ベニアジサシ ~ 青い海に舞う天使 ~
学力テスト Vol.477-2 その解答 ベニアジサシ ~ 青い海に舞う天使 ~
学力テスト Vol.477-1 頭かきシリーズ その92
ベニモンアゲハはインドから東南アジアの熱帯域に広く分布しています。もともと日本には分布しておらず、迷蝶として八重山諸島で1968年頃から時々、土着として記録されるようになりました。
この赤と黒の体は、いかにも「オイラは毒を持ってるから近寄るんじゃね~ぞ~」と言わんばかりですが、実は見かけどおりの毒チョウなのです。
鳥が口に入れると、すぐに吐き出すほどまずいとのことで、次からはこのチョウを食べることはありません。
鳥はヒトほど味覚が発達していません。例えばカラスの味蕾(味覚を感知する器官)は300~500でヒトの9000に比べても少ないです。それがすぐに吐き出すのだから、よほどまずいのでしょう。
幼虫はウマノスズクサ科という毒成分を含む植物を食べ、さらに成虫になっても毒を持っています。体内に毒を溜め込んでいることを天敵に対して体の色を派手にアピールすることで身を守っているのです。
このように毒と警戒色によって、捕食者から身を守るという進化を遂げてきたのです。
分布域が重なるジャコウアゲハも毒チョウで、やはり同じくウマノスズクサ類が食草です。
学力テスト Vol.476-3 その解答 エリグロアジサシ その2 ~ たなぼた ~
学力テスト Vol.476-2 その解答 エリグロアジサシ その1 ~ 珊瑚の海がよく似合う ~
エリグロアジサシ ~ 珊瑚の海がよく似合う ~
「欠蹼足」というのはアジサシ類やグンカンドリに見られます。アジサシ類はカモのように水中を泳いで移動することはしません。
そしてダイビングの時も、ごく浅く潜るだけなので水かきを使うことはありません。飛翔に特化するために、最小限の水かきだけ残して軽量化したのです。
そして時々、水面に降りて小休止することがあるけど、飛び立つ時に水を蹴るのに水かきがあればかなり役立ちます。
採餌の時のダイビングや、飛翔時とのバランスを考えた末の絶妙な妥協点が「欠蹼足」なのです。
さらに、砂浜や干潟で浅瀬を歩く時にも、ある程度の水かきがあれば足指が沈みにくく、安定して歩けます。
学力テスト Vol.476-1 頭かきシリーズ その91
学力テスト Vol.475-2 その解答 ミフウズラ ~ じゃがたらうずら ~
ミフウズラ ~ じゃがたらうずら ~