神業よりすごい?

世界最小の小鳥は「マメハチドリ」で体長は5cm。
ちなみに鳥の体長というのはあおむけに寝かせて、脚を上げた状態で、さらに嘴も頭の方向に伸ばして、くちばしの先端から尻尾の先までの長さをいいます。

そして、世界の鳥の中で、もっとも巧みなホバリングをするのもハチドリ類です。
ハチドリ類は8の字を描くように翼を動かし、空中で止まるだけでなく、後退することもできます。
こんなすごい飛行ができるのはその羽ばたき回数に秘密が!・・・何と1秒間に70回~80回!
近くにいるとブンブンとハチが翔ぶような羽音を出すことからハチドリと名付けられました!

日本の鳥では、キクイタダキ・メジロ・ヒヨドリなどがホバリングを行い、枝先から虫を捕らえたり、花から蜜を吸ったりします…が、せいぜいホバリングの時間は数秒程度しかもちません。これは羽ばたき回数が少ないせいからなのだと思います。

ところが昆虫の中に、これとまったく同じ方法で吸蜜するのがいるのです。

「チョウ目」と呼ばれる仲間は約3500種類ほどもいるので、いろいろな特殊能力を備えた者も多く今回紹介するのは、その中の「ホウジャク」という「スズメガ」の仲間。


これは『ホシホウジャク

行動や姿はまるでハチのようですが、翔ぶスピードが早すぎて吸蜜のためにホバリングしている時くらいしか姿が見えません。

動画を見たければ「ハチドリ」とか「ホウジャク」で検索するといろいろ見れますぞ。

更にホシホウジャク君がハチドリよりもすごいのは、口吻がビロ~ンと伸びて、ラッパ状の花でも奥の方まで届くということ。
ホバリングしながら次々と花から花へ吸蜜、しかもその間に口吻を伸ばしたり縮めたりと大忙し
見ているとその神業にほれぼれしますね~!



4 件のコメント:

  1. ハチドリの飛び方って映像でしか見たことないのだ!中南米に行って実際にこの目で見てみたいなぁ。ホウジャクと同じなのか、ちょっと違うのか?どうなんでしょ?

    でも、どちらも花の蜜を栄養源にしているって面白いですよね。蜜は完ぺきな食料なんでしょうね。これもスゴイ!とにかく生き物の世界はスゴイことだらけじゃぁ~!

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  2. 日本でハチドリを見たいのなら・・・上野動物園かな? もしかしたら浜松動物園にもいるかも?
    これだとチト興ざめかな? きっと檻の中なんかで見たくないって言うじゃろね~

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  3. えっ、上野動物園で飼育している?で、あればスゴイ。
    それなりに飼育が難しそうだもんね。
    まさか繁殖させているなんてぇことであれば、それこそスゴイ。

    それにハチドリの寿命ってどのぐらいなんでしょう。
    相当な体力消耗量のはず?だし、体小さいし、そんなに長生きでないような気がする。

    やっぱコスタリカやエルサルバドルの熱帯雲霧林で見たいなぁ~。ついでにメキシコインコや
    コンゴウインコの仲間も見たいなぁ~。やはり私にとって中南米は憧れの地なのであった。
    でも、すでにそのほんんどの種が絶滅状態だったりして・・・

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  4. 「九官鳥の基礎知識」というネットで鳥の寿命がいろいろ書いてあって、それによるとハチドリはシジュカラやカナリヤ、キツツキ、オオホンセイインコと同じ10年と書いてありましたぞ!
    それとハチドリは①掛川花鳥園 ②静岡日本平動物園 ③東山動物園 にもいるらしいっす!

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