学力テスト Vol.315-5 その解答 エゴヒゲナガゾウムシ-3

ヨシミちゃんが先ほどまで自分が掘っていた産卵坑の穴を確認

「よっこらせっと!」と穴に下半身を埋めました。産卵開始です!
ギー君はさりげなく上に移動

上からヨシミちゃんの産卵をいとおしそうに見守ります
もちろん、周囲への警戒も怠りません

おっと、ヨシミちゃんがモジモジ動き出しました

産卵が終了した模様です

最終的に産卵坑をチェック

「ああ、疲れた~」とヨシミちゃん

ギー君も一安心の表情です

エゴノキの実には「サポニン」という有毒が含まれています。
だから他の虫はあまり寄り付かないようです。それを選択しているのはスゴイ知恵!
※エゴノキという和名は、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来しています。

ところがどっこい! そう、うまくいかないのが自然界のキビシイところ!

それから半月ほどたったある日のこと。
同じくエゴノキの実はヤマガラ君にとっても大・大好物! 
果肉の中からこげ茶の実(この中には大事なヒゲナガ君たちの卵が!!)をほじくりだしています。ヤマガラにとって、この実は大事な大事な冬に備えての蓄えなのです。

ヨシミちゃんたちが産卵するエゴノキの実は1本の木の30%から、時には70%と言われていますが、果たしてどのくらいの幼虫が生き残れるのでしょうか?
いつまでもずっと、この珍虫君を見ていたいものです。がんばれ~~~!!!





2 件のコメント:

  1. 硬い実に穴を開けての産卵は大変。
    ヤマガラは毒のあるエゴの実が大好物とは!!
    ギー君、ヨシミちゃんの卵が無事に育ちますように~

    返信削除
  2. ヤマガラの他に、まだ天敵が!
    釣り人はこの実の中に入っている幼虫を「チシャ虫」と称して使っています。
    ものすごく硬いのでペンチで割って取り出すんだそうな!!

    返信削除