・・・と言うといかにも物知りみたいだけど、ホントのところは『ホシセダカヤセバチ』を撮ったあと、ハチの名前を調べていたら「エグリトラカミキリ」などの幼虫に産卵する・・・という文章を見つけちゃったのでござる。
虫たちがどこでどう繋がっているのか、ボーっと見ていただけでは全然気が付かないことだらけ!とてもじゃないけどファーブル先生のようにはなれないなあ!・・・たとえ爪の垢をもらって煎じたジュースを毎日飲んでもネ!
ハチの名前を探し出すのは、素人にとっちゃけっこう大変な作業です。
とにかく種類が多いし、似てるし、手ごろな図鑑が少ないし・・・と、ついつい泣きが入ります。
今回はたまたま翅に模様があったのが幸いして見つかった次第。やっぱり名前が判るのと判らないのじゃ気分的にも大違い!ラッキー~!
「ホシセダカ」の名前の由来は前翅についている黒斑を「ホシ」、背中が盛り上がっているので「セダカ」ということから来ているんだってさ! だから漢字で書くと「星背高痩蜂」となるのかな?
例によって個体が小さいので、写真をクリックしてご覧くだされ。
この写真だけ見ていれば、どうってことのない産卵管が長いジミ~なハチ。 たまたま目に入ったので見つめていたら、里の家の軒下のコナラの薪で産卵行動を始めたので 「じゃあヒマだし撮ってやるか~!」 とお気楽な気分。 でも、いざ産卵を始めたら驚くべき光景が!
腹の下の中央部からまっすぐ出ているのが産卵管で、右側からそれを支えているのが産卵管の鞘!産卵管が極細なのは「シリアゲコバチ」ネエチャンの時で鍛えられているんでビックリしないけど、そんなことはともかくとして、こんなにしなやかに曲がる鞘なんて初めて見ましたぞ!
腹の先からいきなりヘアピンカーブでグニャ~っとUターン! そしてしっかりと産卵管を後ろから支えています。これなら産卵管も思い切りコナラの奥へ突き進んで行けることでしょう。
産卵管の鞘が上下の2本とは別に、腹の中央部の下から産卵管が下に伸びてています。
これが産卵中のスタイルです。
産卵管を引き抜いた瞬間で、今から鞘に収納する瞬間ですが、鞘も産卵管の先端もしなやかに曲がりくねっているのが確認できます。
きっと産卵する穴の中では、さも眼があるようにニュルニュルと動き回って幼虫を探し、さらにその幼虫への刺すツボも、鍼灸師のように狙い定めてブスリっと刺しているに違いありません! ・・・が、これは私の勝手な想像だから、違っていたらスンマセ~ン!
産卵管が収納された直後はこんな感じ。
それにしても、カミキリムシの幼虫がコナラに産むってのを知ってるし、きっとそれに合わせた生活スタイルをしてるだろうし、さらにそれを探り当てる能力も武器もスゴ~イ!・・・というかスゴすぎ~!!
はひぃ~、これもスゴイ!台風もスゴイ!
返信削除もしかして寄生蜂の産卵管ってお尻付近ではなくてお腹の真ん中あたりがあるのが当たり前?そしてそれを包む鞘があるのが当たり前?またその産卵管を支える別の鞘と言うか、支えがあるのが当たり前?
だんだんわかってきたような、さらに難しくなったような・・・
エントツドロバチみたいな注射針を持つ連中は、その注射針と産卵管は同じものを使うのかな?それとも注射針の中にまた別に産卵管があるのでしょうかネ?
こりゃ蜂はやめられまへんな!!!
それに写真は地味とはいえ、やはり美しいのであった!
これってお褒めの言葉なのネ! 被写体に魅力があると写真までよく見えちゃうノダ! ムヒッ!
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