推理の結果

確かにkunichanの言うように『カキドオシ』で長きにわたって吸蜜する昆虫はあまりいません。
だから今回の「ツマキチョウ」が吸蜜しているのは、とてもキチョウでショックなショット! グギ~!
それでなくともツマキチョウの吸蜜時間は短くて撮りづらいのに~  
だからジェジェジェジェ~!


日本全土に咲いていて、ごくごく普通種


さて、今回はそれを『ビロウドツリアブ』君で徹底検証。この虫はもう1ケ月も前から出ている春の常連ですが、なぜかカキドオシで吸蜜しているところを撮れません。見たことはあるけどすぐに翔んで行ってしまいます。


彼が好きなのは「レンゲ


そして「ハルリンドウ


さらに「クサイチゴ

他にはミヤマツツジ、モモ、河津桜、スモモなどいろいろです。

以前『蜜源植物』で書いていますが、「レンゲ」には蜜がいっぱい!だからセイヨウミツバチなどもウジャウジャと寄ってきます。

片や、「カキドオシ」は蜜はきっと少ないけど、漢方薬としての効用がいっぱい! 
別名を「癇取り草」といって子供の癇の虫を押さえるのに使われたとか、また血糖値降下作用など糖尿病の治療薬、体内の脂肪や結石を溶解させる作用があるなどとして漢方薬、ダイエット茶としても使われているそうで、副作用が認められない薬草なんだって。いいことづくめじゃん!

ただし、これまた以前書いた『これもポリかね~?』で紹介したように「クマバチ」がしつこく「カキドオシ」で吸蜜をしておりました。私が見ている中では、これだけが例外的な行動かな?

ここらの話はこちらでどうぞ ⇒ これもポリかね~?

そんでもって結論を導き出すと答えは一つ!クマバチとツマキチョウはダイエット効果を狙って「カキドウシ」に来たにちがいねえだんべ?!?! さてさて、皆さんはどう考える?

上記とはぜんぜん関係ない話だけど・・・こちらはカキドオシに似ている『ムラサキサギゴケ』。 私にゃよく見分けられなかったけど、そうも言ってられないので仕方なく山渓の「春の野草」でお勉強!これからは大丈夫・・・きっと!・・・多分! 二つに一つだから確率は5割!






3 件のコメント:

  1. 結局のところ、虫をいっぱい集めるには「やっぱレンゲっきゃない!」ちゅうことですかいな。で、提案。カキドオシの少ない所に今年も懲りずにレンゲを蒔くっちゅうのはどうですかのぉ。寒谷ビオトープに虫が少ないのは、日当たりが悪く?かつ湿地状態で咲く花が少ないからかなぁ?なんて思うのです。

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  2. そうです!日当たりが悪ければ虫は体温が上がらずに動けない! 花がなければ集まってこ来る種類も少ない! でもそんな場所でも探せばそれなりにはおりますぞ!

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  3. ビロードツリアブが送粉者となりうる春先の植物ってなんでしょうね。長いストロー状の口吻で蜜を吸われても受粉可能な植物。

    hideさんの写真では、ハルリンドウが可能性大かも。レンゲとクサイチゴは難しそうですよね。

    私が思うにスミレ類が最も可能性高いはずなんだけど、そんなシーンの写真はある?どうも送粉者と受粉者の関係が気になって仕方ないのであります。

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