学力テスト Vol.333-4 その解答 アメリカコガモ

 アメリカコガモ

アメリカヒドリと同じく、こちらも北米大陸に。北アメリカの北部で繁殖して、中部や南部に渡って越冬します。そして少数が日本にも渡って来ます。              

もしも、コガモはユーラシア大陸の全域と、アフリカの一部に生息・・・と書いてある図鑑があったら、正しくはユーラシア大陸の全域と、アフリカの一部、および北米に生息しているというのが正解です。

何故かというと、アメリカコガモ・・・こちらはコガモの亜種なのです。よって北米にもコガモがいるということになるのです。

以下は少々硬い話になるけど、分類についてのお勉強。

※ー1 亜種というのは種の一つ下の分類上の単位で、同じ種の中に地域によって、大きさとか形態とか羽根の色に変化がある個体群のことです。

もっとくだけて大雑把に言うと、「同じ種の生きものだけど、ちょっと違うようなって感じの生きもの」・・・って、ことなのです。

※ー2 生物学上の分類では、大きい方から順に次のとおりです。カッコ内の例はコガモ

 界(動物界) ⇒ 門(脊索動物門) ⇒ 綱(鳥網) ⇒ 目(カモ目) ⇒ 科(カモ科) ⇒ 属 (マガモ属)⇒ 種(コガモ)⇒亜種(アメリカコガモ)

比べてみると違いが判るでしょ? 右側がコガモです。

そしてこちらが、今回のメインゲストですが、何だか判るかな?

私もン十年、鳥見をやってるけど見たのは今回が初めてというド珍鳥!! 噂を聞きつけてはるばる出かけて見てきました。本日撮れたてのホッカホカです!!

答えは「アメリカコガモとコガモの雑種」なのです! 縦と横の白線がクッキリ!!!







2 件のコメント:

  1. アメリカコガモの顔はコガモとそっくり! 亜種なんですね。
    両方の特徴の縦と横の白線を持つ雑種と会えたなんて奇跡~!(^^)!

    返信削除
  2. 美男と美女が結ばれると、普通はそれなりのいいのが生まれるけど、間違えてそうでないのも生まれることも・・・というのが自然界の面白いところ!!
    カモの交雑はいろいろなパターンが出るので興味津々で、これからも出会いが楽しみです。

    返信削除