学力テスト Vol.309-2 その解答 サンショウクイ

サンショウクイ
♂が囀っています。


「ヒリリ、ヒリリ~~」人が真似をすると、口の形は「い」行なので横開きで、さほどは開かないんだけど、このサンショウクイ君はけっこう大口で囀っています。
この写真だけ見て、囀りをオノマトペで書くと「アリャ、アリャリャ~」・・・かな?

こちらは♀ 体の上面は暗灰色です。

背中の色もこれだけ違うし、おでこの白い部分の面積も異なります。

名前の由来は「ヒリリ」が「山椒は小粒でヒリリと辛い」から来ているんだって。
一度聞いたら、絶対に忘れないよねっ!

1ヶ月ほど、遠州地方で「リュウキュウサンショウクイ」という亜種が出たとのこと。
しかもペアで! 
鳥友がしっかりと撮影できたと喜んでましたが、これはかなり珍しいことです。
一般的に、その分布は名前のとおり琉球諸島ですが、最近は北上の記録があちこちで。

ここで「亜種」についてチラッと復習。
同じ種の鳥でも繁殖する地域によって形態的な違いがある場合、それを亜種として区別する場合があります。

わかりやすい例としてはエナガ君。

こちらはご近所で撮った 「亜種エナガ」君  A. c. trivirgatus

ご存知、北海道産の「雪の妖精」こと モフモフちゃん 
「亜種シマエナガ」君 A. c. japonicus

※リュウキュウサンショウクイの写真がないので、ピンチヒッターで特別ゲストです。
写真は30年以上前に撮った、たった1枚あったお宝映像を引っ張り出してきました。

他には日本鳥学会の『日本鳥類目録』(改訂第6版、2000年)ではコゲラは何と9亜種、ヒヨドリも8亜種、メジロも6亜種、ウグイスが5亜種などいろいろ。
どれも、見た目の違いなどがよく分からないので写真も説明もパス・パス・パス~~~!!

今回、ネットで見つけたおもしろい亜種をご紹介。
カイツブリ:日本産亜種の虹彩は黄色で、欧州産亜種は暗赤色。
「Little Grebe」で、その写真を検索すると出てきます。
ものすご~く可愛い顔に変身しちゃってるから見て見て~~!!





4 件のコメント:

  1. 雨は大丈夫ですか?
    あまりひどく降らないと良いのですが気をつけてくださいね。
    サンショウクイの名前が囀りのヒリリからと分かり、確かに忘れません!♬
    エナガって本当に可愛いですね~
    欧州産カイツブリは目が優しい感じで可愛い顔してますね!

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  2. 黄色の瞳がこげ茶に代わるだけで大変身!!
    ノスリやチョウゲンボウが、猛禽類なのに可愛い顔に見えるのも同じですネ。
    やっぱり「目は口ほどにものを言う」・・・ちと意味が違うか?!

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  3. 確かに瞳の色で印象が変わりますね!
    圏央道ガード下で育っていたチョウゲンボウの2羽の雛は無事に巣立ちました。見守り子育てが終わった感じでちょと寂しい(^^ゞ
    でもまだ近場で親といたり、2羽で並んでいたりしているのを見かける事があるのが楽しみです♬

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  4. じっくりと見られてよかったですね~! 猛禽類のそんなチャンスはそうそうにあるものではありませんぞ!

    雨は先ほど峠を越しました。おかげさまで全く影響はありませんでした。

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