女王はもちろん長命なので2~7年も生きますが、働きバチの命はわずか約40日!
女王はもっぱら卵を産み続け、働きバチは命が尽きるまで、ひたすら労働のみ!
元々は全く同じ素質を持った卵で、幼虫時代にもらったエサの違いで、片や生殖能力のない労働階級で、もう一方の王女(女王の後継者)は幼虫時代からずっとロイヤルゼリーをもらって育ちます。
その食事は生後3日目から差別されて、働きバチは蜂乳(はちにゅう=おかゆ)になり、ロイヤルゼリーの量が王女の1/20しかないんだって!
その働きバチですが、花粉や蜜を集めたら花粉団子を作りながらホバリング(停空飛翔のこと)を繰り返します。 このホバリングをする理由って知ってる?
花の上で落ち着いて花粉団子を作ればいいじゃん・・・と思うのは人間だけ! ミツバチにしてみたらこんなところで作業したら危険がいっぱい!
これが一番無防備な時!それでも止めるわけにはいきません。
花には蜜というごちそうの他に「ハナグモ」だの「コハナグモ」だのといったカニグモの仲間などの天敵が待っているってことを忘れちゃいけません! 上空からは「ムシヒキアブ」などのスナイパーも狙ってるしネ!
ここにもミツバチねえちゃんがやってきました。
そしてその花の上で待っているのは恐ろしい天敵!それにしてもこの『ハナグモ』のオネイサンだけど、やけに図太いじゃん! 花のど真ん中で堂々と待機中です。胴体の模様が、眼が吊りあがった恐ろしいエイリアンのように見えます。
世界でもとび抜けての「日本人の危機意識の低さ」を修正するのには、虫たちのこんなさりげない行動を観察することからかな!?!
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