学力テスト Vol.297-9 その解答 ウミアイサ-2

鳥にとって羽毛はものすご~く大事! だから手入れは年がら年中 行っています。
どのカモでも、やっている手入れ方法は同じようなものなので、近くの公園や池に行って観察するといいね。

1.水浴び
水浴びは、どのカモがやっていても迫力があります。目的は羽根の汚れやダニ取り。
これで清潔な羽根にして、次の行程の羽づくろいに備えます。

動画で見てもらえないのが残念!!・・・ということで、できるだけたくさんの写真を選んでみました。

バシャバシャバシャというよりも、ドッタンバッタンという表現がピッタシ!! 
羽ばたく回数もスピードも、これでもか~っと言うくらいにものすご~い勢い!
どこにこんな元気のいい動きができるエネルギーを秘めてるんじゃい!?!?








2.羽繕い 
これは「尾脂腺」から分泌される脂を羽毛に塗る作業。


「 尾脂腺」は尾羽の背中側の付け根にあります。ここから脂をくちばしで拭い取って、羽毛全体に塗って、防水性を高めています。


この羽づくろい作業にはかなりの時間を掛けます。昼間、食事の時間と眠っている時間以外のほとんどすべてを費やしていると言ってもいいくらい! 

そりゃそうだ、カモ類の正羽は1万~1.5万枚もあるんだからさ!! 作業を始めると30分くらいはたっぷり!! 手抜きは死活問題につながるからね!

※正羽というのは風切羽、尾羽、雨覆など表から見えるもので、綿羽(ダウンというのはこの羽毛のこと)や半綿羽は含まれません。ちなみに、ツバメの正羽は1500枚、ツグミは5500枚、アメリカコハクチョウは25200枚なんだって!







くちばしで届かない部分へはどんなふうに塗っているのかな?
・・・などを見ていると面白いっすよ。

自分で調べてみよう:「ぼんじり」「油つぼ」 …尾脂腺に関係がある単語です。

【ミニ講座】ウは羽根に脂を塗りません。尾脂腺からはあまり分泌物が出ません。
何故かって? こんなのを体中に塗ったら潜水できなくなっちゃうからです!
だから、塗らないという選択をして水中で活発に泳げるようにしているのです。

3.頭掻き&羽伸ばし、背伸び&あくび
くちばしでは届かないので足を使ってかゆいところを掻いたり、ストレッチをします。

ストレッチは特に必要です!!運動の前後にストレッチをすることによって若々しい筋肉を維持できるのです・・・おっと、これは通っているスポーツクラブで耳にタコができるくらいに言われていること!! 
週に1回参加していた「ピラティス&ストレッチ」もコロナ騒ぎで、もう20日ほど、クラブの休館日が続いていて冬眠状態。
一人で自宅でだとつまんないし、めんどくさいから全然やってないからな~! 
そろそろ膝や肩の関節がキシキシ鳴って来たから、再開しなくっちゃね~~~

かゆいから、気持ちいい~~!!

羽根伸ばしのストレッチは足で支えます。

それにしても超見事なフィン!!

こちらは背伸びをしてのストレッチ

肩甲骨もしっかりと動かしましょう ついでに首も振ってストレッチ~

最後はあくびをして、顔の筋肉をストレッチ&シワ伸ばし

ヒトがストレッチをするのは、このように動物たちから学んでいるのであ~る!!

4.最後にパタパタ
水浴びや羽づくろいが終わると、いよいよ このパタパタです。カモ類の写真としては、なかなかに見ごたえのあるポーズ!! 見慣れてくると、今からパタパタをするぞ~っていう瞬間がわかってきます。

まず、ゆっくりと上体を起こして




 パタパタは3~4回繰り返します



これで儀式は完了!!












3 件のコメント:

  1. ウミアイサ-1そして今回のウミアイサ-2
    沢山の写真と情報に圧倒されてます!!ヽ(=´▽`=)ノ
    凄腕のカメラマンによるウミアイサ君の様々なポーズ♬
    ホントにイケメン俳優ですね!!
    水浴び、羽繕いにも各々理由があるんですね。ウミアイサを見る事は難しいですが散歩道で見るカルガモやコガモで良く観察してみます。
    イケメン君の動きや表情に笑わされ癒され感動しました(*^-^*)

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  2. 我が町もすべての行事が休止になってます。
    天気の良い日の散歩そしてストレッチはやるように心がけています。
    といっても・・近頃は腰の体調を見ながら無理せずマイペースです(^^ゞ
    元気で乗り切っていきましょう!!

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  3. ウミアイサのシリーズはまだ続きまっせ~! 
    コロナなんて何のその! 雨の日以外は毎日、出歩いていますが、郊外だし人もいないし、飛んでるのは花粉くらいなもの!
    せめて4月中旬くらいまでには終息宣言を聞きたいものです。

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