学力テスト Vol.309-4 その解答 セイタカシギ

セイタカシギ
別名を「水辺の貴婦人」と呼んでいるらしい。

これは♂だから「水辺の貴公子」ってところかな?

約40年ほど前のこと。
前夜、当時としてはかなりの珍鳥だったセイタカシギが自宅から4kmほどの場所いるとの電話に、「え~~、うわわわ~~~!! こりゃ大変だ~~~!!!」
・・・ろくろく眠れずに6時前には現地へ! 
探し始めて間もなく・・・い・い・いた~~!! これが100種目を目前にしたハナマルでした! 
昨日の夕飯のおかずは忘れてしまっても、その時の感激は今でも忘れることはありません。

そして現在、県西部では毎年のように見られるし、愛知まで出かければ数ペアが繁殖!
たった40年で、変われば変わるものです。

こちらは幼鳥です。顔もまだみるいし、自慢の足もそんなに赤くないね。

当時の稲作は今とは異なる農薬を使用していたので、まだ水生昆虫もかなり生息していました。だからすぐにいなくなってしまうという心配はあまりしていませんでした。


参考のお話:これは一時、アキアカネが90年代後半以降に激減したという理由を調べていてわかったことです。
除草剤など昔 使われていた農薬には一定の耐性を示していた幼虫(ヤゴ)が、現在使われている「ネオニコチノイド系農薬など浸透移行性殺虫剤に代わってから、70%以上の確率で羽化率が減少したとの調査結果が確認されています。当然ながら、他の水生昆虫にも影響は大なのです。

ネオニコチノイド系農薬1990年代に登場し、現在世界で一番使われている殺虫剤といわれています。
環境への影響だけでなく、神経発達障害との関連など人への影響も明らかになりつつあります。
海外では規制強化の動きが見られますが、日本ではむしろ緩和の方向に向かっており、近年、環境保護団体や研究者などから規制強化や適正な影響評価を求める声があがっています (引用:国立環境研究所HPより)


左は背中が茶色なので♀。 右の♂は頭部に黒斑があるけど、個体差によってこのように変化します。


2008年の正月に石垣島で撮ったものだけど、この時は32羽いましたぞ! 圧巻!!









2 件のコメント:

  1. 「ネオニコチノイド系農薬」問題あり!
    でも一番使われているんですね。考えさせられます(;_;
    セイタカシギはスマートですね。32羽は圧巻!
    ♀と幼鳥の背中は茶色。幼鳥の顔がみるい。
    「みるい」という言葉、久しぶりに聞きました!
    静岡地方の方言ですよね。懐かしい~(^^♪

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  2. 「みるい」は方言なのか~! 気が付かなかったわい!

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