学力テスト Vol.381-4 その解答 フクロウ ~ ところ変われば悪魔の使い ~

 フクロウ ~ ところ変われば悪魔の使い ~

恐る恐る顔を出し始めたのは、この日初めて巣穴から出てきたヒナ!!

何やら、下にいるヒトの気配に気づいたようです・・・

この樹の下では、数人が息を殺して今か今かと、ヒナの巣立ちを見守っていたのです。

「ね~~、ママはどこ~?」と不安げな表情

フクロウは「直接頭かき」ですが、ここで注目は足指で、この時は前足が3本。

そして、この時は指が前後に2本ずつになっています。

これはフクロウ類すべてに共通することですが、この方が獲物を捕まえる時も枝に止まる時も、すこぶる具合がいいんですと!

ヒトの右足の例でわかりやすく説明すると、鳥の後ろ指は親指(第1趾)、前足の人差し指(第2趾)、中指(第3趾)、薬指(第4趾)で、鳥の多くは小指がなく4本指です。
そして、この薬指(第4趾)を自在に前後に動かせるという事なのです。
すごいでしょ?!?!

こんな特殊な足のことを可変対趾足(かへんたいしそく)と呼びます。ちなみに一般の鳥のように前が3本足の場合を三前趾足(さんぜんしそく)といいます。

以上はアオバズクのところ(Vol.352)でも説明したので、今回はそれをコピペしちゃいました。
※この足指(趾)云々については、きっと今後のクイズにも出題されるので覚えておいてくださいませ。

巣立ちして3週間ほど経つと、だいぶ大人びてきました。

このくらいまでヒナが成長したらママはちょっと一安心というところで、大あくび!

日本では幸運の象徴とされており、漢字でも「福来朗・・・福が来る」とか「不苦労・・・苦労しない」という当て字が使われるほどに縁起物として通っていますが、中国ではフクロウは不吉な動物とされており、縁起が悪いとされているのです。

どうしてかって言うと、フクロウは母親を食べて成長すると考えられていたために「不幸鳥」と呼ばれていたという説があるんだって! 
だから、もし中国の知人がいたら「これは心を込めてだからね!」とか言って、フクロウのグッズなどをプレゼントするのは控えた方がいいんだとさ・・・憶えておくといいかもね!





2 件のコメント:

  1. フクロウが中国では縁起が悪いとは!驚きました!
    アオバズクの記事を見てきました。
    フクロウのモフモフのヒナ♬可愛い~ですが
    アオバズクのヒナの可愛い事(^^)癒やされます♬
    可変対趾足、三前趾足、覚えておきたいと思います(^_^)/

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  2. アオバズクとフクロウを比べるとフクロウを見るチャンスの方がはるかに少ないので、情報が洩れると県外からも押し寄せてきます。
    ルールを守って静かに撮っていてくれる分には、いいのですが・・・中にはマナー違反・・・例えば寝ているところを手を叩いたり、ひどい時には木をたたいたりして無理矢理目を開けさせるなど・・・をする輩もいるのです。

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