虫こぶ

ヒヨドリ君たちが興奮して食べてた「キンカン」の実。
あれと関係あるかも?というので「♪きんかん塗ってまた塗って~ しっくりさっぱりきんかんこん~♪」の、塗り薬の「キンカン」を調べてみました。 おめえさん、よっぽどヒマなんだね~なんていうヤツは誰じゃ~! 好奇心は楽しく人生を過ごすための活力源ってのを知らないな!

まずこの「キンカンのうた」は藤村洸作詞、服部正作曲、歌は雪村いずみ・ダークダックスによるもので、最近のCMはグッチ裕三ちゃん。
あやうくあの塗り薬の「キンカン」の材料がキンカン(金柑)と思っちゃうところでした。

あの薬は『金冠堂』というメーカーの主力商品で、1930年に販売開始というから、もう80年以上という歴史のある大衆薬! 最初はやけどや外傷の救急薬ということで売りだしたんだって!
現在は「虫さされ、肩こりにキンカン」のキャッチフレーズで、主成分はアンモニア水とメントール。

発売当初はキンカンの発明者である山崎榮二氏が自ら腕に熱湯をかけ、そこにすかさずキンカンを塗るという、ものすご~い実演販売で日本全国を回り、販売促進に努めたというから、ガマの油よりもず~っとインパクトあるね~! ガマの油はその昔、お彼岸の鴨江観音でその口上に騙されて買ったことがあるけど切り傷になんかまるで効きゃしね~!ケッ!

ちなみに私が愛用している正露丸(かつてはロシアを征服するという意味を持った「征露丸」という字を用いていた)は1902年の発売という、これまた110年という長~い歴史のある大衆薬。今でもバッグには必携で重宝しておりまする。
他に忘れちゃなんね~のがハンドクリームの「ももの花」。この3大大衆薬が我が家の薬箱には欠かせない常備薬なのであった。




さてさて、お話変わってコナラの木にあった何だか訳の分からないこの物体を物知りジイジに聞いたところ『コナラメリンゴフシ』だって。
コナラの枝先の芽にできたリンゴのような虫えい(虫こぶ)です。これはもう古いのでその残骸かな? 『ナラメリンゴタマバチ』が寄生してできたものなんだってさ。

虫こぶとは虫などによる刺激によって、植物の一部が縮小したり肥大したりして、異常な形状になった部分のことをいいます。道理で薄気味悪いと思ったわい!
虫えいは主に新芽や新葉、蕾、花など、その年の新しくできたところへ虫などが産卵して作られるようです。

これらを「虫えい」とか「虫こぶ」、または「ゴール」と呼んでいます。
タマバエやタマバチ、アブラムシなどがこれを作りますが、菌もつくります。虫えいにはタンニンが多く含まれて染料や医薬品、食物としても利用されているんだってさ。

虫えいの名前の付け方にはルールがあって、植物名+虫えいの出来る場所+虫えいの形+フシ、が一般的。例えばコナラの芽についたリンゴのような虫えいはコナラ+メ+リンゴ+フシ=コナラメリンゴフシとなります。ただし出来る場所が省略されることもあるようです。
なんとなく分かった? そんならよろすい・・・な~んちゃって。私もようやく覚えたわい! 
でも3歩歩けば霞の彼方へ・・・だからいつまで覚えていることやら!

1 件のコメント:

  1. そう言うことでしたか!キンカンは「金冠堂」ね。やまおやじのCMも確かキンカンだったかな。でも最近は「キンカン塗って・・」では済まなくなっていますよね。「スズメバチ」「マダニ」で死亡ですからネ。

    「ナラメリンゴタマバチが作るコナラメリンゴフシの虫こぶ」さて早口言葉で言えるか!?

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