変態・・・それは劇的な変化なのじゃ!

このゴチャゴチャいるのが『アズマヒキガエル』のオタマで、右にいるうす茶色2頭が『ニホンアカガエル』のオタマ。

うげ~って思わないでよ~く見てね! こげ茶のがアズマヒキガエルのオタマだけど、
ずいぶん小さいでしょ?でもこの1週間後には変態してカエルになっちゃうのです!


この黒いゴミみたいのが、カエルになったばかりの『アズマヒキガエル』の赤ちゃん。
水中生活に別れを告げて陸上生活者になった記念すべき第一歩です!


よ~く見ると全員が同じ方向を向いて歩いていきます。


ちょうど葉っぱの上に乗っかってくれました。大きさがどのくらいか判る?


たぶん想像がつかないだろうから1匹に手に乗ってもらいました。小指の上でハイ、チーズ!


ヒキガエルはオタマの時代がものすごく短くて、カエルになったこの時の大きさも極小!
周りに比較するものがないので、ちょいと手のひらに乗ってもらったけど、小指の上では約5mmくらいかな?
上陸後は大変な食欲を発揮して、昆虫やミミズを食べてどんどん大きくなります。冬までの半年弱で体長は約6cmにもなるとのこと。ただし生存率は約3%だって!厳しいね~!

変態直後のヒキガエルの赤ちゃんが何故池から出て同じ方向に進むのか?
そんな謎を明かしてくれる本を見つけました。
『カエルの鼻 たのしい動物行動学』石居進著 によると、光に反応して目標を定めている・・・すなわち太陽の方向と反対側の明るい方に歩いていくそうです。
そちらの方がエサとなる小動物や隠れ家となる落ち葉に恵まれ、りっぱな大人になって帰ってくる確率が高いことを本能的に知っているからなのではないか?・・・とのことです。
もっと詳しく知りたかったらこの本を読んでね!いろいろ面白いことが書いてあるから!
ちなみに、この写真を撮ったのは晴天の11時頃で、カエル君たちが向かっているのは西の山の傾斜方向でした。






2 件のコメント:

  1. 「へぇ~(@_@;)」ですね。

    とにかく水の近くじゃぁまずいから、早く落ち葉の中に身を隠さないといけないもんね。匂いとか本能とかでなくて太陽の光に反応なのかぁ・・・。そしてそこにたどり着けばおいしい餌が転がっているんですネ。こんなちっちゃなカエルちゃん。何を食べるんでしょ?

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  2. 調べてみたらクモの子供とかワラジムシの小さいの・・・というのが出てきました。
    やっぱり生食それも動いていないとダメらしいっす!

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