高い鼻が自慢のタネ


昨年刈り取った枯草の山にチョウを見つけました。
「どこだって?」だって? よ~く見てちょ!



拡大してみると・・・はい、これがうわさの『テングチョウ』 

越冬していた割にはずいぶんと衣装が新鮮でどこも破れたり鱗粉が取れたりしていません。
地味で目立たないのに、これを見ないと春が来たことを実感しない・・・という不思議なチョウ!


名前の由来はこの天狗の鼻のような顔で、触角の半分くらいの長さというから恐れ入り豆!

伸びているのは『鼻状突起』と呼ばれ、別名を「下唇髭」と書いて「かしんしゅ」、と読みます。
または「パルピ(palpi)」とも言います。
もちろんちゃんとした役目があって、匂いを感じ取る器官で複眼や口吻を掃除する機能も併せ持っているんだってさ!


この『キチョウ』の顔と比べると、そのパルピの長さが判るというもの!

おまけ:チョウには人間のような鼻はありません。腹節の膜の部分の気門が開口して呼吸口となっているとのこと。

3 件のコメント:

  1. このパルピって動くんですよねぇ。上下かな?まさか左右なんちゅうことはないか!
    いや、わからんぞぉ~?

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    1. 左右に動きますよ、youtubeで下唇髭で検索しれば動画がありますよ。

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  2. 人間さまだっていい匂いならヒクヒク! いい女の娘ならピクピクって鼻孔が動くぞ~!

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