学力テストVol.81

今月は9の付く日が2回しかない! だから恒例のクイズの日は本日に繰り上げでござる。

さてさて、今回は『鳥のくちばしシリーズ』の第1回目です。まずは軽いストレッチ程度で、簡単なやつを選んでみたので、制限時間は10秒かな?


A


 B


C


D


E

越冬チョウもチラホラと

むかしTBS系で「怪奇大作戦」[1968年版)というのを放映していたものを、明日までNHKのBSで放映!ホヨヨ? なぜNHKが民放の番組を?と思ったら何のこたない、NHKと円谷プロで作ったリメイク版が放映(3/9と11日の深夜です)されるので、原版に敬意を表して?・・・ということらしい。
興味がある人はネットで「怪奇大作戦 ミステリーファイル」で検索してね!

同居人は昔からこういったへくだらないのが大好きでいつも見るんだよね~! ゾンビだとかお化けとか、そういったワシが大っ嫌いなヤツ! ああ、ヤダヤダ!

明日はドドド~ンと暖かくなるらしいけど、まだまだこのまま春に突入するわけじゃないのでくれぐれも体調には気をつけてくんなまし~。スギ花粉のバラマキもこれから最高潮になるぞ~!オッヒョ~!


アセビ」で吸蜜する『ヒメアカタテハ』ちゃん。もうすぐこんな姿が毎日のように見られるようになります。

発芽

その通り

発芽です!!

その正体はドングリ

コナラ

里の家斜面で、もう始まっていました。


とっても沢山の種が地面に落ちているのに

こんな風に芽を出すのは、ほんのわずか。

そして大きく育つのは???


どのくらいの確率なんでしょうネ。


かまいたち

その1 昨日BSで円谷プロ製作の特撮TVドラマ 「怪奇大作戦 16話『かまいたち』」(1968年制作)が放送されました。こんな古い番組を覚えてる人はいるかなあ? 興味があったら毎日放映してるようだからどうぞ。

「かまいたち」というのはつむじ風に乗って現れ、鎌のような両手の爪で人に切りつける妖怪!
科学的には旋風の中心に出来る真空または非常な低圧により皮膚や肉が裂かれる現象と説明されており、この「怪奇大作戦」でも、この理論を元にストーリーが作られていました。

さすがに45年も前の番組だと、かなり幼稚で笑っちゃうけど、それはご愛嬌。岸田森とか勝呂誉とかがピチピチの若者で出演しておりましたぞ!「

その2 最近聞いた柳家小さんの「宿屋の仇討」でも、このイタチが登場しました。
「その方の名は?」「いらっしゃいやし、私しゃ伊八(いはち)と申します」 「お~、その方か! ニワトリの尻から生き血を吸うイタチというのは・・・」 「お戯れを!それはイタチでございます。私めは伊八でございます」云々。

イタチがニワトリを襲うのは知っていたけど、尻から生き血を吸うというのは初耳でしたわい!

こんなイタチ関連の話が2つも続いたってことは、「オラのことをまだ紹介してないじゃ~ん!」とのお告げに違いありません。そこで、かまいたちの妖怪に脅かされる前にご紹介。


これが噂の「里山の鎌鼬(かまいたち)」こと『イタチ』君。



昼間に姿を見るのはホントにラッキーなこと。この時も、あぜ道をトットコ駆けて行きました。

あなたの感性は?

「ガ」を嫌いだろうがなんだろうが、成人女性のほぼ100%の人は「ガ」から作ったものを一度は身に付けていると思われます。
それは「シルク」すなわち「」です。ほらほら、ハンカチだのシャツだの、場合によっては下着までお世話になってるでしょうに!

その歴史を調べると、中国では何と何と紀元前3000年前に生産されているんだって!
日本では明治以降は主要な外貨獲得源の基幹産業だったんです。

これだけ人類に貢献しているんだから、それを単なる感情論で「汚い」だの「気持ち悪い」なんて言ってはバチが当たりますぞ!


これは『イボタガ』といいいます。

カイコガは野生には存在しない家畜化されたガです。その写真はないので代わりに「イボタガ」で
あなたの感性をチェックしてみましょ。
ほれほれ、そこのアンタ! これを見てウゲ~!とかキモイ~!なんて思った人は、これからシルクを身に付ける資格はありませんぞ!












里山の春 その2



スイセン』も満開でお客さまを迎えてくれます。


こちらは『アセビ』 

思わず周囲で「コツバメ」を探してしまいましたが・・・チト早すぎたかな?


ビオトープの田んぼでは『ニホンアカガエル』のオタマを数頭発見!今期初記録かな?


卵塊のなかでもオタマが動いているので、近いうちにドバ~っと出て来ることでしょう

里の家はすでに春!

現在のブログの表紙のウメと12℃という暖かさに冬眠から抜け出して一路里山へ!

今は二十四節気でいうところの「雨水(うすい)」。空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころという意味だそうな。
積雪のピークなので、この時節から寒さも峠を越えて春になる転換期ということですね~! もう立春からも20日も経ったのだからホンモノの春がすぐ近くに来ても当然のこと。


うわ~!ちょうど見頃の7~8分咲きじゃないっすか~!


虫もいっぱいウメで吸蜜中! 『セイヨウミツバチ』のオネイサマがたくさんいました。


そして『ツマグロキンバエ』もチュウチュウとおいしそうに!


オオハナアブ』まで見られるとは! 右はツマグロキンバエちゃん


今日の差し入れはJasonさんお手製の「燻製チーズ

これがまた絶品だけどアルコールなしっていうのは地獄の苦しみ!
指先だけのパーツ美人も久々に登場です。指先だけじゃなくもっと~!というご要望だからこれからはご希望通りにジャンスカご登場願おうかなっと。


仕上げはOkeichanの差し入れのサツマイモ 

これをダッチオーブンで焼き芋に仕上げてみました。甘くてほっぺたが落ちるとはこのこと。

チョウよりも美しい!?!

この美しいものを見て「げげ~っ、ガ?ホントにガ? やっぱりガじゃん!だったらキラ~イ!」という人は、間違いなく「ガは嫌い」という先入観で凝り固まったヒト。


これは里山での灯火観察会の時に来てくれた『コヨツメアオシャク』という、それはそれは見目麗しきシャクガの仲間です。

ここでおさらい。
チョウは約240種。それに対してガは約6000種!何よりも大事なのは「分類上ではどちらも同じで、チョウはガの一部」なのだということ。
鱗翅目(りんしもく)またはチョウ目とかガ目ともいう」・・・に属しています。その境界は曖昧で、明確に区別することは困難・・・というよりも、区別する必要すらありません。

どうも日本ではチョウは好きだけど、ガはどうも・・・といって避ける人が多いのが現実!
ものだけ見せればガの仲間でもチョウにひけを取らない美しいのがいっぱい!
きれいなものはきれい!と考えるようにしましょ。

しつこいようだけど、とにかく旦那はどうでもいいけど、子供にだけは「ガは汚いからダメ」とか言って洗脳することだけは止めてね!
もしかしたらファーブルやダーウィンのような歴史に名を残す人になるかもしれないんだから、その大事な芽を摘まないようにしましょ! それが大人の大事なつとめなのですから。

どちらが好き?

メダルがなくても感動は与えられるもの!それは今まで頑張ってきていたことを知っているし、最後まで頑張る姿を見せてくれたから!

そんな真央ちゃんの晴れやかな顔を見ることができて、オジサンはホントにもらい泣きしてしまいましたぞ!
これで彼女も日本に帰ってきたら舞オネイサマと二人で、大好きな焼き肉を思いっきり食べることができることでしょう! 

さて、そんなこととは何の関係もないお話。
蛾眉(がび)」という言葉を知ってる? ガの触角のように細く弧を描いた眉のことで、転じて「美人」のことをさします。

鳥に「ガビチョウ」というのがいて、元々は中国南部から東南アジア北部にかけて分布している外国の鳥だったけど、ペットとして輸入したものが、「かごぬけ」して、分布を広げてしまい、最近は浜松市北部でも見られるようになったとか。
遅かれ早かれ里山にもソウシチョウと共に姿を現すことでしょう。

そんな「特定外来生物」の鳥のことなんてさておいて、今回は「ガ」の話。
どうも「蛾」という文字や、「ga」という発音を聞いただけで嫌われているようで残念でなりませぬ。
特に嫌うことの多いのが女性・・・でもそんな人に限って「ガ」のことを何にも知らないのであ~る!

・・・かく言う私めも虫の写真を撮り始める前までは一般人とほとんど同じ感覚でしたがね!デヘッ

物ごとは、それを知ってから好きになるか、そうじゃないものに分かれるというのが正しい方法で、人から聞いた言葉だけで先入観を持って毛嫌いするのはいけません。

もし子供が「ガ」は嫌い!だとか不潔だとか毒がある!・・・なんて思っているなら、それは100%親それも母親あたりからの影響!そしてその親も「ガ」のことなんて何にも知らないってのが多くの事例! 

キライと思えば興味はそこでなくなってしまい、そこから広がるであろう自然へのアプローチも途切れてしまいます。それだけ母親の影響は大きいのですぞ!
そんなの知らなくたって困んないも~ん・・・と思ってるアンタ! それが地球を破壊するのじゃ!


クロハネシロヒゲナガ


イチモンジセセリ

例えば、この2つを目の前に見せてどちらがキレイ?どちらが好き?と質問してアンタやアンタの子供やトウチャンは何と答えるかな? ついでにジジババにも聞いてみてくれ~!
全員がキライ? そんな家族はエイリアンにでも食われちまえ~!

つぼみ考察


なんじゃぁ~これぇ~??

遥かかなた、どこぞの星からやってきた
エイリアンかも・・・

でもよぉ~く見ると
案外カワユイかな。

このグリーンがなんとも言えませんよね。

ずっとこの状態で春がやってくるのを
待っているのです。



その正体はこちら

名前はミツマタ

ほらその名の通り、枝が見事に三本に分かれてるでしょ。

これは覚えやすい!


さてこのミツマタ、和紙の原料として有名ですが
和紙として使われ始めたのは戦国時代以降というのが
定説らしいのです。

でもなぜか万葉集にもこのミツマタは登場しているのです。

ということは、もしかてこの時代から和紙として
利用されていたのかもしれないわけ。

歴史を検証するって言うのは大変ですネぇ~。

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原産地は中国南部、ヒマラヤ・・・日本には
自生していないんですよ。

里山でもまだ一度も見たことないなぁ~



学力テスト Vol.80

昨日はド寒いし、ドン曇り空だし、とても鳥を撮りに出かけるような日じゃなかったので、年末にせっかく録画してあったのに見てなかった「アメリカン・ミュージック・アウォード2013」をじっくりと見ました。

お気に入りのテイラー・スイフトちゃんを始めとして、レディー・ガガ、ジャスティン・ティンバーレイク、ワン・ダイレクション、ケイティ・ペリー ジェニファー・ロペス、マイリー・サイラス、リアーナ、イマジン・ドラゴンズ、マックルモア&ライアン・ルイス、
そしてkunichanお気に入りのアヴィーチー などなど、これでもか~!というくらいの豪華メンバーがずら~り! あいや~、とっても楽しい2時間でした。

さすが世界中の音楽ファンから熱い注目を集めるポピュラー音楽界最大のイベントじゃ~!
どこかの国の小便臭い団体のネエチャンたちがチヤホヤされてるのとは大違いの、成熟した大人のイベントでしたね~!

さてさて、今日はお待ちかねのクイズの日。 
前回に引き続いて「鳥の背中編その2」を作ってみました。
今回のテーマは「シック」じゃ! 英語だとかっこいいけど、日本語で言うところの「地味~!」
例によって答えはないのでじっくりと考えてね! じゃあGOOD LUCK!!
 

A


B


C


D


E


究極のウェストサイズストーリー

見て見て~!この見事なくびれ! このウェストの細いことといったら!
まるで棒か糸で繋がれているようです。しかも、それが超なが~い! ウェストの細さを誇るホモサピエンスのオネイサマ方もこれを見たら「エドヴァルド・ムンクの叫び」顔になること間違いなし!


オミナエシで吸蜜する『サトジガバチ?

ハチの中でもずば抜けているけど、どんなメリットがあるのかな? そもそもハチの腰が細いのは体を折るのが目的だと思うんだけど、こんなに細くする必要ってあるのかなあ?
他のハチと違うってことは、こうなりたいと思って進化したに違いないけどさっぱり意味不明!
その目的や物語をすっごく知りたいけど誰か教えてくれ~!

ジガバチの名前の由来は「巣穴を掘るときの羽音に由来する」・・・と書いてあったけど、まだ見たことも聞いたこともないなあ。漢字で書くと「里似我蜂」。

名前のうしろの「?」は、「サトジガバチ」なのか「ヤマジガバチ」なのかはほとんど見分けがつかない・・・と書いてあるので付け足しておきました。
私にとっちゃ里だろうが山だろうが、そんな些細なことは、どっちだって構わないんだけどネ!
なんなら「ツイッギー」ちゃんって呼ぼうか?・・・あ~ん?そんなの知らないって? ケッ!


WANTED 忍び寄る脅威

ニホンザル
すでに森林公園に出没したというウワサがあるので、ここ里山にも遠からず来ると思われます。
・・・というか、すでに見ている人がいるかも?


人目に付かないところでお食事中

サルの食性は植物食傾向の強い雑食。いろいろなものを食べるので、ここに来ると大事な柿やシイタケが獲られてしまうかも?さあ大変!

手間暇をかけて作った干し柿だって、鳥対策のように網を掛けておくだけではダメなんじゃ?! 
相手は相当な知恵者だし、きゃたつを使って獲るかも? だから今のうちから対策を考えねば!


ところで、サルのことをどうして「エテ公」と呼ぶんだろ?
サル=去る・・・を連想する忌み言葉なので、違う言葉を当てはめたようだけど、「エテ」というのがどこから来たのやら? 「公」は「先公」や「ポリ公」と同じで相手を軽くみる言葉。
きっとサルに対する差別用語だから、そんなふうに呼んじゃいけないような気もするなあ。

WANTD シナントロープ

スズメ』はホントに人家がない所にはいないの? 
里の家からホンの数百M離れた人家付近ではいるのに、普段人気のない里の家ではスズメを見かけることがありません。境界線はきっちりと守られているのであ~る。
昨年、たった一度だけ駐車場付近の電線に来たことがあったけど、あれはきっと好奇心旺盛なスズメが物見遊山に来ただけなんでしょう。



シナントロープ」という言葉があります。英語ではSynanthropeと書き「人類(anthropos)」と「syn(~と共に)」という意味を合わせた造語なんだそうな。
これは人間社会の近くで生息し、人間や人工物の恩恵を受けて共生する野生の動植物のことで、人工物には、庭、公園、田畑等も含まれます。

スズメは典型的なシナントロープで、人間が住み始めた集落にはスズメも居つき、逆に集落から人間が離れて無人になると、スズメも見られなくなります。
これは明らかにカラスやタカ、ヘビなどの天敵から自分の生活を守るため!

その割には、人にはまず馴つかないので有名。
ごくまれに手乗りのスズメなどのニュースをやったりするけど、よくよく聞いてみると、巣立ちに失敗したヒナを育てたというような例ばかり。



なぜこうも馴じまないのか調べてみました。環境省のデータがしっかりと物語っています。
スズメは穀類を食べる害鳥として「狩猟鳥」に指定されており、1980年代には約300万羽が、90年でも約100万羽、99年で約50万羽が狩猟の対象になっています。
これが人間を信用していない最大の理由かな? 

信用できないから「つかず離れず」という、どこかの家でも見かける離れ技を使っているのです。
おっと、こちらは「つかず離れず」じゃなくて「聞いてるふりして聞いてない」とか「時々死んだふり」というウルトラC級の技だっけ!

でもエサ台には警戒しながらも、しっかりとやってきます。私の姿を見るとすぐに逃げるのでぜんぜん可愛くないけど、スズメが来ないエサ台は他の鳥も来っこありません。

最近はスズメが減少したという話をよく聞きます。
理由としては①気密性の高い住宅の普及によって営巣場所が減少したことや、都市化に伴うエサ不足 ②農村部ではコンバインの普及によって落ちもみが減少し、それによる冬季の餌が不足したこと・・・・などが原因のようです。

里山に善人しかいないのが理解してもらえたら、ここがスズメのお宿になることも夢じゃない!

奇妙奇天烈摩訶不思議


これが何だか判る人は、よほどの虫女か虫オタク!

これはイモムシの仲間です。それが逆さまになってイナバウワーをしているところで、右側が頭と足・・・と言ったら納得する?
イモムシの仲間ということはチョウやガの仲間で、これは『シャチホコガ』の幼虫でござる。
チョッと刺激的なことがあると、このように両手を広げて威嚇のポーズを見せたりします。

このイモムシ君を「うげ~、キモイ~!」と思うか、「おっひょ~、エイリアンみたいでカッケ~!」と感じるかはアナタの感性次第でござる。


危険を察すると、体を大きく反り返らせて静止する習性があり、上の写真は左が頭。
そんな動作をすることから「シャチホコムシ」とも呼ばれます。

それにしても、どうしたらこんな不思議な形に進化するんだろ? これを鳥が気味悪がったり怖がったりする効果があるのかしらん?

成虫は何のことはない地味~なヤツだけど、画像がないので興味ある人はネットで調べてね。

WANTED  ムクドリを探せ!

里山で『ムクドリ』が見られないのはなぜ? 今回はこのテーマを真剣に考えてみましたぞ!

まずはムクドリの習性などいろいろ調べてみました。

◆芝生や畑の上で,歩きながら昆虫類などをとったり、雑木林で木の実をとる。
大陸ではシベリアから中国東部にかけて繁殖し、冬には中国南部から台湾、ミャンマーに渡る。

◆日本では周年生息するが、冬季は北海道で減少し九州で増加する。産卵期は3月下旬から7月頃までである(清棲 1978)。

◆もともとは木にできる洞などに営巣するが、建物や巣箱にも営巣することが多く、人々にとって身近な鳥類である。日本での繁殖は九州以北で、中部地方や関東地方の平地に多く、山地には少ない(環境庁 1980)。

◆ムクドリは群れをつくって採食したり、ねぐらをとる習性があり、夏から冬にかけて数万羽もの大規模な集団ねぐらを形成することがある。


誰かが書いたこの資料を読んだ後、手っ取り早く「自分がムクドリだったら」になって真剣に考えてみました。
「あそこはエサ的には豊富で申し分なし!でも、ずえったいに住みたくなんかないや~い!」 きっとこんな気持ちにさせる、特別に大きな理由があるに違いありませぬ!

そこで、ない知恵をふり絞って考えてみました。
するとあったあった!見つかったぞ~! ムクドリってもしかしたらヘビが大の苦手なのけ?だとしたら里山を嫌うのは大当たり~!
なんせここはヘビの宝庫!集団繁殖地!! もしかしたら近隣周辺でも、ヘビの最多数を誇る大多産地!!!

マムシを筆頭に、ヤマカガシ、シマヘビ、アオダイショウ、ヒバカリ、タカチホヘビなど何でもござれのオンパレードなのであ~る!! これだけいるとムクドリママに「卵やヒナも危なくて子育てなんてとんでもないっす!」と思われても仕方ありません!
ヘビって木にも登れるからね~



それと、もっともっと怖い猛禽類がたくさん生息していること。サシバやノスリがムクドリを襲うことはないにしても、オオタカ、ハイタカ、ツミなどがウジャウジャ! 雑木林が接近しているので逃げやすいと思いきや、見晴らしも悪いから、小型のタカに背後から接近されても気づくのが遅れるし・・・

要するにツバメと同じ考えで、人の近くで生活していればヘビや猛禽類の心配がない!・・・という恩恵を利用しているんじゃないのかな? きっとそうに違いありません!
ここは人が住んでいないエリアなので、それでムクドリも居つかないのです。



こいつら、我が家のエサ台ではメジロ君やヒヨ君を追っぱらって、我が物顔で次郎柿やミカンを頬張ってるくせに、たかがヘビやタカが怖いのかい? フン! この小心者めが~!

WANTED  ハクセキレイはどこじゃ?

ノルディック複合で渡部暁選手が銀!そしてカーリング女子では、予選ながらも地元ロシアを大撃破! いいぞいいぞ~! だんだん調子が出てきたじゃん!

お話変わって、本日の「おすすめニュース そのに」でkunichanが書いていた『ハクセキレイ』について。

私はまだこの冬鳥を里山で見たことがありませぬ! どうしてなのかはさっぱり不明!
このハクセキレイ、ユーラシア大陸に広く分布していて、ここから直線距離で1kmばかりの「静岡県立自然公園」のスポーツ広場附近に行けば、冬場には必ず見られます。
なのに里山では、私が知る限り過去一回も記録がないのです!
ホントに里山の七不思議のうちの一つ!!

もちろん街中でも、セキレイの仲間では一番よく見かける種類で、ねぐらはガソリンスタンドの屋根の下とか街中の街路樹あたり。

図鑑によると「海岸や河口の砂地、川岸、水田、畑等、低地の水辺にいて地上を歩いて昆虫等をとり、飛びあがってとることもある。 農耕地や市街地の空き地など開けた環境を好む。 」と記されています。これでなぜ里山だけがハブセになるのじゃ?

ここ里山はハクセキレイ君が上空から見ると、周囲が山に囲まれて、地形として微妙に狭いのがダメなのけ? エサはあるはずなんだけどな~! 

実はいずれ見られるだろうと思い、その時は大スクープのニュースにしよう!・・・と、手ぐすね引いて待っていたのに、とうとう今まで空振り! どうなっとるんじゃ~!

もしかしたら私とkunichan以外の人が見るかも? またはすでに見ている?!かもしれないので、今回はその手配書を作ってみました。


こちらが『ハクセキレイ』の♂ 頭だけが黒くて背中はグレイです。


そしてこちらが『ハクセキレイ』のオネイサマ。全体がグレイです。


参考のために、こちらはいつも里山にいる『セグロセキレイ』君。

首から上の部分では眉と喉の下だけが白い!・・・と覚えてね!
ハクセキレイは顔全体が白いので、ここを見れば違いがバッチリ! どう?判ったかな?

ちなみに地鳴きが「ジジッ ジジッ」っと濁っていればセグロ君で、「チュチュン、チュチュン」と濁っていない声がハクセキレイです。

これだけ書きゃ、誰かが見つけてくれるじゃろ! 

向かい風

飛行機に大事なのは風への対応。離陸する時には向かい風を利用します。

スキージャンプの沙羅ちゃんは残念な結果に終わってしまったけど、これには少なからず風が影響していたらしいですね~。
前の選手が飛んだ時は向かい風でいい条件だったのに、彼女のスタートになったら逆の追い風に! ホントに風の神様も意地悪すぎ~!
これではいくら王者の沙羅ちゃんでも距離を伸ばせないのは仕方のないところ。グスン!

さてさて、今回はカモについてその離陸方法をおさらいしてみましょう。


カルガモ』君やマガモ君、オナガガモ君などの「淡水ガモ」の仲間は、飛び立つときに助走の必要はありません。 そのまま上へ「それ~、シュワッチ!」っと飛び立ちます。


それに対して『キンクロハジロ』君やスズガモ君のような「海ガモ」の仲間は「バタバタバタ~ それ~!」っと、水面を足で蹴って助走します。
余裕のある時はもちろん風上に向かって、すなわち向かい風を受けて飛び立ちます。「カワウ」君や「ハクチョウ」君などもこの方法。

飛び立ち方法が異なるのは海ガモのほうが、淡水ガモよりも翼が小さいのでその影響かな?

スピードが命

スピードスケートは男子のトップクラスの選手で、500mを34秒代で滑りますが、最初の100mに約10秒かかります。
なので、残り400mを25秒程度で滑るとすればその最高時速は何と58km!

別の見方をすると、私がプールでノタノタと25mを泳いでいるうちに遥か彼方の500m先に着いちまうという超ハイスピード!

その加藤選手と長島選手に期待したけど、あっという間に終わっちゃったね~!
やはりオリンピックで勝つことはホントにホントに難しいノダ!

さてさて、昆虫界でスピードを誇るのは何と言っても『オニヤンマ

 名前の由来は地獄の鬼のパンツの模様から来てるんだって!あの模様の衣装を着ると超高速が出せるというウワサ! 今回の日本選手はこの模様のパンツをはくのを忘れちゃったのかな?

それとも、はいていたのが仇となって力みすぎ? 加藤選手はスタートでつまずくし、長島選手はいつもの華麗なフォームが少々乱れたし・・・


ふだんのオニヤンマは人がいても気にせずに、近くをゆうゆうと縄張りをパトロールしています。
・・・が、いざ自分の縄張りに他のオニヤンマが侵入してきたりすると、ものすごいスピードで追っかけまわします。
その時の切り替えスイッチが入った時の早いことったら!
その時速は60kmともいわれているので、スピードスケートの最高時速並み!
場合によってはホバリングもできるという、とにかくトンボの中では東の正横綱!

だから、あのスズメバチたちでさえ、このオニヤンマを天敵と恐れているのです!
スピードでは全く敵わないし、あの鋭い大あごでガブリとやられてしまうんだって!




大好物



この松ぼっくりみたいの何?

う~む、これだけでピン!と
来た人は、相当な植物通?か
鳥マニアなのであ~る。

なんてやけに難しそうな物の言い方に
なってしまう物体。

これ、意外とどこにでもある植物

ちょっとした荒れ地とか
ホッタラカシの造成地などなど・・・

特に多いのは東名高速とかバイパスの土手

そしてそこに冬になると集まってくるのが、これ!





その目的は、ちょっとだけ見える種子。
いや、本当は果実らしいのだけど・・・
わかるかな?

ちょっと割れた殻から飛び出してる

薄茶いろの物体

こんなちっちゃなのを食べに

はるばると冬季オリンピックの開かれている
ロシアの地からやってくるのです。

今年はもう来たかなぁ??

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オオバヤシャブシの花穂と果実







いそうろう

「居候」のことを別名「10階」と呼ぶそうな。その心は・・・たいがい2階にやっかいになる

「居候 三杯目にはそっと出し」 「居候 角(かく)な座敷を丸く掃(は)き」 いずれにせよ
他人の家にただでおいてもらう身分では小さくなって遠慮しがちに生活せねばなりませぬ。

さてさて、そんな「居候」という名前の付いたクモがいます。話には聞いていたけどジョロウグモにばかり目がいって気づくことがありませんでした。

ある日「ジョロウグモ♀」のドアップを撮ろうと接近したら、何やら仁丹のような銀色のゴミが網にくっついています。
最初はクモとは判らずにボーっと見ていたら、それが少しずつ動いているので、ようやく「あ~、これこれ!これじゃん! これがイソウロウグモじゃん!」と、ようやく思い出した次第!


この中央の白いのが『シロカネイソウロウグモ』の♀で体長は2.5~3.5mm


拡大するとようやく足が見えてクモだとわかります。


 そ~っとジョロウグモが食べているエサに接近!


このクモは自分で網を張ってエサを捕まえるのではなく、あくまで便乗戦法!
ジョロウグモの網を探すとけっこう見つかります。

「居候」の意味を辞書で調べると、他人の家にただでおいてもらうこと。だから厄介になっている負い目から、すべてに遠慮がちに暮さねばなりませぬ。なのにこのクモは家主に食事の許可を得ているのではなくて、完全な盗み食い! 

こんなふうにも書いてありました。
「居候」とは結婚や恋愛関係云々がどうであるかは関係なく、その家に家賃や生活費を全くか、ほとんど納めないで住まわせてもらっている状況。
あれ?これって誰かに似てるぞ~!もしかして・・・! う~ん、あまり深く考えないようにしよっと!