「1匹、2匹・・・」?それとも「1頭、2頭・・・」?どうでもよさそうだけど、ちょっと気になるでしょ?
友人のチョウ屋さんが「頭」で数えるのをいつも不思議に思ってました。この人はそれなりの専門家なのでトンボの「抜け殻」も「羽化殻(うかかく)」と呼ぶべし!・・・と教えてくださいます。
「へへ~、さいですか!」と返事をしつつも、5秒も経てば「抜け殻」という言葉に戻ってしまいますがね!・・・馴染めない単語は覚えられないんじゃい!
よって、これはヤンマの「抜け殻」ではなく「羽化殻(うかかく)」といいます。
さてさて、今回見つけた「数え方の辞典」飯田朝子:著という本によれば、ほとんどの昆虫は「匹」で数えるのが一般的だけど、チョウは「頭」で数えるのが慣用的・専門的なんだってさ! フ~ン!
では何故そのように呼ぶか・・・かという理由がこと細やかに書いてあったのでチトご紹介!
そもそも英語では牛を数えるのに「one cattle、two cattle・・・」かと思いきや、正式には「five head of cattle」というように「head」で数えるんだって!
英語なんてそんなデリケートじゃなさそうだし、そんなもん「one cattle」で充分いいじゃん!と思ったけど、どうも違うらしい。
西洋の動物園では、飼育されている動物を数えるのに前述のような、日本語でいう頭数で数える習慣があるのだそうな。
展示しているチョウの標本も同じ発想で「head」で数えるようになったということ。
そのうちに昆虫学者たちが論文などでもチョウの個体を「head」で数えるようになり、それを20世紀初頭に日本語に直訳したものが現代の日本語に定着して「頭」で数えるようになった
・・・という説が有力!
と書いてありました。
でも可愛い女の子が「あら~! 1羽のキアゲハが翔んでるわ~、すっごくきれいね~!」と言ってくれると、こっちの方がとっても情緒があっていいんだけどな~!
彼女の純粋な心のうちではこのチョウは鳥と一緒で美しいものの一つなのであ~る。
だから鳥と一緒で数え方もごく自然に「1羽、2羽」となっちゃうってわけ!
この『キアゲハ』は、専門的には「1頭」とカウントする・・・らしい。
しかし外野が何やかやと言っても、そもそもチョウにとってはヒトから何という名前で呼ばれようと、どう勘定されようとまるで知ったこっちゃないのであ~る!
一頭二頭三頭・・・・・って動物園にいる動物だけ?
返信削除じゃぁ~その辺にいるイノシシは一頭?それとも一匹?
ありゃ?だんだんややこしくなってきたぁ・・・・・!
「匹」と「頭」については、この本の別のコラム欄に詳しく載っていたので、今日のブログに載せることにします・・・ネ! 今から冬鳥を撮りに行ってくるので少々お待ちを。
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