学力テスト Vol.495-2 その解答 ウソ ~ 花ラッパ ~ 

 ウソ ~ 花ラッパ ~

以下の2枚は以前にも載せたことのある写真ですが、こんなのを「花ラッパ」と言うんだそうな! 

どちらも花びらの下の茎の部分を噛んでいます。何故こんなことをするのかって? これはサクラの花の付け根に蜜があってそれを吸っているのです。

この間、約5~6秒ほど。この時がシャッターチャンスというわけ!

どうやら最近の鳥屋さんは、単にウメやサクラに小鳥が止まっているだけでは物足りなくて、こんなのをすっごく撮りたがるようです。

機材も劇的に性能が上がって、秒間で枚数が多く撮れるようになり、ほんの一瞬のチャンスも撮れるようになったから欲求が増してきたのかな?

「ニュウナイスズメ」 ♀ ソメイヨシノ

「スズメ」 河津桜

今回は「ウソ」についての話なので、その「花ラッパ」について。

ネットの「chat GPT」で「ウソ 花ラッパ イラストで」と検索してみたらこんなのが出てきました!

こんなイラストは初めて見たのでビックリしましたが、右側の花はサクラではなく、まるで「チョウセンアサガオ」という花のようです! これって、AIの生成画像なのかな?

これは「カンヒザクラ」で花ラッパをする♀

「カンヒザクラ」は台湾からヒマラヤが原産の桜で花は下向きで緋紅色です。
別名を「ヒカンザクラ」ともいいます。

そのカンヒザクラの花びらが落ちているところにウソが群れで降りてきました。

彼らのお目当ては桜の花びらではなく、一緒に落ちているモミジの実です。

ウソはサクラのつぼみが大好物!
このしだれ桜の花びらにはあまり興味を示しませんでした。
ということで、ウソの花ラッパというのは意外とチャンスが少ないのです。

おっと「間接頭かき」を忘れるところでした。

「ウソ」という名は古語で口笛を吹くという意味の「嘯く(うそぶく)」から来ていて、鎌倉時代の頃からこう呼ばれています。ウソの鳴き声が口笛そっくりなことがその由来です。

♂は美しいので「てりうそ」、♀や幼鳥は地味なので「あまうそ」と呼ばれていました。「あま」は「照り」に対して「雨」という意味で、♂♀両方で「てりふりどり」とも呼ばれていたようです。
♂が鳴けば晴れ、♀が鳴けば雨が降るという俗信も生まれたといわれています。


河津桜から始まってカンヒザクラ、しだれ桜、ソメイヨシノと、いろいろな桜と共に楽しませてくれるウソ君たち! 今年は例年になく数が多く、その分チャンスもたくさんあって何回も出会えてうれしい限り! 皆さんのところではどうなのかな?







学力テスト Vol.495-1 頭かきシリーズ その107

オオシマザクラ

国内に自生する野生種のサクラは10~11種類あると言われていますが、その中でも代表種が、この「オオシマザクラ」という日本固有種です。


オオシマザクラは基本的には白い花です。

昨日、佐鳴湖へ散歩に出かけた時に、見事な満開のオオシマザクラを見つけました。
このオオシマザクラは基本的には白い花ですが、この木には所々に薄いピンクの花が見えました。


ソメイヨシノなどのピンクの正体はアントシアニンという植物色素です。今回のオオシマザクラはこの色素の影響で、稀に花弁がわずかにピンクに染まることがある・・・とのことでした。


では本題。

この鳥の ①名前 ②頭かきの種類 の2問について答えて下さい。
頭かきには「直接頭かき」と「間接頭かき」の2種類があります。







学力テスト Vol.494-2 その解答 オシドリ ~ 夫婦円満の真実 ~

 オシドリ ~ 夫婦円満の真実 ~

いきなりですが、♀の直接頭かき
「か~~、かくゆてたまら~ん!! うっひょ~~、気持ちよか~」

前回も紹介した世界のカモ図鑑

オシドリも載っています。
イラストはコウライアイサと同じくTREVOR  BOYERというイギリスの有名な鳥類画家です。

オシドリは極東の狭い範囲でしか、繁殖や越冬をしていません。なのに英国の図鑑に載っています。どうして? それは1745年頃にイギリスに持ち込まれたからなのです。
この頃の日本というのは徳川8代将軍吉宗から家重に政権交代した時で、鎖国政策をしていた頃だったので、中国辺りから移入したのかも?

それが1900年(明治末期)に放鳥または篭脱けとしての記録があり、1970年代には野外で300400ペアを確認・・・と書いてありました。

ある本を読んでいたら「権威あるオックスフォード出版のハンドブックには、オシドリがいちょう羽を立てて飛んでいるイラストがある。きっとイギリスのイラストレーターはオシドリの飛翔を見る機会が少ないので、このように書いたのだろう」と書いてありました。

そりゃ、面白そうな話じゃわい! さっそく在庫の本を探したら・・・見つけました!!

それがこの本です。

確かに、いちょう羽が立ったまま飛んでいるように描かれています。
まるでF-15が飛んでいるようです!

F-15戦闘機 愛称はイーグル
 自衛隊浜松基地のエアフェスタ(航空ショー)にも毎年 参加してます。

実際には、いちょう羽(正式名は三列風切)を立てて飛ぶことはありません。

さてさて、オシドリは「夫婦円満の象徴」と言われますが・・・ホント?

あるペアをじっくりと見ていると、何やら様子が変です。

例によってドリトル先生の力を借りて現場検証をしてみました。
すると・・・何と下の2羽はペアではありません!!
「ヘ~イ、そこのBABY! 僕とお茶しない?」
「い、いえ、結構です。」

「そんなこと言わずにさ~、俺ってカッコイイだろ?」
「い、いやです~!」

2羽の様子を上から見下ろしている♂は、実は♀の彼氏!
彼女が嫌がっているのに、それを眺めているだけ!

たまたま、この時は♀がかたくなに拒否したので、声を掛けてきた♂がおとなしく去ってくれたので事なきを得ました。

さあ、その後が大変です!

「アンタさ~、さっきはなぜアタイを助けに来なかったのさっ!」
「だ、だって、アイツってスッゲ~強そうだったもん!怖くて足がすくんじゃった!」


「ふ~ん、アンタって見損なったぜい!それでも男かい!いつもいつもアタイのことを愛してる~って言ってんのはウソなんかい?! ええっ? どうやねん!!」
「・・・・・・」♂はグ~の音も出ません!

彼女の怒りは、それだけでは到底収まりません!
「このバカッ! 弱虫~! アンタなんかどっかへ行っちまえ~~!!」

終いには彼の首根っこにガブッと噛みつく始末!

それでも、しばらくしたらこのように仲直りしていました。

「うちのダーリンは心細くて頼りになんないけど、やさしいとこがあるからしゃあない!」と、今回は♀の太っ腹に救われたようです。
このシーンだけ見たら仲良し夫婦と思うかもしれません。

オシドリの♂は住みかとなる樹洞を探して♀を案内することまではするけど、産卵から抱卵、子育てまでの一切を♀に任せっきり!
抱卵すら手伝わず、♀にエサを運ぶこともしません。
それでも産卵するまでは、♀のそばへつきっきりで他の♂からガードするというのが常なのです。

だから、他の♂がちょっかい出してきたら、相手が強そうでも勇気を出して頑張らねばなりません。今度こそは男の意地を見せてくれ~!



























学力テスト Vol.494-1 頭かきシリーズ その106

 ここ1週間ほどの間に、チラホラとベニシジミを見かけるようになりました。


虫たちを追いかけ回していた15年ほど前の7年間でも、3月中旬にベニシジミを見たり撮ったという記録はありませんでした。

3月に入っても、ものすごく寒い日があったかと思ったら、数日間は4月下旬の気温が数日も続くというような日があったりしたので、佐鳴湖の河津桜もあっという間に散ってしまいました。ベニシジミたちも発生時期をフライングしてしまったのかも?


今朝の新聞で「絶滅危惧種 22種増加」という記事がありました。環境庁から6年ぶりにレッドリストが発表されたのです。
※レッドリストとは生物の多様性の重要な指標で、絶滅の恐れのある野生生物のリストのことです。


トキは絶滅危惧種の中でも最も絶滅の危機がランクの高い「1A類」でしたが「1B類」に下がりました。


日本では2003年に「キンちゃん」が死亡して完全絶滅してしまったけど、中国に生息していた同じDNAを持つ種を譲り受け、現在では努力の甲斐あって600羽以上になり、野生化にも成功し復活したのです・・・まだ安心できるという数ではないのですが。

詳しくはこのブログの「トキ」で検索していただければ、5回シリーズで詳しく書いてあるので、そちらをご覧ください。

この6年間で、絶滅危惧種の対象となった鳥類は10種増えて108種に!! 
爬虫類、両生類では12種類が増えて96種となりました。


さて本題。
この鳥の ①名前 ②頭かきの種類 の2問について答えて下さい。
頭かきには「直接頭かき」と「間接頭かき」の2種類があります。











学力テスト Vol.493-2 その解答 コウライアイサ ~ 水の妖精 ~ 

 コウライアイサ   ~ 水の妖精 ~

こちらは自称ダンディが売り物のカワアイサの♂

そんな♂を横目で見ながら、こちらではカワアイサの♀たちがヒソヒソの井戸端会議。

「ねえねえ、こないださ~、私っちの中に入って来た、いい男って知ってる?」
「そうそう、あの子って私らの親戚なんだって? すっごく素敵よね~、見るだけでうっとりしちゃう!」
「あの若い男に比べたら、こっちの男どもって、なんだか不細工に見えない?」
「そうそう、そうなのよね~、こっちの男のヘアスタイルってさ、ポマードを塗りたくって固めたみたいで気持ち悪いのよね~、それを自慢してるのが尚さらイヤラシイったらありゃしね~!」
「それそれ!、それに比べてあの子のヘアスタイルって、ロックミュージシャンなんかで流行ってるパンプヘアってやつでしょ? カッコよくてうっとりしちゃうわ~!!」
「私も!! ワイルドぽくって、すっごくイカスわね~」
「それにそれに、あのお腹のウロコ模様がしびれちゃう~~!!」
「そうそう、そばに来ただけで、ドキドキしちゃうわ~~、う~ん、もうダメ~!!」


これがそのウワサのいい男こと、コウライアイサ君

ここで彼のことを紹介してみましょう。


これは英国から1997年に発行されたカモのイラスト図鑑で、世界のカモ類が紹介されています。

その中にコウライアイサも描かれています。
イラストはTREVOR  BOYERという有名な鳥類画家です。

もちろん参考文献としてロシアや中国の資料を使っているようですが、まるで生きているようで惚れ惚れします。描かれたのは1986年。これは日本で初めてコウライアイサが発見されたという記念すべき年なのです。

もちろん当時の国内の図鑑に載っているわけではないので、発見された時は大騒ぎ!!
私も新聞に掲載された小さな写真を頼りに見に行ったものでした。


分布は極めて狭く、世界的にも超希少種です。黄色が繁殖地(ロシア南東部や中国東北部)で紺色が越冬地です。
現在でも、国内ではごく少数が発見される程度です。

これでお判りのように、カワアイサの♀たちが騒ぐのも無理のないことなのです。

♀たちが騒ぐ最大の魅力の一つはこのパンクヘア

キンクロ君のヘアも長いのですが、重力でタラ~ンと下がっています。

コウライ君の冠羽は風切り羽と同じく「正羽(せいう)」で羽軸がしっかりとしているため重力で垂れさがることはありません。羽の根元には「起毛筋」という筋肉があって、冠羽を逆立てたり、寝かせたりと自在に動かすことができます。

これは♀へのアピールで魅力的に見せるのはもちろんのこと、ライバルへの誇示として自分を大きく強く見せるのにも使います。

パタパタなんてしようものなら腰のうろこ模様がバッチリ!
そこへカワアイサの♀たちの熱い視線が!!

この魅惑的なうろこ模様を見たら、ため息が出てしまう彼女たちの気持ちも判ります。

「ねえねえ、誰が声掛ける? じゃんけんで決める?」
「そんなの一番魅力のある私がアプローチするに決まってんじゃん!」と、手を挙げたのは一番発言権のあるボス的存在。
「ええっ、あんたって旦那がいるじゃん!」
「フンッ!あんなボケナスなんて!!誰かにやるわい!」
※カモ類はガンやハクチョウと違って毎年パートナーが異なるのです。


そのしばらく後から、コウライ君には彼よりも一回り大きいカワアイサのオネイサマがベッタリと付くようになりました。きっとその威圧感に押し切られたのでしょう。

どこへ行くのにもカワアイサと!

コウライアイサのペア

ここへ引っ越してきた時に一緒にいたコウライの彼女とは引き離されてしまいました。

一人寂しいコウライ君の元カノ。
もちろん「直接頭かき」です。

繁殖地に帰る頃には元のさやに納まっていてくれればいいのですが・・・。




























学力テスト Vol.493-1 頭かきシリーズ その105

 


ムクドリ君はスズメと同様、あまりにも身近すぎて、ほとんどと言っていいほどカメラを向けませんが、こんな時くらいは撮ってあげようかな!

そもそも、ルリ君のような圧倒的な人気があるわけではないので、彼を引き立てるような写真はなかなか撮れないのですが、こんなふうに早春の花とセットの時くらいは撮らねばなぬ!


今夜はもうすぐ皆既月食の天体ショーの始まり!! 3年前はTVを見ていて気付いたのはもう終りかけで時すでに遅かりし時! 
今度こそ!と期待していたのに今夜は雨でどうにもなりまへん・・・ガックリです。
どうも最近は鳥運にも見放され、踏んだり蹴ったりでトホホの日々が続きます。


さて本題。
この鳥の ①名前 ②頭かきの種類 の2問について答えて下さい。
頭かきには「直接頭かき」と「間接頭かき」の2種類があります。