果てしなき闘い

昨夜のNHKローカルニュースを見た人も多いと思いますが、富士山の湧水で有名な柿田川(駿東郡清水町)で「オオカワヂシャ」の撤去作業が行われた・・・と、放映してました。
「オオカワヂシャ」という外来種を放置しておくと、従来の植物に多大な影響を及ぼすので定期的に除去作業をしているとのこと。
この柿田川はナショナルトラスト運動が盛んで、ボランティアメンバーもかなりいるらしく今回は20名以上での作業だったらしいけど、ホントに外来種の駆除は大変ですね~。


わが里山も例外ではなく、外来植物との果てしなき闘いの日々なのであります。
いつも黙々とその外敵と戦ってくれているkunichanに敬意と拍手を!おっと拍手はいらないからお手伝いをお願い! なんせこちらは人手が足らないのが悩みの種! 頼みのkunichanが腰痛にでもなったら里山の将来は・・・おお怖っ!

さて、ここで外来種のお話・・・と言ってもこれはアメリカから見た外来種のこと。
そもそも『マメコガネ』は学名をPopillia japonicaと表すとおり、日本在来種。



6月に入ってから里の家でもチラホラ見かけるようになりました。こうして1匹だけでいるところは、かわいい感じだけど・・・団体様になると「イタドリ」の葉が、まるでレースのカーテン模様に食い荒らされてこんなに!

マメ科、ブドウ科、ヤナギ科の害虫として知られてるけど、クズ科のイタドリも食べるのか~!
これがアメリカで「Japanese beetle」と恐れられている所以かな?

このマメコガネ君、1916(大正5年)年にアメリカで発見されました。これらはアメリカで甲虫類の検疫が始まった1912年以前に、日本から輸出されたアヤメの球根に幼虫が紛れて移入したものと考えられているんだって。

そして、なぜ日本ではさほど大きな問題にならないのにアメリカで大騒ぎしたかというと、これが大発生して農作物へ甚大な被害をもたらし、現在も継続中とのこと。
なぜ大発生したのかというと・・・天敵がいなかったのが大きな原因とのこと。

天敵って鳥以外には何じゃ?新世界の鳥はマメコガネが苦手なの?興味があったのでちょこっと調べてみました。
鳥のことは分からなかったけど「ムシヒキアブ」とか「ヒメハラナガツチバチ」、そして「土中の菌類」というのがヒットしました。

確かにムシヒキアブがマメコガネを捕食しているところは撮った覚えがあります。
探したら・・・あったあった~! 我ながら、記憶力もそう悲観したもんじゃないじゃん!


シオヤアブ』がマメコガネを捕食


この『ヒメハラナガツチバチ』が、そんな役割を果たしていたのは初めて知りました。
それと、このハチはアメリカに輸出されてマメコガネ対策に活躍中とも書いてありましたぞ!

アメリカからはこのお返しというわけではないけど、1945年に『アメリカシロヒトリ』という、すごい大害虫をプレゼントされたことも、ついでに覚えておいてね!
アメリカ軍の軍事物資とともに渡来したらしいんだって!

1 件のコメント:

  1. 外来生物には外来生物で対抗ですか。よく聞く話だけど、またそれが新たな問題を引き起こす。たいていそんな結末になるんですよね。おかげで本来そこにあった自然生態系はドンドンと崩れていく。ホント、あと数十年もしたら世界中どこに行っても同じ動植物が見れるようになるんじゃない?そして地球は次第に滅亡していくのであった!!

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