「ちょうちょう」から分かるもの

唱歌「ちょうちょう」の「♪ちょう ちょう ちょう ちょう なの はに とまれ~♪」 
今回はこの歌詞からいろいろ推理を働かせてみましょう。



①まずこのチョウは何であるか? これは99%以上の確率で『モンシロチョウ』ですな!
なぜかって? だって幼虫の食草はキャベツ、アブラナ、ブロッコリーなどのアブラナ科植物でしょ?菜の花はアブラナ科だからぴったし!それに普通種で数も多いし!

モンシロチョウは別名を「春告げ蝶」とも言うんだってさ! 洒落てる名前がついてるじゃん! 
ちなみにモンシロチョウはもともと日本にいたわけじゃなくて、奈良時代に大根の栽培と共に移入されたと考えられているんだってさ。

江戸時代の熊本藩主、細川重賢(元総理大臣の細川 護熙のご先祖さま)が作った昆虫図譜にモンシロチョウが載っていて、これが日本最古の記録なんだって。

②この「なのにとまれ」というのは「菜のに止まれ」・・・というのが正しいのではないかということだけど、これはメスが産卵のためにに止まるので間違いではありません。さっきも書いたように、幼虫の食草はアブラナ科植物しか食べませ~ん。だから菜の葉に止まって産卵するというのは間違いではないのです。

モンシロチョウのことを英語でも「Small Cabbage White」といいます。文字通りキャベツが大好きなシロチョウということ。

モンシロチョウの産卵している所の写真って簡単に撮れそうだけど、あまりじっとしていないので意外と撮りにくいんです。理由は「一度に一つしか卵を産み付けないから」なんだって。その理由は一度に多く産むと幼虫の食べる葉が足りなくなるからなんだって! チョウのおっかさんもいろいろ気苦労が多いね~。お疲れさま!

(以上 朝日新聞「be on Saturday song」の記事を参考にしてみました)



里の家では昨年の秋に菜の花の種を撒きました。現在まだこの程度だけど、これから先はぐんぐんと成長してモンシロチョウがドバ~っと来てくれるはず!もう夢の中はチョウだらけなのじゃ!

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