さてさて、トンボの季節が始まる前に基礎をサラッとお勉強しておきましょう。
トンボは世界中に約6000種類ほどがいて、日本にはそのうちの約200種類がいます。
さすがは「秋津島」の国! トンボは大きく3種類に分類されます。
その種類もトンボが止まる時の形に特徴が表れています。止まり方はおおまかに言うと2種類。
ひとつはこんなふうに体の上で翅を閉じるタイプ。
こちらは『アサヒナカワトンボ』
『クロイトトンボ』 これも翅をピッタリ合わせて止まります。
こちらは『オオアオイトトンボ』。こんなふうに半開き状態で止まっていることが多いです。
このように翅を体の上にたたんで止まったり、半開き状態で止まるのはカワトンボやイトトンボの仲間。この仲間は横から見ると胸が三角形になっていて、そこから生えている翅は後ろに向って伸びています。
これらのトンボは翅の形が前後とも同じなので「均翅亜目」(きんしあもく)といいます。
チョウのようにヒラヒラとかフワフワと翔びます。これは4枚の翅を同時に開いたり閉じたりしているからで、閉じた時には体が下に落ち、開くとまた浮くからなのです。
片やギンヤンマや赤トンボなどの胸は、横から見ると四角形で翅は真上に向って伸びています。だから止まる時は横に拡げるのが一番リラックスできる姿勢なのでござる。
翅の形は前よりも後ろの方が大きいので「不均翅亜目」(ふきんしあもく)と呼んでいます。
この中にはオニヤンマ科、ヤンマ科、トンボ科、サナエトンボ科、エゾトンボ科、ムカシヤンマ科がいます。
翅の形は前よりも後ろの方が大きいので「不均翅亜目」(ふきんしあもく)と呼んでいます。
この中にはオニヤンマ科、ヤンマ科、トンボ科、サナエトンボ科、エゾトンボ科、ムカシヤンマ科がいます。
これらはまっすぐにス~っと翔ぶことができます。前後の翅が互い違いに上下に動かせるのでまっすぐに翔べるのです。だからトンボが翔ぶ時期になったら、その翔び方を見てどの種類か当ててみましょ。
『ウスバキトンボ』
『ギンヤンマ』
今年はギンヤンマを見たら、ちょっとカッコよく「これは不均翅亜目のギンヤンマ!」って呼びましょう。きっと「おおっ、すっげ~学があるな~」って尊敬されますぞ! 覚えにくかったら「不謹慎なギンチャン」って覚えとくといいかな?・・・なんちゃって!
両者の中間型の特徴を持つものが1種類だけいて、それが「ムカシトンボ亜目」の『ムカシトンボ』。 残念ながら、これは里の家にはおりませぬ。見たかったらもう少し山間部へ行かねばならぬ。
シオヤトンボは数日前に椎平でウジャウジャと羽化していましたよ。タベサナエはどうなんでしょうね。
返信削除うげ~!やっぱし! タベサナエの最速記録は2012年4月8日です。それ以外の年でも10日~15日の間で発生しておりますぞ!
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