ホバリングの名手

ホウジャクに負けないくらいホバリングの名手といえば、忘れちゃいけないのが、里山代表の『ノスリ』君。

上昇気流を使いながらゆっくりとソアリング(帆翔)していることが多いけど、この時も顔はほとんど下を向いてあちこちをキョロキョロと見回しながらのエサ探し。

時々向かい風を利用して、体を斜め前方に傾けながら羽ばたきを繰り返します。この時、尾羽は左右に目いっぱい開いてしっかりと空中停止して地面を凝視!
こんな時はきっと獲物を見つけた時で、あとは急降下するタイミングを見計らっているのでしょう。


 
いつだったか三脚で固定したスコープの中心に入れてホバリングを眺めていた時、すぐ近くで他の鳥が出たのでそちらを望遠鏡で覗いた後、またスコープを見たらまだ中心に入っていました。
その間は数十秒間もあったので、ずっとピンポイントでホバリングをしていたということで、ぎょえ~~!!」 と、すごくビックリしたことがありました。

鳥は視覚がとても発達した動物です。・・・というよりも視覚に頼って生きていると言った方が正解かな?
なかでも、ワシやタカなどは人間の視力の8~10倍といわれています。
だから100mほどの上空からだって、ネズミや昆虫なんてお茶の子さいさいで見えてしまうのです。



2 件のコメント:

  1. この写真、とっても風格のあるノスリですねぇ~。オオノスリ?ってな感じ。見たことないけどネ!
    この冬も里山には来ているのでしょうか。

    そう言えば先週、里の家のケヤキの木にハイタカが止まりましたヨぉ~!!これもキレイだった。

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  2. このノスリの光彩は淡黄色なので、図鑑で調べると幼鳥とのこと。そのせいでオオノスリやケアシノスリのような風貌に見えるのかもしれません。
    成鳥の光彩は暗褐色なのでずいぶん雰囲気が変わります。
    今年は10/29が里山の初認でした。
    ハイタカ?ええですな~! グギギ~!

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