学力テスト Vol.174

今回は里山にもいるチョウを含めた類似種を集めてみました。
図鑑なしで、どのくらい判るかな? まさか全部判るなんてことあり?!?!


A


B


C


D


E


F

好きなシソ科


ヤマハッカ


里山の栗畑で増え始めました。


ここの草刈りを始めたころは

全く目にしていなかったので

どこぞから種が飛んで来たんでしょうね。




スゥ~っとまっすぐ立って

花は、ほぼ同じ向きに咲きます。


この淡さがいいんだなぁ~

これをもっと増やすには・・・

やはり草刈りか!


その草刈り、数日前にこの周辺が

刈られていました。

草刈りをするのは勝手なんだけど

もう少し後にしてくれると嬉しいのだけどなぁ~!

今は秋の花が満開なんで!!





ハトより小さい

漢字では「雀鷹」、英名でも「Japanese Sparrowhawk」 ・・・どちらもスズメに関係のある名前。
これを「ふふん、ツミのことだなっ!」 って言うお方は、なかなかの人!!


こちらが『ツミ

古くは平安の時代から、メスは「つみ」そしてオスは「えっさい」と呼ばれていたそうな。

オスとメスであまりにも体色が違うため、別種と言われていた時もあったんだそうな。

今、県立美術館で開催している「徳川の平和」展を見に行ったら、ツミかハイタカらしいのを鷹狩に使っていた絵画を数点見つけましたぞ。
映像ではよくオオタカを使っているのは見かけるけど、ツミやハイタカも利用したんだろうか?




実寸は、オスが27cmでメスが30cmだから、メスはキジバトよりはやや小さく、オスはヒヨドリと同じくらいと言えばイメージしやすいかな? 当然ながら日本最小のタカ!!

そして、この写真では左がオスで右がメス! 明らかにメスの方がサイズも態度もでっかい!
おっと態度がでっかいのは我が家のことだっけ。

先日聞いた話では10月23日、渥美半島では午前中だけで約50羽ほどのツミが渡って行ったそうな。

だからサシバの季節が終わったから、もうタカ見のシーズンはお終い! ・・・なんて店じまいするのは早すぎますぞっ!! 

ひっつき虫

虫は虫でも服に引っ付くのが専門

ヒッツキムシ科ヒッツキムシ属

コメナモミ

その特徴は、このツブツブの丸い腺毛

触るとベタベタ感たっぷり



さぁこれからのシーズン

草はらを歩くのは大変

とにかく体のあちこちにいろいろなヒッツキ虫が・・・



学力テスト Vol.173

今回はトンボの顏クイズ 一応「ヤンマ」と名の付くものに絞ってみたけど、「ヤンマ科」だけじゃなくて、他のも混じってるけど、そこは大目に見て、ご容赦くだされ。


A


B


C


D


E

やはりこの色


ヨモギハムシ

様々な色の変化がある、でっかいハムシ

そして秋遅くまで見れる?ハムシ


なかなかいい色合いのやつを見つけました。



これ、赤銅色とでも言うのかなぁ~?


普通は青藍とか紫藍っぽい

少し濃い感じの色合いなんだけど

この色はいい!

なかなかキレイでしたよ。


たかがヨモギハムシ

されどヨモギハムシなのであ~る。



やるな、お主

ただいま里山の放棄水田では

セイタカアワダチソウが、まんか~い!

黄色の絨毯を敷き詰めたようになっています。


ビオトープを始めて12年、それはセイタカアワダチソウ

との闘いの始まりであったわけ。


抜けど抜けど、出るわ出るわ

未だに撲滅には至っていないのであります。


私にとっては超にっくき敵なのでありますが

虫たちにとってはとっても貴重な蜜源


とにかく来るわ来るわ・・・

ハエやアブがわんさか

そりゃこの黄色の集団、目立つよねぇ~!





キゴシハナアブ


キンバエの一種


ニクバエの一種



まぁとりあえずご近所の放棄水田で勝手に生えるのは

そのまま生えてもらいましょ!

管理しているところは抜くぞぉ~!

勝負じゃぁ~!

過去最高


今年は『サシバ』君たちのでっかい渡りに、2度も遭遇! 

これって、どこぞの元税務課長さんが日本中央競馬会がインターネットで販売している、5つのレースの1着をすべて当てる「WIN5」という馬券で、累計で4億2千万当てた・・・のに匹敵するような幸運なのでありますぞっ!!


小さすぎて分りにくいけど、この日は500羽±。


サシバは西へ渡るのに上手に気流を使います。上昇気流を利用して旋回しながら高度を上げます。この状態を称して「タカ柱」といいます。 

ある程度、高度が上がったら西へサーッと流れるように移動するのです。 こんなのが視界の中のアチコチで! それはそれは身ぶるいするほど壮観!!

そして今季10/4は過去最高の3500羽の渡り! これは長らく市内で観察しているN氏にとっても過去最高値なんだって!


写真で見ても、きっと感動が伝わらないだろうなあっ・・・ていうのが残念! 
これは生で見ないときっとわからないだろうな! だから来年こそは家でくすぶっていないで見に行こうぜい!

蛇足ながら、『サシバ』というのは、獲物を目指してまっすぐに飛ぶものという意味で鎌倉時代から呼ばれているんだそうな。漢字で書くと「刺羽」とか「差羽」。 (「鳥の名前」:大橋弘一著) 

ギャンブル  ← こちらもご覧ください。


なんちゅう名前だっ!!



どうです?! この凛々しい姿! 秋を迎えて、また『ノスリ』君が里山に帰ってきました。


比較しちゃ可哀そうだけど、トビ君と違ってカッコイイっしょ?!


ノスリ君の名前の由来は、野原の上空を滑空するので「野を擦る」ことから『ノスリ』。
どうやら江戸時代の頃から、そんなふうに呼ばれていたらしいです。

主食がネズミなどで、鷹狩りには向かないことから「くそとび」って呼ばれていたとか。

または馬糞ほどにたくさんいたので、「まぐそだか」とも呼ばれてたんだってさ! 
そんなことはノスリ君にとっちゃ、まるで関係のないクソみたいな話だけどねっ!!

虹彩が茶色なので、サシバやツミなどと違って、顔がやさしく、可愛く見えるんだよね~

学力テスト Vol.172

前回のクイズでは、あっけなく満点を取られてしまったので、もう少しレベルアップしてみようかと・・・無い知恵を絞ったのがこちら!

「トンボ科」の仲間の中で「アカネ属」いわゆる赤トンボの仲間に限定して選別してみました。
それも一番簡単そうなヤツを!!

ただし、同じ種類が混じっておりますので気をつけてね!


A


B


C


D


E


F


G

でっかなヒラタ


とてもヒラタアブの仲間・・・

とは思えないほど

デカイ


でもやはり雰囲気はヒラタアブですね。

いや雰囲気じゃなくて本来は

翅脈の形状で判断しないといけないのですが

まぁ私には到底無理!


ということで


ヨコジマオオヒラタアブ


の登場です。


出現期は5月ぐらいから・・・と説明にはあるけど

目に付くようになったのは

この秋から


こんなにデカイのなら

もっともっと目立っていいのにね。



一生懸命、お口をお掃除中

大事な場所だもんねぇ~

秋は賑やか


ただいまミゾソバの花が真っ盛り

そこに

えっ、デカい!

おっ、アブじゃん!

見たことないやんけぇ~!



調べたら

シロスジベッコウハナアブ

というのがヒット

こちらは目と目が離れているので

その♀

夏もいるらしいのだけど

見たのはこの秋が初めて

どこにいるんでしょうねぇ~?


なんと幼虫はスズメバチの幼虫を

餌にしているらしい。

これもスゴイ!



ようやく初登場


ブログ初登場!!

こんなに小さいと何だか判らん!! って言われそうなので、ずっと出さずにいたけど、撮れないのには、れっきとした理由があるのであ~る。

まず、この里山はV字型の谷間にあるので上空の視界が狭い! 「いた~~~!!」と思いきや、カメラを構えたころには遥か彼方か、または山の影!

何せ飛ぶのが早い! とにかく速い! そしてトンボが大好き! あのすばしっこいトンボを空中でシュワッチっと捕まえてしまいます。

そして少数派ときてる!!  ・・・これだけ条件がそろっていたら撮れやしね~!!
だから、近くの山の展望台で待つんだけど、今年もこれ以上は撮れそうにないので、ここらでご登場願った次第です。



その名前は『チゴハヤブサ』。 漢字では「稚児隼」と書きます。

「稚児」というのは「姫」と同じように小型を意味します。



チゴと名前の付く鳥は2種類・・・気になるようなら調べてみてね。




ハッカ好きなんだけど


ハッカハムシ

里山では、これも初めてかな。

この色合い、なかなかいいですよね!

個人的には好きな部類かな。


ハッカが大好きらしいのだけど

里山にそんなのはどこにも見当たりませぬ!



でも、いる!

止まっているのはイネ科の植物

まさかねぇ~?


ただいま里山で満開なのは

ヒメジソ

もしかしたら、その辺かもね。


これが住宅地や畑にいるとしたら

ペパーミントやシソで見つかるのかなぁ?


どうなんでしょ!



水始涸


本日、10月3日は水始涸

これ

みずはじめてかるる」と読みます。


田んぼの水を抜き稲刈りの準備を始める頃

だとか・・・




里山の棚田は、もうすでに稲刈りがスタート

今週いっぱいには、ほとんど終了かな?


子供のころの稲刈りと言えば

秋が深まった11月

もう霜が降りて寒かった記憶があり。

どうも感覚がずれてしまいます。


さぁ~ここに赤とんぼがどのくらいやってくるのか!?

私にはそれが気になって仕方がない!







落ちても花


イタドリの葉っぱの上に落ちているのは

同じくイタドリの花




なぜか、しっかり咲いている花じゃなくて

こんなところにいました。

クロハナムグリ

たぶん里山では、そうは何回も見られる

ハナムグリじゃないかも・・・

でもいるのだから、また出会えるかもね。