イタドリでいろいろな虫を撮っていたら目の前をポワ~ン・・・そんな表現がピッタシの翔び方の虫が横切って目の前に止まりました。「ドッヒャ~!」何と何と、探していた『ヒゲナガオトシブミ』君じゃありませんか!ホントにびっくりしました。「お前の方から来てくれたのかい?」
これが今季初! とにかくこのヒゲナガ君が大好きなので、これを見ないとオトシブミの本格シーズンが始まらないんだよね~
お髭と歩き方の特徴から、私は彼のことを「里山のチャップリン君」と呼んでおります。
まだ黒い後翅が尻尾のようにはみ出て畳んでないのは、着陸した直後だから。
じっくりと撮ろうとしたらすぐに翔ばれてしまいましたわい!
ここでちょっと耳寄り情報を。
ヒゲナガオトシブミには体色が赤褐色のものと黄褐色のものがいます。里山には黄褐色の方しかいませんが、同じ浜松市内でも渋川に行けば茶褐色が見られます。茶褐色の時はアブラチャンを食草にしていたので、食草によって体色が変わる?・・・そんなことないか!
黄褐色の方を『キイロヒゲナガオトシブミ』とする考えもあるんだってさ!
色の違いは食べ物が違うわけだから?食べ物が全く違うと言うことは、亜種として分類してもいいような気がしますねぇ。あん?事はそんなに簡単ではない!?失礼しましたぁ~。
返信削除アブラチャンは私も大好き!やはり春の山菜なのだ!でも肌の色は茶褐色にはならねぇ~!
アブラチャンを主食に・・・と言うか、それ以外を食べないと、こんな風にハワイで金を掛けて焼いたようにはならないのであ~る! たまにチョロッと食べるだけじゃ、そうはなりまへんで。
返信削除あっ、間違えた!アブラチャンは春の山菜ではありましぇんでした。ありゃ、コシアブラだった。
返信削除ところでそのアブラチャンで思い出したこと。もしかすると里山でクロモジの木を観察すれば、茶褐色の個体が見つかるかもよ。なんせアブラチャンとクロモジは同属だからネ。
ただ不思議なのが「なぜ椎平の道路わきだけにクロモジがあるのか?」ということ・・・今までの私の経験からするとクロモジやアブラチャンは、少しばかり気温の低いところが主な生育地。だから渋川あたりにはあるのでしょう。里山にあること自体がちょっと不思議なのだ。ちなみに里山では私が発見したのは3本でした。
アブラチャンを食べているハワイ焼けのヒゲナガ君を見たことあるのは枯山(標高約500m附近)とか、小田貫湿原(標高700mくらい)とか、茶臼山など涼しい場所ばっかし!
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