学力テスト Vol.361-3 その解答 ヤマガラ ~毒なんて、なんのその~

 ヤマガラ ~毒なんて、なんのその~

ヤマガラ君の頭かきは「間接型」

ヤマガラ君が木立の中で羽繕いを始めたので、もしかして撮れるかも?!・・・と、粘って粘って、さらに粘って・・・ようやっとの思いでこの写真をものにしました!!

スズメやカワラヒワなどは集団で電線に止まっているところを見つけさえすれば、ほぼ半分は目的達成!! あとは休息するタイミングを待てば100%「頭かき」は撮れるのです!

それに比べて、カラ類は忙しく動き回るのが常なので、そもそも休息しているところを見つけるのが困難! 苦節ン年とは言わないけど、結構 苦労の末にようやく撮ることができました。

「頭かき」の証拠写真がなければ、このシリーズに掲載できないというのは、なかなかに高いハードルなのです。
まだ「頭かき」を撮れてないのが、シジュウカラやホオジロというと へ~そんなもんか?!と、意外に思うでしょ?!

さてさて、秋になってエゴノキの実が落ちる前になると、ヤマガラが集まってきます。

森林公園などでは、ヤマガラが10羽ほども集まってきます。

どのヤマガラもここで実を食べるわけではなくて、どこかへ持ち運んで行きます。


中には写真のように花柄(花をぶらさげている部分)を咥えたまま、飛び去る個体も・・・どこかへ持ち去って、貯食するのでしょう。

ここでエゴノキについての豆知識

エゴノキの実には「サポニン」という有毒が含まれています。植物が昆虫や鳥などの食害から身を守るために毒をつけるという事はよくあることです。

※エゴノキという和名は、果実の有毒が、口に入れると喉や舌を刺激してエグイことに由来しています。

そのエゴノキの実はヤマガラ君にとって大・大の大好物!!

エゴノキの毒性は果肉にあって、中の実には毒はないのです。

賢いヤマガラ君は、そんなことは先刻承知の助!! それにしても果肉をかじって口の中が毒でしびれるとか、エグくならないのかなあ?


たった3m先で撮影しているというのに、私を無視して実を取り出すのに夢中!!
ヤマガラ君にとって、この実は大事な大事な冬に備えての蓄えなのです。

さてさて、昨年秋と今年の秋に我が家の庭のエゴノキに何と何とヤマガラ君がやってきてくれました!! 
漢字で書くと「山雀」という名前のとおり、この辺りではまず見かけません。
近くの佐鳴湖でも、シジュウカラはたくさんいるのにヤマガラはほとんど見かけない少数派なのです。

ようやく、ホントにホントにようやくですが、庭にエゴノキを植えたご利益が来てくれたのです!! 我が家のエゴノキの実はとびっきりおいしいぞ~!!
これからも毎年来てよね~~~~~~~!!!!!












2 件のコメント:

  1. ヤマガラは数回しか見た事はないですが、じっとしてないですね。
    頭掻きがとれるなんて奇跡!(^^)!
    昨日、散歩途中のお屋敷の雑木林のような庭から「チャッチャッ」と聞こえ
    ウグイスかと、、双眼鏡でのぞき込んだら小鳥が数羽あちこち動いている、、
    やっと見られたら、シジュウカラでした(;^_^とにかく動きが早い!!
    エゴの木のご利益おめでとうございます!(^^)!
    2年続けてお庭にヤマガラの訪問♬凄いですね!!

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  2. 散歩に出かける時も双眼鏡を持参とはバードウオッチャーの手本です!!
    もしかしたら、「チャッチャッ」の主も一緒にいたかもしれませんよ!
    とにかくウグイスは控えめでなかなか姿を見せません。その「頭かき」を撮るのはハンパナイ至難の業かもしれません!

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