虫を愛でる文化

今夜は仲秋の名月。残念ながら雨模様で、見ることは叶わないようです。
お月見といえばダンゴ、ススキ、そして虫の声!
西洋では虫の声を楽しむ文化がないといいますが、これはホントにもったいない話。
日本人に生まれて幸せ~! でもクマゼミがギャ~スカ鳴くのはお断りだけどネ!

先日、我が家では室内にカンタンが入り込んで天井の片隅で「チッチッチッ・・・」と鳴いていたけど、これが西洋人だったら発見したら、ブシュッと殺虫剤をかけちまうのかね~!
今度、ご近所の美人の外人ママさんに聞いてみようかなっと。ブヒッ!
カンタン君はこのままにしておきたかったけど、居座っているアシダカグモの餌食になると困るので外へ逃がしてあげました。

さてさて、ここで里山の変わり種をご紹介しましょう。
①「蟋蟀」 ・・・これは「コオロギ」と読みます。ついでに②「螽」 ・・・これは「イナゴ」。
そしてこの2つを足した字が「蟋蟋螽」。 

コオロギ+イナゴを足して「蟋蟋螽」 これで『コロギス』と読みます。これホント! 
このわけの分からない字を読める人は天才! さらにこれを書ける人は・・・超奇人じゃ~!  


触覚は体長の3倍ほどもあって見事です。


名前のとおり、ボテッとしたコオロギ体型、色など全体の雰囲気はやっぱりキリギリスです。
よってこんな合体したような名前を付けられてしまいました。

「蟋蟋螽」・・・こんな漢字は別に読めなくたって困りゃしません。読める方がおかしいんだからさ!


この幼虫は産卵管らしきものが見られるから♀かな?!産卵管が背中の方に曲がっていて、まるでシリアゲコバチのよう! 翅もわずかに見られます。
ちょっぴり肥満体型だけどポッチャリ&プヨプヨ感がたっぷりで、すっごくかわゆいでしょ? 

2 件のコメント:

  1. そうそう、こんな漢字、読めなくても書けなくても生きていけるのじゃぁ!
    秋の虫の音・・・問題はアオマツムシだよねぇ。せっかくの他の虫の音もこいつらが鳴き出したら全く聞こえなくなるもんなぁ。ところで自衛隊の飛行場の草地。あそこはなかなかのもんですヨ。ずっと昔から除草剤も使わずに草原が管理されているわけだからバッチシ!金網がなかったらもっといいのになぁ~!

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  2. 我が家のご近所にはアオマツムシが好きそうな街路樹がないのでとっても静か! 聞こえるのは蟋蟀類と・・・おっとこの字を使っちゃいけないんだっけ!・・・キリギリス類がいろいろ。昼間もクマゼミの声が聞こえなくなって、うれしいなったらうれしいなっと!

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