学力テスト Vol.313-4 その解答 ツバメ-1

ツバメ

 別名:玄鳥、つばくろ、つばくら、つばくらめ・・・などいろいろ。

それぞれをちょっとご紹介。

1.「玄鳥至」って聞いたことある? 読み方は「つばめきたる」 「七十二候(しちじゅうにこう)」のひとつで、俳句の季語にもなっています。

「玄鳥至(つばめきたる)とは、暖かな気候に誘われて南からツバメが渡ってくる頃のことで、4/54/9頃を指します。

1年を春・夏・秋・冬の4つに分割 ⇒ さらに6分割したのを「二十四節季(にじゅうしせっき)」とし ⇒ それをさらに3分割したものが「七十二候(しちじゅうにこう)」

事例を挙げると 春 ⇒ 二十四節季の「清明(4/44/18) ⇒ 七十二候の「玄鳥至(4/44/8) ということになります。


2.つばくろ

♪ 旅のつばくろ~ 淋しかないか~  俺もさびしい サーカス暮らし~ ♪

「サーカスの唄」といいます。 昭和8年 古賀政男、西城八十、歌は松平晃

昭和8年に開かれた万博の目玉の一つがドイツから来たハーゲンベック・サーカスで

その宣伝用に作られた歌なんだって!

他には若原一郎の「つばくろ笠」というのも。どうやら つばくろ=旅がらす というイメージのようです。

こういった古い歌謡曲を大好きな友人がいて、そのipodをまとめてあげたりしているので

何となくですが馴染んでいます。

小学校の頃に、静岡市に来たサーカス団(多分、木下サーカス)に連れて行ってもらいました。空中ブランコやピエロの寸劇、猛獣使い。

その中でも木製の大きな樽の内部の直立した壁面で、オートバイを走らせるスタントには大興奮!! それを上からのぞき込むのです・・その大迫力には度肝を抜かれました!


     


ツバメの尾羽で面白い実験をした人がいます。
♂の尾が長いという事は、成熟した大人の証で、遺伝的にも優れているということで、モテモテなのだそうな!
実験では長い尾を短く切ると、途端に♀にモテなくなり、逆に尾の短い♂に尾羽を接着剤で付け足して長くすると急にモテるようになったとのこと。
見た目がすっごく大事ってことか!!

ツバメの古名は「つばくらめ」だそうな! 鳥の名前の由来には少々興味があるので、調べる前に推測してみました。私が考えるには「翼の黒い小鳥」すなわち「つば」は翼、「くら」は黒い 「め」は可愛い小鳥という意味の助詞。

さてさて、調べてみると

日本語語源大辞典』『語源大事典』によると、土食み(つちはみ)の意味からか、ツバメの古名はツバクラメ。ツバクラになり、ツバメとなった。

 ツバクラメは土喰黒女(ツバクラメ)となるが、この呼び名は光沢のある黒い鳥を意味するともいわれている。
「ツバ」「クラ」「メ」の三語よりなっている。
「ツバ」・・・光沢のあること。
「クラ」…黒
「メ」・・・ススメやカモメなど群れる鳥を指す。

確かに光沢があって青味がかった美しい紫色でありますなあ!

ホントに昔の人はよく見てること・・・ホトホト感心します!

名前の由来は、けっこう近い線を言ってたから合格とするか! デヘッ!








2 件のコメント:

  1. 「つばくらめ」聞いたことあります♬
    ずーと開いてなかった歳時記カレンダー見直してます(^^ゞ
    二十四節気、七十二候、良く出来てますよね。
    自然界の動き、人々の営みが味わえると思います。
    自分では作句できないんですけど俳句の番組は楽しくて良く見ます。
    それにしても~
    ツバメは長い尾羽がモテル条件だったんですね!(*^-^*)
    「ツバ」「クラ」「メ」の三語よりなっている名の由来、
    fuutenhideさん さすが~!(^^)!
    木下サーカス。ワクワクドキドキして見た事覚えてます。懐かしい~

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  2. ツバメほど人を恐れない・・・というか、人を上手に利用して子育てしている鳥はいません。観察していると、いろいろ面白いことに気づきますよ!
    この歳になってサーカスを見たら感動するんだろか? 
    きっと子供の頃の感動とは程遠いんだろうネ・・・ああ、ヤダヤダ!

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