馬尾蜂 その5 終章

寄生の相手がなぜ大型のカミキリムシの幼虫なんだろ? 
そりゃこんな脂肪たっぷりでおいしそうなのに、どの寄生蜂も手が出せなかったからです。

でも『ウマノオバチ』ネイちゃんだけは「みんなが手を出さないならオラがやる~!」といいうことで、気の遠くなるような長い時間をかけてビロ~ンと産卵管を伸ばしていった・・・ってところかな?
素人が勝手な推理をしちゃったけど、そこは素人の怖いもの知らずってことで違っていたらゴメンね!


それにしても、どうしてこんなおいしそうなカミキリムシの幼虫が樹中にいることをウマノオバチは知ってるんだろ? ファーブル先生並みの観察力があるってことなのかな?
今回はそんなそぶりを見せてくれました。


 左の触角をカミキリムシがあけたと思われる、クリの樹皮の穴に差し込んで偵察を始めました。


触角だけではもどかしいのか、顔も突っ込んだ~!


うわっ、どんどん入っていきます!


 ついにはここまで!

 
産卵管だけが外に出ています。このポーズで4~5分ほど経過。
今回は、カミキリムシの幼虫の気配がなかったのか、この後、産卵行動には至りませんでした。


さてさて、ここで課題が!
穴の中にカミキリムシの幼虫がいたのが判ったとしましょう。
でもカミキリムシは3年間の間、樹木の中を駆け巡って食い荒らしているので、そのトンネルが迷路のようになっているとのこと!
そんなトンネルの中に産卵管を突っ込んで、さらに幼虫の体内にピンポイントで産卵しなければなりません。相手を殺してしまっては意味がないので、生かしておいてその体内から栄養分を吸い取るというハイテクです。

それには産卵管が自由自在に動かすことができなければなりませぬ。
下の写真はそんなことができそうな可能性をチラッと垣間見せてくれております。


これは産卵管が重力どおりの自然状態で垂れているところ。


同じ場所から動かないで、産卵管だけをググ~ッと持ち上げて円を描きました!


これも産卵管の先っちょを自分の体にまで持ち上げたところです。

①産卵管って筋肉がついているのかな? 
②先端にはどんなセンサー機能があるのかな? 
③幼虫の体内へ産み付けるポイントはどうして知ってるのかな? これもDNA? 
④そんなに長い産卵管の中を通って卵を流すのはどうやってやってるの?単に力んでるだけ? それとも特殊装置が付いてるの?

興味は尽きることがありませぬ。
とにかく、とってもとっても謎だらけの不思議なオネイサマに乾杯!




1 件のコメント:

  1. すごいシーンじゃねぇ!!いつ撮ったの?ついこの前まではウマノオバチを見るなんて一生に一度かな?言っていたのにね。

    さてここで問題。シロスジカミキリが先かウマノオバチが先か?それとも同時か?多分、証明できた人はいないのでしょうね。大方の意見はシロスジカミキリを餌にするためにウマノオバチが進化しただろうけど・・・・。

    進化ってもしかすると人間では解き明かせない世界かも知れません。ダーウィンの進化論だって実際にその通りなのか?これだって完全に立証されたわけではないものね。進化とは適応・選択ではなくて「なるべくしてなったノダ」そんな気もしてくるのです。

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