学力テスト Vol.352-2 その解答 アオバズク

 アオバズク

アオバズクの頭かきは「直接法」
喉の下がかゆ~~い・・・ううっ 気持ちいい~~

前指が3本でのVサイン!!

この写真から2つのことが見えてきます。

1つは指の裏の肉球が素晴らしく発達していること。これはモノを捕まえやすくとか、枝に止まりやすくするなどのメリットがあります。

そして、2つ目にはどのフクロウ類にも共通することですが、趾(足指)が前に2本、後ろに2本にもできること。・・・ん、んん? 何のこっちゃ?と思われる方は下の写真をどうぞ!

このように普段は前に2本の指を出しているのです。
要するに、この方が獲物を捕まえる時も枝に止まる時も、すこぶる具合がいいんですと!

ヒトの右足の例でわかりやすく説明すると、鳥の後ろ指は親指(第1趾)、前足の人差し指(第2趾)、中指(第3趾)、薬指(第4趾)で、鳥の多くは小指がなく4本指です。
そして、この薬指(第4趾)を自在に前後に動かせるという事なのです。
すごいでしょ?!?!

こんな特殊な足のことを可変対趾足(かへんたいしそく)と呼びます。ちなみに一般の鳥のように前が3本足の場合を三前趾足(さんぜんしそく)といいます。


参考までにこちらは巣立ちして間もないフクロウの赤ちゃん。足指は2本ずつ出ています。
狩りができるようになった暁には、その不思議な能力を存分に発揮することでしょう。










2 件のコメント:

  1. アオバズクは大分前に近くの神社で初めて見た事があります。
    見たのはその一回だけ。また会う事が出来たらもっと観察できるのに~
    直接頭掻き、可変対趾足(かへんたいしそく)覚えました!(^^)!

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  2. フクロウ類はまだまだ多くの素晴らしい能力を持っています。
    本やネットなどでご覧ください。

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