学力テスト Vol.444-2 その解答 ツミ ~日本最小のタカ ~

 ツミ ~日本最小のタカ ~

サシバやハチクマの渡りも終盤で、いよいよハイタカ属の渡りが始まります!! 

ハイタカ属の代表種といえば、もちろん一番有名なのはオオタカです!・・・が11月からはそれ以外のツミやハイタカが渡るシーズンの最盛期なのです。今回はツミについて復習してみます。

ツミ 成鳥♀

まずは、その気になる名前から。
漢字の表記では「雀鷹」または「雀鷂」。「鷂」とはハイタカ(ハイタカ属)の事です。
英名では「Japanese Sparrowhawk」。
Sparrowはスズメの事で、英名も漢字の表記もスズメのような小鳥類をよく獲ることから付けられました。

ツミ 成鳥♂

スズメのことを古語では「すすめ」とか「すすみ」と言っていました。

「すずめたか(雀鷹)」すなわちスズメのような小鳥を獲るタカ ⇒ 「すすみたか」 ⇒ 「すみ」 ⇒ 「つみ」・・・となったようです。

関東では1980年代から市街地の公園でも見られる身近な鳥に! という何ともうらやましい話があります。いつも飛んでいるところしか見たことがない私にとっては垂涎の話!この辺りで、そんなうらやましい話は聞いたことがありません。

ということで、重い腰をあげて(うそばっかし・・・デヘヘッ!)さっそく行ってみることにしました。

ツミ 成鳥♂

おっひょ~~、公園の真ん中の枯れ木のてっぺんに止まってるやんけ~~!! 
その距離は20mほどしかないのに、こちらのことはまったく気にしてません。何故こんな街の真ん中に? というのはエサとなるスズメやムクドリがいっぱい!という理由からで、ヒトやカラスのことを気にしなければ繁殖にはうってつけなのです。

「直接頭かき」も撮れちゃった!

指先までじっくりと!

「三前趾足」で、もちろん水かきはありません。
爪の先に付いているのは頭かきの時に取れた自分の羽毛

母親と3羽のヒナが。
10mほどの高さのところで営巣をしていました。

私が成鳥を撮っている時に、ヒナが姿を見せてくれたとのこと。
その瞬間を撮り損ねてしまったので、この大事で貴重な写真は友人から借用しました。

ツミ 成鳥♂

ツミ 成鳥♂

赤いお目目、オレンジ色の胸 
どれをとっても胸キュンキュン!!

ツミ 幼鳥
この子は♂♀どっちかな?

あの真っ白でフワフワ・モフモフだったヒナがこんな凛々しくなりました!

ツミたちはこれから中国南東部や東南アジアまで渡って越冬します。
このツミ君が成鳥になって変身するのが、ものすご~く待ち遠しいですね。














2 件のコメント:

  1. ツミの名前の変遷は面白いですね。
    古語のスズメ[すすみ]→[すすみたか]→
    [すみ]→[ツミ]o(^-^)o
    一度だけですが、近くの公園の木でツミの親子を見たことがあります。ヒナはもう大分成長していましたが
    嬉しくて良く見に行きました♬
    自分の指先に付いた羽毛を眺めているショット!(^^)
    どの写真も綺麗に撮れていて胸キュンキュンです!\(^_^)/

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  2. この周辺ではツミは営巣していないと思うので、身近な鳥として公園で見られるなんて、ホントにうらやましい限りです!

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