エリグロアジサシ ~ 珊瑚の海がよく似合う ~
エリグロアジサシには青空がよく似合います。
そんな出会いを求めて出掛けても、思い通りにならないのが世の中の常!
全てが思い通りに・・・例えば、イメージした写真がカンタンに撮れちゃったとしたら・・・きっとすぐに飽きてしまって、面白くも何ともないでしょうネ! フン!
エリグロ君の頭かきは「直接型」。
そして足指は「三前趾足(さんぜんしそく)」です。
水かきの種類は「標準蹼型(ひょうじゅんぼくがた)」の中の「欠蹼足(けつぼくそく)」です。
※ここで「蹼足(ぼくそく)」って何のこっちゃ?の復習です。
「蹼」とは「水かき」のことで「蹼膜(ぼくまく)」とも呼び、皮膚から進化したものです。
エリグロ君の足の写真が小さすぎて判らんって? ごもっともです!
これなら判るかな?
「鳥が違うじゃん!これってコアジサシじゃん!!」と言うなかれ! 細かいことは言いっこなしです! 同じアジサシ類だからいいのです。細かいことばかり言ってると彼女に嫌われちゃうぞ~!
こちらが「標準蹼型」の基本形で、ユリカモメ君。カモ類も同じです。
今回はアジサシ類の水かきが、なぜ部分的に欠けている「欠蹼足」になったかというお話。
「欠蹼足」というのはアジサシ類やグンカンドリに見られます。アジサシ類はカモのように水中を泳いで移動することはしません。
そしてダイビングの時も、ごく浅く潜るだけなので水かきを使うことはありません。飛翔に特化するために、最小限の水かきだけ残して軽量化したのです。
そして時々、水面に降りて小休止することがあるけど、飛び立つ時に水を蹴るのに水かきがあればかなり役立ちます。
採餌の時のダイビングや、飛翔時とのバランスを考えた末の絶妙な妥協点が「欠蹼足」なのです。
さらに、砂浜や干潟で浅瀬を歩く時にも、ある程度の水かきがあれば足指が沈みにくく、安定して歩けます。
かように「欠蹼足」一つをとってみても、アジサシ類の生活に合わせた進化を遂げた結果なのです。鳥ってすごいでしょ?!
「標準蹼型(ひょうじゅんぼくがた)」の中の「欠蹼足(けつぼくそく)」なんですね!
返信削除生活に合わせた進化!! ブラボー!(^^)!
エリグロ君の直接頭かき! ばっちり!(^^)!
コアジサシ君の半蹼足! ばっちり!(^^)!
以前は散歩コースでコアジサシの舞う姿が見られたのですが
もう何年も見ていない・・青空を舞う姿 又見てみたい~
コアジサシは激減傾向にあります。大きな河川敷とか海岸に行けば見ることができるかも?
返信削除おさらいです。コアジサシ君は「標準蹼型」の中の「欠蹼足」です。
コアジサシ
返信削除激減傾向は寂しいですね。
「標準蹼型」の中の「欠蹼足」。了解!(*^^)v