食うものと食われるもの

さてこの季節、超人気者のゲンジボタル

里山周辺でもそれなりの数が光っています。

こちらは昼間にお目にかかった
ゲンジボタルの♀さん・・(多分です)

結構な大きさがあるんですヨ。
2cmぐらいの感じ。

そしてお腹をご覧ください。
下の二節だけ色が違いますよね。

メスは、そのうちの上だけが光るのです。



そしてこちらは、そのゲンジボタルの幼虫の大好物

カワニナ

落ち葉が積もるような緩い流れの場所に多い淡水性の貝

よくゲンジボタルが出るホタル名所みたいなところは
このカワニナを放流しているみたい。

そしてなんとゲンジボタルもどこからか
持ち込んで増やしているんですネ。



問題はここから・・・・・・・・・


まずはゲンジボタル

ゲンジボタルには地域によって何型か
光る速度にパターンの違うものがある。

よって、違うパターンのゲンジボタルを持ちこんで
交雑させてしまうことがまず第一の問題。


そして次はカワニナ

このカワニナに似た外来種で
コモチカワツボという貝がいます。

これもゲンジボタルが好んで食べるのですが、
問題はこの貝を食べたゲンジボタルの光量が
減少すると言うこと。

雄の光の量が減るとどうなるのか?
雌が寄ってきてくれません。

次第に繁殖が出来なくなってしまうのです。

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放流して生き物を増やして人を呼ぶのも
「絶対に悪い!」とは言いませんが、
よほどの注意が必要なのです。

里山みたく、ホタルがたくさん出たら「ヤッター!」
ちょっと少なかったら「また来年ネ。」

全てを自然に任せて
ゆっくりのんびり楽しみたいものです。

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でも、もしかして里山のホタルも
誰かが密かに持ち込んだものだったりして???









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