黄色いキク


ヤクシソウ(薬師草)が満開です。

鮮やかな花が少なくなるこの時期
この黄色は目立つノダ。

なぜか寒谷ビオトープの少し湿った斜面に
ほんの数株が花をつけています。

なぜ他にないのかなぁ?
ちょっと疑問アリ

もっと沢山あってもいいのに??
もしかして誰かが植えた?

とにかく不思議。

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でもまぁ沢山あるより少しだから
いいのかもね。

・・・・と言うことで一件落着!!



モズの高鳴き

モズ』 ここ里山では30mほどの高さの杉のてっぺんなどで、よく「キィキィ、キキキー~~」と、かん高い声で鳴いております。あれは「モズの高鳴き」っていうやつで、さえずりではなく「ここは俺の土地だ~、入ってくんな~!」という縄張り宣言。 ウスバキトンボとともに里山の秋にはかかせない風物詩なのであ~る。一番上の写真でウスバキトンボも見える?




信濃地方などのことわざに「百舌鳥モズ)の高鳴き七十五日」というのがあって、これは高鳴きを始めてから七十五日後に霜が降りる・・・といった農作業の目安にしていたんだって。
夏まではペアとか親子で仲良くしていたのが、晩夏の頃になると突然縄張り争いを始めて、その時は骨肉の戦いになるそうな・・・おおこわっ!
我が家で高鳴きを聞くことはないなあ・・・そんなことになった時はきっと永久追放される時ってことは自覚してるからネ!ユメユメ逆らってはいけませぬぞ!男はあくまでひっそりとネ!


複眼の数

昆虫は「複眼」というけど、いったいどのくらいの数の眼が集まってるか知ってる?
・・・というわけでオッチャンもすっごく興味があったのでチト調べてみました。

あったあった「ビジュアル 世界一の昆虫」という本を図書館で見つけました。それによるとヤンマでは左右それぞれに約3万個の個眼が集まっているんだってさ!そして、それぞれの個眼は六角形のレンズになっているそうな。

今回はたまたまそんな複眼が撮れているのを紹介してみようかなっと。 まずは『ヒメアカネ』!


こちらは『ムシヒキアブ』の仲間 ひまだったら数えてみてね!




お茶する?

里山で作業をしていると、いろいろと差し入れもいただきますが、今回紹介するのは『コノハズクの和菓子
湯谷温泉で買ってきてくれたものですが、こういうのはどうもフクロウを食べているみたいで少々食べづらいね~!・・・と言いつつ、すぐになくなっちゃったけどさ!
一つ一つの表情が異なるのが、いかにも手作りって感じ!




ミカンを食べている時に『ショウリョウバッタ』が翔んできて、なんとなんとミカンの上に着地!!
一緒にお茶を飲みたかったのかな?

学力テスト Vol.28

今回は趣向を変えて虫君たちの顔面アップクイズ!
さて誰か判るかな? すべてブログに登場した常連さんばかりに登場していただきました。
きっと簡単なのでヒントはありませ~ん! 制限時間は1分でもOKかな!?!





速報 フルートコンサート

分かっちゃいたけど予想通りの雨! しかも演奏中はどしゃ降りで雨の音が大きくなったというのにお客さまは誰もそんなこと気にしません。
美人のいずみ先生の奏でる美しいフルートの音色にうっとりとして、雨音が聞こえていないかのようです。雨音も聞きようによっては自然からのBGM?!


さすがに少々寒かったのですが、そこはぬかりのない事務局のこと、朝から参加者の皆さまに「本日は決行しますのでどうぞいらしてください。ついでに寒さ対策もお忘れなく!」と連絡しまくりましたとさ! さらには、土間のかまどで火をたいたのでそこにも人がいっぱい!そしてホッカイロまで用意しておいたので寒さなんてなんのそのでした。


いずみ先生も今回は新しいステージが出来ているのを承知されていて、なんと途中で着替えてくれるという大サービスで、第二部の登場時にはお客さまからも「うわ~、すてき~!!」と歓声が!
あっという間の2時間が過ぎてしまいましたが、皆さん幸せそうな顔で帰宅されました。
まずは簡単なご報告!

えっ、小道具のバードカービングはどうしたかって? ティータイムに使ったテーブルの中央に置いてみたけど、けっこう皆さん喜んでたみたい!








あしたは雨でもだいじょうぶ!!

いよいよ明日は今年最後の大イベント「秋の里山コンサート」の開催。
こんな素敵な案内状も準備しました。気合が入ってるでしょ!






 その下準備のため4名集合。はるばるお越しいただく皆さんに楽しんでもらえるようにぬかりなく準備せねば!と燃えております。
一番の気がかりは明日の天気予報!よりによって今日とあさっては晴れなのに明日の午後は雨模様!グギギ~~!
そこで室内でも実施がOKなようにいろいろ追加の準備にあたりました。
まず発電機の小屋の制作・・・雨が降ってトラブルがあっては大変!と技術班が急きょ制作へ。
ここ里山には電気が来ていないので、こんな時にものすご~く不便なのであります。

ティータイム用の準備もしました。そこに登場するのがこんな小道具。どんな使い方をするのかは当日のお楽しみ!


とにかく明日は大雨だろうが台風だろうが決行だい! みなさ~ん心配しないで来てね!

2ショット

kunichanの簡易調査では里山から少し離れただけで激減しているようだけど、ここでだけは普通種と呼べる『アキアカネ』!
さてさて、その右隣りに並んでいる赤トンボは誰か判るかな? ウメの枝先でのんびりと秋を満喫しておりましたぞ。




ノコンギクは人気者

花のことはkunichanに任せて、こちらはその花に来る虫でも紹介しようかねっと!
まず先にお断り!この花が『ノコンギク』なのか『ヨメナ』なのか・・・私にゃ判りませ~ん!
ノコンギクだと思って撮っていたけど、当てにならない知識は引っ込めておくに限るぜい!

ハナアブの名前が正確かどうか・・・これもよく判りませ~ん!
ハナアブの仲間も写真だけで同定するのはよっぽど特徴のあるもの以外は、とっても難しいのであ~る。 変に知ったかぶりをしちゃいけないのであ~る! 謙虚に、ひっそりと、人に迷惑を掛けぬように生きるのが秘訣・・・あれ?話が変な方向へ!


ホソヒラタアブ』かな?


キゴシハナアブ』 ♀





                                                       『オオヒメヒラタアブ』かな?

とりあえず、里山のこんな花に、こんな虫が来たってことだけ見て頂けたらうれしいっす!
別に花や虫の名前が判らなくたって楽しめりゃいいんだい!・・・っていう達観した気持ちでいられるといいね~!

代表選手


秋とくればキク

里山ビオトープでも色々なキク科の花が
見られます。


その中でも代表種

ノコンギク(野紺菊)


残念ながら草刈りで
群落は消えてしまいましたが
まだあちこちに顔を出します。

白から薄紫まで
花の色もさまざまな変化があって
楽しい花です。


でも
よくヨメナ(嫁菜)と間違われることがあるので
ご注意を。









里山の幸


パカッと割れたミツバアケビの果肉

かわいい三つ子ちゃん(triplet)です。
ちょっと色も形も今一つで残念。

真ん中上の黒っぽいのが種子
この周りの白いところを食べるんですね。

果肉も料理に利用するらしいけど
まだ一度も出会ったことないかな?

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ついでにまだ割れていない
少しだけキレイなのも載せてみました。


とにかく里山周辺にはたくさんあります。

葉っぱが三枚なのでミツバアケビ

葉っぱが5枚のアケビもあるので
注意して探してみてください。

毛皮のコート

黒ずくめにオレンジのアクセントと黒のサングラス 近づいてもあまり逃げることなく堂々とした態度。 名前を『オオイシアブ』といいます。

これもムシヒキアブ科の仲間だから人を刺すことはなく、ハムシ類などの農作物の害虫も食べてくれるかられっきとした益虫なのであります。 

夏にこれを見ると 「うわっ 暑そう!」 これからの時期には最適な衣装だけど、その頃はすでに天国で活躍中。




あれっ「ナナホシテントウ」も獲っちゃうの? ダメじゃん、益虫を獲っちゃ~!

今年最後の出会いかな

アオスジアゲハ』 つい最近これを見かけましたが、このチョウのイメージは初夏~夏がぴったし!配色も素敵なので大好き!
年に数回羽化してるようだけど、もうすぐ11月だっていうこの時期に見られると少々うれしくなりまする!

冬は暗くなるのが早いし、寒いし、なにより虫が少ないんで嫌いじゃ~!

赤トンボの名前は?

この写真を見て赤トンボの名前が判ったらすご~~い!
ヒントがなくても、写真をしっかりとよ~くと見れば簡単!



花びらが待ち伏せ場所

東南アジアには「ハナカマキリ」っちゅう、ランの花に擬態して昆虫を捕獲するすごいのがいるね~ よくTVでやるから知ってるでしょ? ぜひ一度ホンモノを見てみたいっす!


そしてこちらは日本の『ハナグモ』のメス。ずいぶん粋な名前を付けてもらったじゃん!・・・さぞ擬態もすごい!と思いきや、何のこたない!単に花に隠れて獲物を捕らえるんだってさ!
擬態でも何でもないけど、花びらの陰に隠れているし、小さいのでけっこう探すのも手間がかかります。これでじ~っと待ち伏せをされていたらやっぱり吸蜜に来る虫たちは餌食になってしまうんじゃろね~!

これはオスでメスよりもさらにオチビちゃん



よ~く見るとこのハナグモちゃん、2匹の獲物を捕らえているね~ 最初に緑の目をしたハエを捕って食べていたところに、続けてヒラタアブの仲間が来たのでそれもGET!って推測されます。

「両手に花」という言葉には一人の男性が同時に二人の女性を連れているという意味の他に、二つのよいものを同時に手に入れることってのもあります。まさしく今回はこれ!
でも、できるなら両手に花は止めた方がいいぞ~・・・もめる元だし、あとが怖いからさっ!

秋の味覚のはじまり


ついに待ちに待った
次郎柿のシーズン到来

これから一か月半ぐらいの間
浜北はどこにいっても次郎柿だらけ。

浜北産の次郎柿はそんじょそこらの
ジローとは違う!!

東京の築地や大田市場で浜北次郎柿と言えば
「ほぉ~!!」らしいですよ。

何が違うの?私にはよくわからないけど
栽培管理の仕方が徹底しているらしい。

だから、関東あたりに知人や親せきがいたら
次郎柿を送るべし!
それも浜北産に限るべし!

喜ばれるかもよぉ~。


ちなみに今年は豊作

値崩れが心配と里山の主は
おっしゃっておりました。


クモを好きになる方法

朝起きた時はまだ部屋が薄暗くて、電気をつけた途端にその手のすぐそばの壁面にでっかい「アシダカグモ」が貼り付いていました!「ギョエ~~~!」

急いで昆虫網を持ってきて、慎重に慎重に捕獲して外へポイっと!さいなら~!・・・フイ~!
「アダンソンハエトリ」なら数頭が家の中でピョンピョンと徘徊しているんだけど、どうもこのクモは超苦手です。キャサリンの家だったらきっと名前を付けて飼っているんだろうけどネ!

さてさて、昨日から読み始めた「子供の科学 サイエンスブック おどろきのクモの世界」新海栄一・新海明(誠文堂新光社)という本では、「はじめに」で筆者が次のようにコメントしているので、そのまま紹介してみましょう さすがクモ博士です。いいこと言ってるわい!

「この世でクモほど誤解を受けている虫もちょっといないのではないでしょうか。クモというだけでウワ~ッ、キモイ! ダメダメッとの反応が普通です。

クモほど人知れず役立つ虫はいないのに不当な扱いを受けています。農業害虫や不快な虫を餌として食べているのに、そのクモ自身が不快な虫と言われているのです。
たぶん多くの人は頭の中では理解しているのです『クモは益虫であることを』。

この本で私たちはクモの弁護人になるつもりです。昆虫には遠く及びませんが、世界に4万種、日本でも1500種ものクモがいます。ほんのわずか、人に害を及ぼすものもいますが、その大部分は益虫か、益も害もないイイやつらなのです。

どうかクモの本当の姿を知ってください。相手を知れば怖いものなどありません。無知こそが誤解のもとなのです。この本を通して皆さんのクモに対する偏見が少しでも和らげばと思っています」

そういうことで、みなさんもクモのことをもっと理解しましょうね~っと。
オメエはそう言いながら「アシダカグモ」を嫌ってるじゃんって?

あのね~苦手なものは苦手なの!ヘビとクモとお化けだけはどうしてもダメ!ダメなものはダメ~~!! あれが寝ている時に顔の上をガサガサ這って・・・なんて想像しただけでもうダメ!

でも、いろいろ写真を撮らねばならないので、できるだけ可愛いハエトリグモとかきれいなクモから徐々に慣れるように努力してるんだけどね!


さて本日の本題、これを最初に見つけた時はササグモの色違いかと思い込んでろくろく調べなかったけど、たまたま友人にクイズで見せたら『クリチャササグモ』じゃん・・・って言われてビックリ!


「ゲゲ~、それってハナマルじゃん!!」 調べたら普通種って書いてあったけど、今まで里山では見たことなかったな~! とにかくこの晩はクモで乾杯! どうして乾杯なんじゃって? そりゃアンタ 乾杯した方がたくさん飲めるからに決まってますがね~! 

こういう些細な積み重ねでクモのことを理解していくのであ~る。でもクモ大好きになるのは、まだ当分先の話だな?きっと!

ホトトギスいろいろ

この春、園芸店で「オミナエシ」を買ってきて、里の家に植えたら①何と7月に咲きだし、②虫も全然寄り付かない!③よく見りゃ葉っぱがぜんぜん違う!!・・・結果的には国産種じゃなくて、類似品の外国種「オミナエシモドキ」だろうということになったけど、こんなの売るな~ ニャロメ~!

さて今日も性懲りもなく、野草コーナーから「フジバカマ」を3本ばかし購入してきました・・・来年いろいろな虫やアサギマダラが来てくれることを夢見て里山に植えちゃうぞ~!

ところでその隣りに「ホトトギス」が売っていたけど、きっとこれは「タイワンホトトギス」ってやつか、「ホトトギスとタイワンホトトギスの混血種」ってやつだよね?
5年ほど前に園芸店で買ったら小型の花が茎のてっぺんにだけ咲いたのでアレッ?と思ってたけどよく似てるね~ ちょうど家に来た友人に「これはタイワンホトトギスだからダメ!植えるならホンモノを!ヒヒヒ・・・」って言われちゃったい!もう~~、こんなの売るなっつうの! 

ホトトギスと言えば連想するのは「東京特許許可局」と「ルリタテハ」! ルリタテハは気を使ってくれたのか我が家のタイワンホトトギスでも来てくれましたぞ!
写真上と中の2枚の『ホトトギス』はいずれも園芸種とは無縁の自然状態にあったものなので野生種と思われます。 
最下段の白地にピンクのは里山のご近所の県立森林公園内で撮ったものですが『ヤマジノホトトギス』でいいのかなあ?




ニホンイシガメ


さてこのカメさん

満を持して登場です。

なかなかキレイだしカワユイでしょ。

多分、ニホンイシガメでいいと思うのだけど。

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季節は春
場所は寒谷ビオトープの道路わき

危なっかしいのでビオトープ側に強制移動

ちょっとだけ写真を撮らせていただいた後に
ビオトープ池に戻したらアッという間に
どこかに隠れてしまいました。
まぁ早かったこと!

つい数日前もすぐ近くを流れる
三面張りの川に
イシガメさんがいました。

こんな風にイシガメの姿を見られる場所って
少なくなっているんですよね。









おしゃれな勘ちがい

そろそろ朝晩が涼しくなって暖かい服が恋しくなってきたね~
この暖かそうなゴージャスな金色の毛皮を着ているのは『トラマルハナバチ』というマルハナバチの仲間の中でも、もっともポピュラーな子です。



ミツバチの仲間なので顔も似てるでしょ? おとなしい性格で、刺すようなことはほとんどありません・・・というよりも、すぐそばにいるこちらのことはまったく無視していつも吸蜜にご執心!
名前の由来は尻にシマシマのトラ模様のパンツをはいてるからじゃろね?きっと!



このうす青い可憐な花は「セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)」といいます。里山には生えてなくて、もう少し山地に行かないと見られないみたいっす。

今回わざわざこの花を出したのは、とあるオネイサマがこの花の名前をちょっとばっかし勘ちがいして「秋の吉祥寺」って言ってたっけ!その話を思い出したから。

里山で植物図鑑を見て「どこにも載ってないじゃん!フン!」とブツブツ・・・隣にいた野草に詳しい仲間にその花の特徴を話すと「もしかしてセキヤノアキチョウジじゃないのけ?」って言われて「ヘッ?」 図鑑で探すと「あったあった~!これこれ!」とようやく目的達成! 胸のつかえが取れてよかったね~ これでまた安心していろいろ食べられるじゃん!食欲の秋は満喫しなくちゃネ!

それにしても「秋の吉祥寺」って、しゃれた名前で覚えたじゃん? 文学的センスもあるような花の名前だし!

この日はしっかりと正式名を覚えたと思うけど、メモもせずにちゃんと家に帰るまで覚えていたかなあ? オッチャンは残念ながら夕べのおかずも覚えてないので他人事ながら気になります。今度コンサートで会ったら聞いてみよっと!また「秋の吉祥寺」って言ったりしたら、どうしようかなあ・・・ムフフ!楽しみ楽しみ。