学力テスト Vol.306-3 その解答 ヤドリギツグミ

ヤドリギツグミ

ん?んん? この地味~な鳥は誰じゃ?

胸の斑点も、バラバラとゴマをまぶしたよう

地味? 失礼な! これは「シックな装い」と表現します。
粋な色合いでしょ? そう言わせることが珍鳥の持つ重みというヤツ。


ヨーロッパではごく普通種とのことですが、日本では数年に一度だけ発見される、これぞ迷鳥なのです! 
英名では「Mistle Thrush」で和名はヤドリギツグミの英名をそのまま拝借。

見たのは2月中旬なので、さえずりは聞けません・・・そこでネット検索で調べてみました。なるほどなるほど、ツグミというだけあってクロツグミによく似た音質だけど、それをもう少しスローテンポに、おっとりとした感じ。

確かに観察していても、ヒトを警戒するふうでもなく、すぐ近くまで来てミミズや昆虫などを探していました。鳴き声のおっとり感というのは、こんな行動にも見られるんだなあ!・・・と納得。

ついでに紹介するのは、よく似た風貌でちょっと小柄の「ウタツグミ」君。

ヤドリギツグミよりも、さらにさらに珍鳥です。こちらもヨーロッパからのお客様。
英名を「Song Thrush」というので、これで検索すると囀りが聴けますよ。姿は似ていても囀りはまるで別物だから!

他には「サヨナキドリ」(Nightingale)という「ヨーロッパのウグイス」と言われる鳥もいるのでいっしょに検索してみるといいね。別名でも「夜鳴きウグイス」と言います。
この鳥はNat King Coleなどが歌う「Stardust」にも登場してきますよ。

ウグイスはヨーロッパには生息していないので、日本に来た外国人がこのさえずりを聴いたら、きっと喜ぶことでしょう。
コマドリやオオルリと共に「日本の三鳴鳥」と言われるけど、これだけ美声なら、姿が地味だって全然問題ないのであ~る。

美人じゃなくたって、愛嬌があって性格が良ければ殿方から見れば、それだけで充分に魅力はあるのだから、ご心配なく・・・あれ? 話が変な方向に迂回してきたぞ! 
危ないからここらでお終い。





3 件のコメント:

  1. 色々な囀りを聞いてみました。
    ヤドリギツグミはゆったりした声ながらいい声♪
    ウタツグミ、サヨナキドリは明るく響くいい声♪
    私が知っている地味なツグミの声とはまるで違います。
    ウグイスはヨーロッパには生息していないのですね。
    日本のウグイスの囀りが一番かな~( ◜ᴗ◝)

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  2. 国産のツグミ類でまれに聴くことができるのは3月下旬~4月中旬頃、北へ帰り始める前のシロハラの囀り!
    冬にシロハラが見られる公園でこの時期に気をつけていると、ちょっとクロツグミに似たさえずりを聞くことができますよ! もちろんツグミもチャンスがあります。

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  3. シロハラの囀り聞いて見たいです♪

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