おお~~っ!

ミズイロオナガシジミ』(水色尾長小灰蝶)
いつかはここでも見られるだろうとは思っていたけど、こんな真っ昼間に、しかも膝の高さで!それがものすご~くうれしい想定外!
普段は樹上性のチョウなので下に降りてくることは少なく、夕方が活動時間なのです。

このチョウも含めて「ゼフィルス」と呼ばれるシジミチョウの仲間が国内に25種類います。おっと図鑑にはゼフィルスという名前は出てきませんぞ。
その、ほとんどの種類でオスは表翅がメタリックに輝き、何とも言えない美しいチョウたちだから特別扱いしてるんです。そんなチョウたちのことを、愛蝶家が総称してゼフィルスと呼んでいます。

ゼフィルス (zephyrus)は、ギリシャ神話に出てくる東西南北の4人の風の神の中の一人で、Zephyros(ゼピュロス)という西風の神のこと。
ちなみに英語のzephyr(ゼファー)というのは「そよ風」という意味。

このチョウは、その美しいゼフィルスの中でも数少ない表翅がメタリックに輝かないタイプ! でもそんなことを忘れさせるほど裏が素晴らしい配色! もっとも普通種なので、気を付けていれば近くの公園でコナラやカシワが植えてあれば見られるチャンスがありますぞ!


畦道を歩いていたら上の方から目の前にヒラヒラと白いチョウが舞い降りてきました。「ほよ?」
そして2m先の膝の高さのところにペトっと止まった~!
「うぎゃ~!」 さすがにふだん冷静沈着な私も手が震えましたわい! 「は、は、早く証拠写真を一枚だけでも撮らねば!」 たまたま望遠レンズを付けていたのでマクロに変えるのがもどかしいったらありゃしね~! うわわ~! 今度はあやうくレンズを田んぼに落っことすとこでした。フィ~!



撮っている時はボ~っと夢見心地 「まだまだ翔ばないでね~」と祈りつつの心境。数枚撮れたらようやく鼓動がおさまってきました。心臓に悪いったらありゃしね~!


5分ほどしたら、フワフワと2mほど上の葉っぱに翔んでいってしまいました。「ハ~、えがった~!」って思う脱力の瞬間! こんなことがあるから里山からは目が離せないんだよね~ 

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