学力テスト Vol.315-6 その解答 ヒメカマキリモドキ

 ヒメカマキリモドキ

まずは写真をじっくりとご覧ください。

神様は何ともケッタイなものを作られたものです!
初めて遭遇した時は「なんじゃこりゃ~~~!!」と、我が目を疑いました!!

カマキリと同じように鎌状の前脚で獲物を捕らえる、れっきとした肉食動物です。
注目なのは鎌を肘から後ろにたたんでしまうということ! カマキリとは全然違います。

実はこの「クモンクサカゲロウ」と同じアミメカゲロウ目

アミメカゲロウの仲間らしく、透明な網目模様の翅をしていて、もちろん翔べます!

こちらは同じ肉食系の「コカマキリ」 顔の形もそっくり

だけど、擬態ではありません。
擬態とは、それに似せるだけのメリットを活用するための進化、例えばチョウで言えばメスアカムラサキは毒蝶のカバマダラに似せて進化して、毒を持っているから食べられないぞ!と天敵から逃れる。
またクロコノマチョウは枯葉に似て、隠ぺいの天才!。
カマキリは攻撃する時に目立たないような色に・・これは攻撃擬態と呼ぶそうな。

もしカマキリモドキを擬態というなら、このキアシナガバチのようなハチ類かな?

このように全く違う種類が、似たようなものに進化をすることを『収斂(しゅうれん)進化』とよびます。
※「収斂」とは生物学で、系統の異なる生物どうしが、近似した形質をもつ方向へと進化する現象。(goo辞書より)

ちなみに体長は2cmほどと、ものすご~く小さくてかわいい虫ちゃんですぞ!
こんなカマキリモドキの仲間が、日本だけでも8種類もいるんだって!

自分では3回ほどしか会ったことがないけど、意外に多くいるらしいので、林縁の草むらの上などを探してみてはいかが? 時期的にはまだ間に合いますぞっ!!






1 件のコメント:

  1. 「ヒメカマキリモドキ」は、顔はカマキリですが、キアシナガバチに似てますね。でも凄い小さい虫。見つけられるかな~♬

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