チクッ!!


イタドリのジュースをおいしそうに舐めているのは、ご存じ『キアシナガバチ』ちゃん。こうしてこちらが何も悪さをせずにおとなしく様子をうかがいながら撮っている分には、襲ってくるということは、まずありません。

現にこの里山で、スズメバチが体の周りを翔んでいたり、万が一体に止まったとしても、こちらが何も危害を加えなければ、刺されることはありません。
マムシだって、足元でとぐろを巻いていたとしても、そっと後ずさりすれば、飛びかかってくることはありません。

そんなこんなで、里山でハチに刺されたなんて一度もないのが、実は少々自慢だった・・・のです。

ところがどっこい! とうとう刺されちまった~~~!!! しかも自宅で!!

まさか巣があるとは知らずに、混み合ってきた庭木を手でつかんでは剪定バサミでチョキチョキと切っていた時のこと。

突然、チクッと左手親指に痛みが! 痛って~! そしてキアシナガバチが翔んで行きました。
「うわっ やられちゃった~!!」  とっさにオシッコを掛けようとしたけど、思いとどまってネットで調べてみました。

「オシッコを掛けるのは役に立たない!」 フムフムやっぱりなあ、当然じゃろなあ

「患部に毒が入っているから吸い出すか絞り出すこと。その場合は口で吸ってはいけない! もし口内にキズがあったら、そこから毒が体内に入るから」 フムフムこれも当然じゃろなあ 

「その後は患部にステロイド系の薬を塗って、さらに冷やしておくこと」 フムフムなるほどなるほど

「もし、頭痛やめまい、吐き気などがしたらすぐに病院へ行くこと」 フムフムそんなもんか


ここまで読んでから、その通りに処置しておきました。結果的には思ったよりも腫れはひどくならなくて一安心!

・・・と思いきや、翌日昼頃から急激に手が腫れてきました。2時間ほどのうちに野球のグローブのように! うわわ~、何で今頃になって? やめてくれ~~!!

慌てて医者に行って薬をもらってきたけど、先生からは「次回刺されるとアナフィラキシーショックの可能性があるから、くれぐれも刺されないように! 巣には近づかないように! 巣を自分で撤去しようなんて思わないこと!」 って言われてしまいました。
オラはデリケートだから、きっとアナフィラキシーの症状が出ちゃうだろうなあ・・・

でも、くやしいから証拠写真を撮らねば!と思って、巣の撮影開始!




これが自宅庭のキアシナガバチの巣 現在3頭で着々と製造中


おっと、左のハチが気づきました。こちらをジ~っと見ています。


うわわ~、こちらに向かって発進! やばいやばい、それ逃げろ~~~!

ちなみにですが、グローブ状態の腫れが引いたのは丸3日後のことでした。皆さんも気をつけてね~!!

後日談:この巣を撮影した後、巣をどうしたもんか思い悩んでいた時、帰宅したら同居人が「ハチの巣は落としたからね~」とサラリと一言! ・・・目が点になってしまいました。

くれぐれも巣には近づかないようにと言って会ったのにどうして? の疑問に「家の中から巣を突ついたのさ」 「?」 「長~い竹ざおで突っついた!」 「!?!?」 

オラには思いもしなかった処置です。何てヤツだ! 恐る恐る近づいてみると確かに巣がありません。ただし下に落ちたのは確かだけど、まだ安心できません。

そこへブ~ン うわわ~~ き、来た~!! アシナガバチが翔んで来ました。彼女らはまだあきらめきれずに近くを翔び回っていたのでした。さてさて、これからどうなることやら・・・






1 件のコメント:

  1. 巣を落とされたアシナガバチの恨みは怖いでぇ~!しかしまっ、次に刺されるとアナフィラキシーショックの可能性ありとは。これからは完全防備で外出せねばなりませんなぁ。

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