オトシブミの入門種

ルリチュウレンジがヤマツツジの嫌われ者だとしたら、これも害虫って呼ばれちゃうの?


こちらは『ヒメクロオトシブミ』という至って平和主義者。実際に実物を見た感じはこの写真よりもはるかに小さい感じで、ヒメクロ君のことを知らなければただの黒いゴミだと思って通り過ぎてしまうかも? だって5mmくらいしかないからね。


ツツジが大好きで、よくその葉っぱを食べているけど葉っぱの被害はせいぜい1~2cm穴をあけられるだけ!上の写真で葉っぱの黒いところが食痕とご本人。
「小さすぎて見えないじゃん!」だって? いえいえホントに小さいんですから・・・


これならどうじゃ?・・・お食事中のところを失礼!


ちょこんと座って瞑想中。

オトシブミの仲間では一番の普通種だし、3月頃から秋まで見られるので探してみてね。
食草もいろいろでコナラ、クヌギ、ミズナラ、シラカバ、ノイチゴ、キイチゴ、ツツジ類、フジ、シデ類とバラエティに富んでます。まずこれを見つけることができれば、あなたにオトシブミの世界が広がっていきます。


1 件のコメント:

  1. そうそう、ヒメクロちゃんは害虫の範疇には入らないのであ~る。大発生しないし、狙う葉っぱは多種多様だし、一枚の葉っぱ全部を利用しないし・・・人間様にとっては大したことないことだらけ、ほっといても問題なしなのであ~る!?

    でもルリチュレンジは幼虫が大発生する時があるらしい。そしてツツジの茎だけを残して葉っぱをすべてと言っていいほどに食いつくすことがあるらしい。よって嫌われちまうのであ~る!

    この差は何なのでしょうネぇ~?まぁ害虫とか益虫って人間本位で勝手に決めたことだから、虫たちにとっては関係ねぇか!迷惑な話ですよねぇ!

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