トゲトゲの不思議


この黒い髑髏(どくろ)のような薄気味悪いのは何だかわかる?
これは『ヒオドシチョウ』の幼虫の抜け殻。 これが脱皮すると・・・


最終的にはこんなに美しい「終齢幼虫」に変身! 

えっ、美しいなんて言葉は縁遠いって? アンタの美的感覚っておかしいんじゃね~の?
まあ美的感覚なんてものは個人個人によって異なるので、とやかくは言わないことにしましょ!


さてさて、タテハチョウ科の幼虫は、何故かトゲがあるものが多く、触ると痛そうだけど実際には刺されることはありません。
ただしそれは本や話で聞いているだけで、実際に触ってみたわけじゃないので、今回はそれにトライ!なんでも体験してみなきゃわからないもんね~!

幸い今回はおとなしそうなが数頭いたのでご協力をお願いしてみました。
こちらも初体験なのでおっかなびっくり!そ~っと背中のとげに触ってみたらいきなりビクン!と動いた~・・・ので、こちらもビックリ!


これは仕切り直しでとげを触ったところ。トゲにはぜんぜん硬さがなくてフニャフニャしておりましたぞ! な~んだ、やっぱり「張子(はりこ)の虎」だったのかい!

やっぱり最大の天敵である鳥に対して進化なのかな? それにしてもタテハ類以外がそんなことをしないというのも不思議といえば不思議い・・・誰かその理由を知ってたら教えてね!



・・・ということは、このきれいな毛虫のトゲも飾りってことじゃな? だから触っても大丈夫・・・なんてことはずぇったいにありません。これは我が家で見つけた『ヒロヘリアオイラガ』というヤツだけど、手を出したらきっとものすご~い強烈な、それこそ雷が落ちてきたような痛みを感じるらしいぞ!

私は本で知ってるから手を出さないけど、興味ある人はタテハ類のように痛くないかどうか試してみる? 何事も体験あるのみ!

2 件のコメント:

  1. 私にはイラガを素手で触る勇気はありません!世の中には体験しなくてもいいことがたくさんあるのだぁ~!!「できればイヤなことは避けて通りたい」・・・それが私の人生訓なのであります、ハイ!
    そう言えば里の家の下のクリ畑に生えているイラクサ科の植物には、もっと派手なアカタテハの幼虫がいましたよ~ん。

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  2. ヘイ、りょうかい! 次回取材させていただきやす。

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