不思議な色変化

これも成虫の形で越冬するイトトンボで『ホソミイトトンボ』といって、ちょっと風変わりなヤツで日本特産種でござる。

越冬から出てきた直後は茶色がかった色をしていますが、すぐにきれいなコバルトブルーに変身を始めます。



AとBは同じ4/6に見つけたものですが、Bはすでに青く変身を始めています。

C 

Cは4/11に見つけたもので、すでに完全に変身完了!
美しい衣装に着替えた後、交尾・産卵をして6月には姿を消してしまいます。
そして7月に羽化した「夏型」は最初からコバルトブルー!
交尾・産卵をして8月には姿を消します。

D
これが夏型 越冬型よりも少し小型になり、青みがやや薄くなります。

「夏型」とは別に、夏の終わりに羽化した「越冬型」は褐色の未成熟のまま越冬に入ります。

E 
11/21撮影 この色のまま越冬に入ります。

この辺りでは、早いものは春の彼岸を過ぎたあたりから成熟して鮮やかなブルーになるようです。

4 件のコメント:

  1. ホソミイトトンボの色の変化は、「何がそうさせるのか」てな研究はないのかな?気温が影響しているのでしょうかね?

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  2. 気温に反応しているとは思いますが、どの図鑑にも書いてないっす!
    それと越冬型に比べて夏型の方がブルーが薄いというのは、図鑑に書いてあるけど何故かという理由は書いてないな~!

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  3. 夏型と冬型が存在するっていうのは、自然の急変などに対して対応がしやすい。よって種の維持に効果がある?のかも知れませんね。でもなんで同じ青なのに濃さが違うんでしょうね。どこかに調べた人はいないのかなぁ~。

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  4. 夏型の色が薄いのは紫外線が強くて色あせた・・・って見解じゃダメ? これっていかにも素人が考えそうなことだけど・・・素朴な答えに意外なヒントがあるのであ~る!

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