛びながら「チュイリ~」っと鳴いて飛び去っていきました。まあ、警戒心の強いことといったらありません。



翼の裏側(下面)が暗色なので、すぐに判ります。


サイズ(鳥の場合は、ちばしの先端からシッポの先端までの長さです)は、ツグミ君とまったく同じで24cm。 だからくちばしが長い分、体がツグミ君よりも、チト小型ってこと。


これが『クサシギ』君の雄姿。 

おおっ!こんなの、よく里山で撮れたじゃん! いえいえお構いなく。これは全然違う場所で撮ってあったのを活用しているだけでやんすよ。

それにしてもこんな見晴らしが悪くてタカも多くて危険なこの場所に、何を狙いに来てるんだろ? 

普通だったら水生昆虫だろうけど、まさかまさかニホンアカガエルのオタマじゃないだろね~ そんなのが撮れたらスゴ~イ!・・・なんちゃって!

これもニューフェイス かわゆ~い!



あれれ? 枝の節がチト様子がおかしいぞ~ 拡大してみると・・・


サツマイモのシッポみたいなのが張り付いてた~! さて、な~んだ!


あまりに接近して撮ったので、気配に嫌がって歩きはじめました!

これは『トガリオニグモ』というクモで里山の新人さん・・・というよりも、今までは居ても気づかなかったんだろうね~・・・トンガリ帽子がかわゆ~い!!



またしてもニューフェイス しかも可愛くない~!

菜の花畑でシロチョウやミツバチを撮っている時、さっきから体の周りを黒いハエが翔び回っています。追い払っても追い払っても付きまとってきます。ホントにしつこいったらありゃしね~! 

そしてこっちが夢中で撮っている最中に、左手の手の甲に乗っかってチクッ! イッテ~!! 見ると見かけないハエが! 大きさは1cmくらいかな? 結局、数回刺されてしまいました。


その後、移動してもずっと付いてくるので デコピン攻撃~! くっそ~、逃げられた~!
 

もう頭に来ちゃったい! 血を吸っている時に、手を水にジャボン! 


仰向けになってジタバタしております!「ケケケ、ざまあ見ろ~!俺様の大事な大事な血を吸いやがって~!」 

アブはいきなりの思いもかけない攻撃に対処できずに溺れてしまいましたが、そこはそれ、心根のやさしいオヤジは思い直して、そっと木切れを差しだして草むらへ置いてやりました。


目的は・・・フフン! 何のこたあない、ただしっかりとした写真を撮りたかっただけだけどネ!


このアブの正体を調べると見っけ~!『メクラアブ』。もちろん里山の初記録!

ネットのコトバンクによると「双翅目アブ科。体長 10~11mm。体は光沢のある黒色で,胸背に1対の灰黄色縦条があり,腹部第1,2節の両側と正中線は黄色である。単眼が発達し,複眼は緑色に輝く。翅は透明で前縁と中央部の斑紋は黒褐色。人畜にしつこく付きまとって吸血する」云々。 おおっ!特徴はピッタシじゃ~!

名前の由来も調べてみました。やたらに人体にまつわりつき、周りが見えていないかのごとく突進してくるようで、そこらがメクラアブと呼ばれてきた所以。・・・だってさ! そういや、払っても払ってもお構いなしに、そばに来てたなあ。

このご時世、メクラアブというのは不適当な名前ということから、翅に紋があるので「ハネモンアブ」の名称が提案されたけど、最終的に昆虫関連学会で認められた和名は「キンメアブ」となったらしいっす。 

オラにとっちゃ名前なんてどうでもいい憎っくき相手!!  おととい刺されたのに、まだ腫れてるし、かゆくてたまら~ん!! 何とかしてくれ~!














ニューフェイス登場


kunichanが枯れかけたクリの木で発見!


どこかで見たことあると思ったら、以前にもこのブログで紹介していたヤツ!
シラケトラカミキリ』といいます。体長は約11mm。

ご参考までに、こちらもどうぞ ⇒ オヘビイチゴからプレゼント


 そして今回、同じ場所で背中の模様がそっくりなのを発見! でもサイズがずいぶんと違うなあ!
およそ半分くらいかな? それにしても、すばしっこいことといったらありゃしね~!

ん? んん?! んんん?!?! こりゃ、もしかしたら別種かも?・・・ということで、チョコマカと素早く動き回っているのを粘って何とか撮ったのがこちら!


「おおっ、確かに模様が違う~!」 ということでkunichanが探し当てた名前がこちら。『ヒメクロトラカミキリ

目視だけじゃ、とてもじゃないけど見分けがつかないけど ①背中の色と模様のちがい ②胸に毛が生えているかいないか   このあたりが識別ポイントかな?

意外と保護色なので、ここで見つけたのは初めてだったけど、以前からいたのかなあ? それともクリが枯れたから翔んできた?



紋のあるシロチョウ


と言うことで

これはモンシロチョウのメス


さて、ここからは私の勝手な想像



なぜ翅がこんなにボロボロなのか・・・


おそらく生まれたのは今年の3月ぐらいかな?

それとも四月に入ってから?

まぁどっちにせよ厳しい冬を越したわけではないから

生まれて間もなくこうなったわけですよね。


原因は・・・?

鳥に襲われた?風雨にさらされた?

もともと弱かった?ケンカした?

はしゃぎすぎてあちこちにぶつかった?

ホント、どうしてこんなにボロボロになるんだろう・・・


聞いても教えてはくれないだろうなぁ~

みんなお姫様


この組み合わせ

いいじゃないっすかぁ~!

なんとなくとっても幸せ!ってな感じしない?

もうみんなお姫様になった気分




今年はちょっと遠慮気味に咲いたモチツツジ

どうもパッとしなかったのだけど

最後の最後にやはり見せてくれましたネ!


淡いピンクに魅せられてやって来たのは

ツバメシジミちゃん

当然ながら女の子だからお姫様


もうこの組み合わせ・・・最高!

って思ったのだけどなぁ~。




今年もちらほら発生

この季節に里山の谷あいを歩くと

こんな風に先っちょを何者かに

ちょん切られた植物を目にします。

ここ数年、こんな感じ


こちらはノハナショウブ


こちらはイタドリ

さぁ~その犯人は・・・

これは想像するしかないのだけど

多分、ニホンジカの仕業


警戒心が強くてこんな風に噛み切られているのは

谷間に生える植物

道路わきなどは狙わないのであ~る。

去年はハルジオン、ガマなどが切られていました。


さぁ~今年は、どうなんでしょ!?

少しなら食べてもらってもいいけど、

丸裸にされてはたまったもんじゃない。

その辺、鹿さんも考えてねぇ~!

クロギン


少し前からクロスジギンヤンマの羽化が始まりました。

この田んぼ池ビオトープでは常連さん

でも見れるのは羽化殻ばかり

なかなかこんなシーンには出くわさないのであります。




さぁ~これから山に入って大人になって

また帰ってらっしゃぁ~い。

って、みんながみんな生まれた池に戻る?

そんなことないよねぇ。

カラスヘビ

ここ数年、里山で時々目にする

黒いヘビ

本日はこんなところにいましたぜ!


地面を這っているときは動きが早すぎて

写真には撮れなかったけど

これならOK!


でもなんせ距離あり・・・

無理やりコンデジをズームにして

やっとこんな感じ



さてさて問題は、こちらさんは何ヘビ?

う~ん、どうもヘビ好きにはなれん私にとっては

こりゃ難しい。

今のところの結論は、シマヘビ黒化型

通称 カラスヘビ

と言うことにしておきまっせ。


最も似ているのがアオダイショウ

木登りもうまいしね。


でも、シマヘビも得意じゃないけど

木に登ることもあるんだって


だからやはり、こちらはシマヘビ黒化型かな・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


な・なんと・・・・答えが出ました

これ、ヤマカガシの黒化型

に近い個体らしい

Facebookで問い合わせたら答えが返ってきました。


そしてあるサイトを見ると

カラスヘビ=シマヘビと思うのは短絡的とのこと

ヤマカガシも色彩変異が非常に多く、

黒くなるのが結構いるし

マムシも黒くなるのがいるらしい。


そして

ごく稀だけどヤマカガシも木登りをする

らしいのだ。


と言うことで、出た結論は

なぜか木に登った黒化型に限りなく近い

ヤマカガシ


ヘビはどうも苦手じゃぁ~







学力テスト Vol.156

熊本の地震には心痛める毎日ですが、静岡県に住んでいる以上、間違いなく「いずれは我が身!」・・・なのかと思うと、夜もおちおち眠れやしません。

みなさ~ん、くれぐれも「減災」のための用意をしっかりとねっ!

さて、今回のクイズは選りすぐりを集めてみたけどいかが? 知識や経験を目一杯ふり絞って、絶対に満点を取ってね~!












アケビコノハのくせして・・・


これアケビコノハの幼虫

この黄色いおメメみたいのがスゴイって

ご紹介するのが普通。

でも今回はちと違うわけ。



当然、アケビ・・・なのだから

幼虫はアケビの葉っぱにいていいはず

里山にはアケビはウジャコラ


なのに、なのに・・・

こちらさん、そんなアケビには目もくれず

食べているのは、な・な・なんと

オニドコロの若い葉っぱ

オニドコロって、そうヤマノイモの仲間

そぐそばにアケビがあるのに

どうなっとんじゃ~!


調べてみるとこちらさん

アケビのほかにヒイラギナンテンとか

アオツヅラフジなんぞを食べることもあるらしい。

オニドコロもその一つっちゅうこと?

あんたは葉っぱでしょ! その2

kunichanが見つけた『セアカヒメオトシブミ』。
場所は違うけど、いつものオオバヤシャブシには、しっかりと揺籃が10個ほど作ってありましたぞ! 
残念ながら成虫は見つからなかったわい! トホホ・・・



それとはまったく関係なく、お話変わって、こちらは『タベサナエ』君。


タンポポで吸蜜! ・・・あれっ、トンボって生食じゃなかったっけか?
これって ⇒ あんたは葉っぱでしょ! とおんなじパターン!  

それともタンポポに虫がくっついていたので翔んで来たのかな?



この個体は羽化直後で翅がキラキラと輝いております。こんな状態のを「テネラル」と言うそうですが、トンボだけではなく、脱皮直後の、まだ体が柔らかくて飛ぶことも歩くこともできないような状態の虫のことも、そんなふうに言うようです。



新参者!


今年になって初めて里山に現れてこのハチ! 体中が毛むくじゃらで触角が長いのでけっこう目立ちます。
kunichanも今まで見たことない!って言ってたからきっと初記録なんだろね!

突然、団体さまで大挙して竹筒マンションに押しかけました・・・その数ざっと30+!
疑問が次から次へと湧いてきます。 ①アンタ誰? ②どこからきたの? ③なぜ急に現れたの?

でも、ご本人は答えてくれないからネットで探してみると・・・『マメコバチ』というのがよく似てます。 別名を「コツノツツハナバチ」というそうだけど、果たしてこれていいのかどうかも定かではありませぬ。


何となくハキリバチに顔が似てるなあって思ったら、どうやらその仲間らしい! リンゴなどの花粉媒介に利用されることで有名なんだってさ! 

へ~、じゃあリンゴの産地に行ったらいっぱいいるってことかい。 寒いところはもうイヤになったので静岡県に移住してきたのけ?


昨日はエントツドロバチの巣の中に潜り込んでました。
ネットでは「シリアゲコバチ」に寄生されるって書いてあったけど、ここではシリアゲ君は5月中旬以降にならないと見られないので、寄生するにしては時期がずれてるのが気になるんだよね~

でも、これ以上は判らないので『マメコバチ』でヨシとしちゃえ~!

ここでは普通種

今季初めて『サシバ』君を見たのは、もちろんこの里山。
4/5にはもう来ていたから、そのちょっと前にはすでに渡来してきたようです。


「ピックイ~~~」上空を見上げると、今朝はペアで出迎えてくれました。
こんな時って、ホントにホントに幸せな気分になります。


いきなり逆光方向から大接近!

「うわわわ~~~! わぁ~~」 補正ダイヤルを回しているヒマなんぞありゃしね~。
「げげげ~ 、真っ黒じゃ~!!」


今どき、こんな風にサシバ君をさりげなくいつも見ることのできる場所って、そうそうあるもんじゃありませんぞっ!

 
頭もグレーっぽいし、胸が褐色だから、これは立派なパパ! カッコイイ~~~!

さあ、頑張って丈夫な子供たちを育ててね~! 



これを見てほしい!


ただいま里山はトウカイタンポポ真っ盛り

そのおかげで

そこにやってくる虫さんたちを見るには

うってつけ


でも、問題は写真を撮るときに

そこでジッとしていてくれるかどうか


こちらのヒメヒラタアブのお仲間

そんな私の気持ちを察してか・・・

ちょっとのんびりしてくれました。


まぁでも、よく考えてみると

私のことなんてどうでもよかったんですね。

まずは自分のお腹を満たすこと

それが一番だもんね。


しかし理由はどうであれゆっくり観察できるのはうれしい!

・・・ってなことでちょっとばかりゆっくり観察。


ヒメヒラタアブの仲間の解説なんぞを見ると

腹部の黒い模様・・・なんて書いてある。




でもふと思ったのが

黒ってホント?ってな疑問


どうです?この色

黒に見えますか?


私には黒と青のラインに見えるんだけど・・・

これって写真だからかな?それとも光線の具合?

いや、それとも私の思い込み?


こうしてみると、とっても美しい!




あんたは葉っぱでしょ!


池の中の草取りを終えて

さぁ~そろそろ帰るんべぇ~かと思っていた時

ふと見たタンポポに

あん?へんなのいるぞぉ~

もしかしてオトシブミ・・・???

まさかぁ~?



でも、やっぱオトシブミでした。

多分だけど

セアカヒメオトシブミ

多分と言うのは、そっくりなのに

ヒメクロオトシブミ背赤型というのがいるわけ。

まさか、それじゃないよねぇ~?

ま、いいっすか!


しかし

なんでこんなタンポポにいるんじゃぁ~?

あんたのいる場所は、葉っぱの上でしょ!