コサメビタキ ~ 小雨? or 小鮫? 、さあ、どちら? ~
コサメビタキ
雨覆の羽縁が白いので1W
9月中旬頃になると小鳥などの渡りを、近所の公園などでも見かけるようになります。
その中でチラホラと見るのが、このコサメビタキ君。
コサメビタキ Ad
漢字だと「小雨鶲」または「小鮫鶲」と書くと思うのですが、さあどっちだ?
正解は「小鮫」の方です。由来は「鮫色のヒタキ」からで、鮫の皮膚の色に似ているからと言われています。
よく似た「サメビタキ属」エゾビタキ・サメビタキ・コサメビタキの中では最小の13㎝で、スズメよりも小さくて、すっごく可愛いです!
英名では「Brown Flycatcher」といいます。
もちろん、その名前のとおりキビタキなどと同じように枝先に止まって、翔んでいる昆虫を捕まえて、また枝先に戻るというフライングキャッチを繰り返します。
巣立ちビナ
数年前の8月中旬に標高1000mほどの所へトンボやチョウを撮りに行った時に、すぐそばの木から何やら聞いたことのない小鳥の地鳴きが聞こえてきました。
しばらくじっと待っていると、この巣立ちビナが現れました! ヒタキ類のヒナだとは思ったけど、初めて見たので、最初は誰の子なのかわかりませんでしたが、目の周りが白いことから多分コサメかな? ・・・家に帰って調べたらビンゴ~~!! やったね!
ちょっとわかりにくいけど、コサメビタキは嘴の下基部が山吹色になっている点に注目!
ここが、ものすご~くよく似ているサメビタキとの違いを示す特徴です。
たまたま撮れた、右足での「間接頭かき」の瞬間
小鳥たちの頭かきは、いつもササッと2搔き程度なので、ホンの1~2秒かそこらで終わってしまいます。だから撮った!というよりも撮れちゃった~・・・そんなのばっかし!
シャッターボタンを半押ししていても、タイムラグがあるので撮れるチャンスはさらに少ないのです。そのままジ~っとチャンスを待たねばなりませぬ! 忍耐と辛抱あるのみ!
だから狙って撮れるカモ類などの頭かきと違って、宝くじで1万円が当たったような気分! 「うわわ~っ、撮れた?大丈夫?ボケてない?」と、パソコン画面で確認するまではドキドキ気分で、撮れたのが分かった時の感動は格別~~!!になるのです!
「頭かき」でこんなに盛り上がって、感動するヘンなオじンは私だけ? ・・・まっ、いいか!
この2枚の写真から「三前趾足」と「水かき無し」を想像してください。
コサメ君は中国南部や東南アジア方面で越冬します。
また来年も元気で帰ってきてね~~!!
コサメビタキの巣立ちヒナ♬
返信削除初めての出会い♬ ブラボー\(^_^)/
1~2秒の小鳥たちの頭かき
撮れた時の感動!!
分かります\(^_^)/
コサメビタキ♬ ホントに可愛いですね!o(^-^)o
こんな思わぬ出会いがあるから、鳥見はやめられません!
返信削除