里山の元禄男


おいしそうに「ヒメジョオン」で吸蜜中

サビキコリ』漢字で書くと「錆樵」・・・何とも味のある名前ではありませんか!
コメツキムシというとスマートというイメージがあるけど、これはかなりのズングリタイプ。

里山では樹液を吸っているところよりも、こうして葉上にいるのを見つけることが多いけど、これは樹液を吸っていても、保護色で目立たないため見つけにくいというのも要因のようです。

カブトムシなどのように体高があれば横からでも見つけやすいけど、コメツキムシは扁平なために樹木にへばりついていると、横からではすっごく見つけにくいのです。

名前の由来は錆びたような、目立たなくてさえない木こりのオッチャンに似ているから? ちょっと違うような当たっているような? う~ん、これはさっそく調べねばなりません!


どんな由来があるのかと思ったら、「木こりが使うノコギリが錆びた色」というあたりの説が有力のようです。
そこにどうして木こりが出てくるのか?大工じゃダメなの?ってのがイマイチ首を捻るところだけど・・・まあ「サビノコギリ」よりは、ひとひねりが効いていて、私の名前に対するこだわりからすれば充分に合格!

そもそも、この色を見て「て~っ、超地味~!」と思うようでは、あなたのファッションセンスが疑われますぞ!


翔ぶ瞬間に見せてくれた腰の色は、それはそれは鮮やかなオレンジ! 

な~んだ、ちゃんとお洒落心を持ってるじゃん! 普段それを錆色で蔽い隠してるなんて・・・にくいね~!!
これは元禄時代に町民が着物の裏に凝ったのと同じ「粋の世界」かな?

参考までにヒヨドリ君も紹介しようかな? こちらもどうぞ ⇒ 元禄の心意気

1 件のコメント:

  1. サビキコリ・・・いやぁ~懐かしい。なぜかそんなイメージが湧くのだけど、なぜかなぁ?もしかしたら、この元禄の粋と渋さのせい?

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