元禄の心意気

12月といえば忠臣蔵!!
せんだっては、BSで長谷川一夫主演の「忠臣蔵」(1958年制作)を2週にわたって放映しておりました。もちろん、じっくりと見ちゃった!
山本富士子だの、京マチ子だの、若尾文子だのといった大映の看板スターたちがずら~り!
市川雷蔵や鶴田浩二、勝新太郎も若々しく凛々しい顔を見せてくれましたぞ! 
最近の中身の薄っぺらい映画よりはよっぽど味があってよかったな~!

時は元禄時代。お上から「贅沢禁止令」が出されると、江戸っ子たちは表向きは地味な衣装をしているけど「表がダメなら裏で凝ってやらあ!」とばかりに羽裏とか襦袢とかふんどしなど見えないところに金をかけた。それが粋な江戸っ子とされていた・・・とのこと。

さてさて、この『ヒヨドリ』君も地味な鳥の代表種!

彼は国内では「フン、どこでもいるじゃん!地味だし~!」と言われるけど、海外のバードウォッチャーからは「ぜひ見た~い!」という羨望の的・・・というほどではないけど、とにかく一度は見てみたい鳥の一種なのであ~る。

何故かっていうと、日本以外では朝鮮半島の南部.台湾、フィリピン北部あたりにしか生息していない局地的な鳥なので、イギリスやアメリカのバードウォッチャーは地元では見られないのです。
見たことないのを見たいってのは鳥屋に限らずの話だからね!


この「ヒヨドリ君も元禄時代の心意気を身につけております。それがこの「下尾筒(かびとう)」と呼ばれる部位で、分かりやすく言うと尾の付け根の下側の部分。ちょうどそこに陽が当たってます。


ちょっとお尻を失礼!カシャッ!


「どう?自慢するようなんでこんなとこ見せたくないけど、僕って粋でしょ?」って見せびらかしているように見えない?
せっかくだから、今度からは「地味~」じゃなくて「いよっ、シックでお洒落~」って言ってやってネ!


2 件のコメント:

  1. ヒヨドリが唯一派手に見えるのが、このおケツ。なかなか粋なふんどし姿なのだ。
    それもそうは簡単には見せてくれない。なかなか貴重な写真だぜい!

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  2. もうイヤやわ~! kunichanはお下品です!清水の舞台から飛び降りた心境で見せた下着を「ふんどし」だなんて!

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