ささやかな願い

昨日『レンゲ』の種まきをしました。


雑草を刈り取った後へバラバラバラ~~!・・・そうすると



こんなふうになる予定! でも予定は決定ではありませぬ!
唯一の心配はイノシシ野郎!


これは今回、種まきをした隣の空き地ですが、草刈りをしたら1週間以内にイノシシ野郎の集団が来て、ご覧のとおり滅茶苦茶に掘り返してしまいます。イノシシにとっては背丈の高い雑草地ではミミズなどの餌を探すのが困難なので、こうした見晴らしがいい場所になると願ったり!・・・らしい。

こうまでひっくり返されるとなると、レンゲのタネが土の中に潜ってしまって芽がでてこれなくなってしまうのです!ここの土地まで電策をする予算がないので、ここから後は神頼み!
「どうかイノシシ野郎が入ってきませんように!」とお願いするしかありませんのです。ハイ!


この高いハードルを越えさえすれば、こんなユートピアの世界が待っているんだけどね~!




青空の下での妄想

里山やビオトープというのは人の手が入ってこそ維持できるもの。今日は昨日のパラパラ雨とは打って変わって真っ青な空で絶好の草刈り日です!
ノスリが飛び、アオゲラが鳴き、ジョウビタキやアキアカネが飛び回るという秋本番の風景です!
こんないい日にゃ鳥や虫を追っかけて撮りたいよ~・・・というのを封印して草刈り・草刈!ひたすら草刈り!


今、刈っている奥には約100mに渡って雑草が生い茂っております。それも背丈ほどもあるやつばっかし!今日は手始めにこの1枚目の畑を刈ります。「さあ、やるべ~か~!」と言った途端にトップギアが入るkunichanはとにかく行動が早い!
私が刈った草を真ん中に集める役割を請け負ったのですが、刈るのが早くてとてもじゃないけどついていけません。もうひたすら熊手と長手の鎌を持って集めては積み、集めては積み・・・の繰り返し! ひぇ~~! 腕も痛いし、腰も痛い~~!


写真では見にくいけど、刈った草の山が30分後には胸の高さほどに!


さらに30分後、肩の高さまで積みあがりました。


刈っている途中ではいろいろな動物が飛び出してきます。これは『ニホンアカガエル』のオネイサマ。サイズは♂の2倍以上と堂々たる貫録!


赤レンガ色にキラキラと光っていて、とってもキレイだけど、ちょっぴり迷惑そう!
他にツチガエルやコバネイナゴだのオンブバッタだのといろいろなのが飛び出してきます。
何で作業中にサボってこんなのを撮ってるんだって? そりゃあなた、このブログを見ている皆様のためですがや~!


最終的には30m×20mの田んぼ一枚で、高さ2m×直径4mほどの刈り取った草の山ができました! このように背丈の高いのを刈っておかないと、春になって背丈の低い花が咲いてこれないのです。
kunichanの頭の中にはこのイメージがインプットされているようですが、私にはそれができません!

なので、別のイメージを作ることにしました。
「オヘビイチゴ」が咲くとミツバチやハナバチが集まる⇒そんなのを見て喜ぶ虫女を見たい! ⇒ その虫女を探す ⇒ そんなのめったにいないので、とりあえず少々でもいいから、かわゆい女の子を連れてくる ⇒ アカガエルを見せる ⇒ 「ぎゃ~~~!」と逃げ出す!
こんな果てしない連想ゲームをしながら、つらい作業を乗り切りました! フン!

これがあとまだ5枚ほどの畑が残っているんだけど、11月中に刈れるかなあ?


学力テスト Vol.69

これは「タテハチョウ科の中のジャノメチョウ亜科」の仲間たち。.
この写真を見て図鑑なしで名前がわかるかな? 今回はシリーズ その1。

① 全問正解なら「ひぇ~、何でそんなに判るの~!虫博士じゃ~!」 ② 4問が正解なら「おおっ、すげ~!」 ③ 3問正解なら「ムムム、お主やりおるな~!」 ④2問でも「へ~、なかなかじゃん!」 ⑤1~0問の正解だと「ちと、ぐわんばろうぜい!」

さてあなたの実力はいかほど? 今回は答えを書いておくので、鉛筆を転がしてでも半分以上は当ててちょうだいねっ! まずはお手並み拝見コースで。
みな同じじゃん!・・・なんて言わないでぐゎんばれ~! こんなことを何回も繰り返していると、マダラになった細胞の隙間に少しずつ少しずつ浸透していくからねっ! さあ集中じゃ~!




 B








答えはこちらから
① クロヒカゲ ② クロコノマチョウ ③ コジャノメ ④ クロヒカゲモドキ ⑤ ヒメジャノメ





冬鳥第1号

ジョウビタキ』君を10月27日に里の家で見つけました。今季は例年よりも3~4日遅いのかな?

不思議なことに、ここでは初めて来るのは必ず♂!! なぜか♀を最初に見たことがありません。

もしかしたら毎年同じ個体なのかもしれません。だとしたらここがエサが豊富だということをよ~く知っているので、わき目も振らずに一直線にここへ渡ってくるのかも? そうすれば一番乗りになる確率も高いからね~!




まだ落ち着かない様子で里の家の周りを飛び回っています。他のジョウビタキが来たら縄張りから追い出さなければならないので、きっとその警戒に飛び回っているのでしょう。 この時期は繁殖行動とは縁がないので性別なんて関係なし! どんな可愛くてチャーミングな娘が来ても、来るものはすべて敵なのであ~る! 
自分だったらそんなこと・・・寒い冬に独り暮らしなんて、きっとできっこないから共生の道を選ぶなあ。

それにしても、どうして暦どおりで来るのかなあ? 気温で動いてるとしたら今年なんぞ、さぞシッチャカメッチャカになると思ったけど、さにあらず! ホントに自然はすごい!



秋の気配

♪ あれがあなたの好きな場所/港が見下ろせるこだかい公園/あなたの声が小さくなる/
ぼくは黙って外を見てる ♪
これは「秋の気配」というオフコースの名曲で、飽きた女を振るという、勇気ある珍しい内容!

ということとは全く関係なく、真っ青な秋の空にお似合いなのは『アキアカネ』。
ここ里山ではいつもと変わらない風景だけど、他では激減しているんだとかの話。




里山の次郎柿も完熟して鳥がつついた跡が見られるようになりました。これ以上熟すのを待っていると全部食べられてしまいます・・・というので収穫開始!




へへへ・・・こんなに獲れちゃった! 

ここの次郎柿はご近所のに比べて少々小ぶりだし甘さも控えめ! これがまたいいんだよね~! あっさり味というのは例えて言うと養殖ウナギと天然ウナギのちがいかな?
もちろん、この柿は農家のようにまめに手入れをしてない正真正銘天然の次郎柿!

てっぺんの方の柿は鳥たちのために残しておいたのでご心配なく!


イノシシ野郎の締め出し大作戦

これ以上イノシシ野郎をのさばらせておくと里山のビオトープが壊滅の危機に!!
・・・ということで、今日は『電柵』を張る作業をしました。


これが電策・・・要するに微弱な電流を流して、イノシシなどが田んぼや畑に入ってこないようにする防護柵です。

何故こんなことをするのかというと、イノシシたちは夜な夜な田んぼや畑に入ってきてミミズなどを掘り起こすのですが、それがものすごい荒らし方で、まるでブルドーザーで耕したようになります。
当然ながら田んぼのあぜ道も掘り起こすので、そこから漏水が始まったり、ひどい時には畔道が崩れたりと大被害! 今年は特にひどく、毎晩のようにここで大運動会をやっているようです。

街中の畑や田んぼではあまり見たことないと思うけど、里山のご近所の田んぼや柿畑では以前からこの電策をしています。近くの県立森林公園の芝生も壊滅状態だとか。

ここ里山だけは目をつぶって我慢していました・・・が、去年あたりから「ハルリンドウ」の咲く場所も根こそぎ荒らされてしまったのです。 とてもじゃないけど、もうヤダ~!と堪忍袋の緒が切れた次第!
 

この田んぼは長方形ではないので電策を張るのもなかなか大変。




さてさて、この電策の効果がどの程度あるかどうかは、ここ1週間が勝負じゃ~!

プライドか?はたまた、めんどくさがり屋か?

温暖化の影響と言われているうちの一つにチョウの分布域の拡大があります。
ツマグロヒョウモン』が普通に見られるようになってもう10年以上かな? それまではこのチョウはここらでは大珍蝶だったのにね!


 こちらは『ツマグロヒョウモン』の♀


 そしてこちらが毒チョウの『カバマダラ

ツマグロヒョウモンの♀はカバマダラに似せることによって、鳥の攻撃から身を守ります。
これを「擬態」というけど、これは今までにも何回も出てきている言葉。
よく見りゃだいぶ色が違うけど、この程度でも鳥を騙すには充分とのこと。

通常の場合、警戒色を持つモデル種は比較的ゆるやかに飛ぶ傾向にあります。モデル種は襲われない自信があるのでフワフワでも大丈夫!
擬態する方も形だけじゃなくて、念入りにフワフワと翔ぶ形も似せています。これを「行動擬態」と呼ぶそうな。

ただ浜松ではこの擬態の威力はそんなに発揮できるわけではありません。だってカバマダラはチョー珍蝶だしね。

ところが今年は過去最高の気温を記録したところが相次ぎましたね~。
埼玉県の熊谷市が日本一暑い町(2007年8/16に40.9℃を記録)の称号を今年、高知県の四万十市に41℃で塗り替えられたって嘆いてたニュースをやってたっけ!

この『カバマダラ』は、かなりの珍蝶の部類に入ると思うけど、また今年 浜松市内や近隣の町でパラパラと発生してます。

南西諸島に行けば一年中見られるけど、静岡県では成虫も幼虫も越冬できなくて死んでしまいます。なのに何故か毎年のように見られるのです。一説には台風の影響とか言われてるけどネ!

さてさて、♀が擬態するのは子孫を残すために生き残りたいからという理由に他なりません。
だったら♂も擬態すればいいじゃん!…と思うんだけど、八重山にいる「メスアカムラサキ」というのも同じように♀だけがカバマダラに擬態はするけど♂は擬態をしません。
何故なんだろうね~? 皆さん不思議に思ったことない?

♂の沽券にかかわるからそんなセコイことしたくない!っていうプライドかな? それとも単にめんどくさかったから子孫繁栄は♀に任せたってこと? いくら調べても出てこないので誰か知ってたら教えてね!

究極的な愛の表現

ニトベハラボソツリアブ』。
最近は単独で見るよりもこんなふうにペアで見る機会の方が多いようです。


リードしているのは常に左の♀!


吸蜜している方が♀で、♂はひたすらバランスを取っています。
これぞ夫唱婦随ではなく、婦唱夫随の行動。それにしても♂が後ろ向き飛行とは見事!

お前のところはどうだって?アンタそんなこといちいち聞かないと分かんないかなあ?夫は後ろから支える方に決まってんじゃん!それが家庭平和のイシズエなのですぞ!
♂が支えているからこそ世界は成り立っているのであ~る。


今日もなかよく遊覧飛行中・・・だったのに・・・


ガバ~~!!突然、カマキリに襲われました!それは瞬きするほどの時間で捕まったのは♂! とっさに♀をかばったようです。もうこうなったらどうしようもありません!


このカマキリ君 こちらに気づいてジロリと眼付けをしてきました!
「あん? 何見てんだよ~! なんか文句あっか? あん?」

もしも彼女と二人でいた時に、こんな風に暴漢が出たらどうする?
①自分だけスタコラ逃げる ②彼女を盾にして隠れる ③一緒に逃げる ④彼女を逃がして自分は敵わぬ戦いに挑む
やっぱり男だったら①や②はぐっとこらえて④を選択せにゃなりませんぞ…若者たちよ!分かってるかな?

かくしてニトベハラボソツリアブ♂君は身を挺して♀を守って散っていったのであります。
これぞ亭主の鏡!


初登場?


ずっと前からビオトープ池の中では見かけられる

ドジョウ


でも

なかなかその姿をじっくり見ることはできません。

ということは写真に撮るなんてメチャ難しい・・・・

ということでこんな風になりました。


おっと考えてみたら「里山の魚」って
これが初登場ですよね。

ヤッタァ~!!

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さてこのドジョウさん

昔はあちこちの田んぼにいたのに
最近はほとんど見られませんよね。

農薬とか乾田化とか水路のコンクリート化とか
理由はいろいろあるのでしょうが、
ここ里山ビオトープでは立派に生き続けています。


そしてちょっと問題もあり

よく食用として売られているドジョウ

そのほとんどが朝鮮半島や中国産のドジョウ

カラドジョウと言うらしいのだけど

日本各地で繁殖したり日本のドジョウと
交雑をしているらしい。

そして素人の私には
純日本産との見分けがとっても難しい。

もしかするとこれも中国産?

そんなことはないと思うのだけどネ!!

良く調べてみないとわからないノダ

猛毒で身を守るハイテクに乾杯!

セセリチョウのことを「トンボ釣りチョッチョ」と呼んだバッチャマは『フウセントウワタ』を栽培しております。今回はこの毒について取材をしてきました。


こちらが「フウセントウワタ」の花。小さな乳白色の花がぶら下がるように下向きにたくさん咲きます。花からは蜜がいっぱい! 花の姿かたちもユニークでかわゆ~い!いろいろなハチが群れていました。


そしてこちらが名前の由来にもなっているもので、花のあとにできる風船状の果実の方が切り花か鑑賞用に利用されています。こんなふうに黄緑色に赤く色づいてくると出荷の時期を迎えます。

この「フウセントウワタ」なるもの、なかなか始末が悪く特に出荷時に農家を悩ませます。
というのも茎を1mほどの長さに切断する時に飛び散る白い樹液が目に入ったものなら、その毒素で即、角膜炎をおこしてしまいます。

そして出荷するのには花と葉っぱのすべてを取り去って茎と風船だけにするのですが、葉っぱをそ~っと取っただけで、葉の付け根から白い汁がジュワ~っと出てきます。ホントに敏感!
その作業を素手でやると、その液体に何度か触ってしまうわけで、そんなことをしてたら指紋がとれちゃうとも言っていました・・・おお、こわっ! だから厚手のゴム手袋と保護眼鏡は必携だそうな!

それとそれと、デリケートな人だとこの花畑で花や葉に触れただけでかぶれるんだって! 今回取材したバッチャマのご主人がそんならしくて「うちのダーリンもダメなの!」って言ってたっけ。 
私は強靭な体力を備えているので何ともなかったけどね・・・「ケッ、単に鈍いだけじゃん!」なんて言うヤツは誰だ~!

当然ながらこの花だけでパパラッチに行ったわけじゃなくて、ここにカバマダラがいるという情報だから伺ったんだけどね!


刈り取ったフウセントウワタの花で吸蜜・・・この方が宙吊りじゃなくて楽チンかな?


話をカバマダラの方に移すと、このチョウは「フウセントウワタ」とか「トウワタ」を食草としています。これらはガガイモ科の植物で毒性の強い「アルカロイド」を含んでいます。

そのアルカロイドなる毒が角膜炎だの指紋を消してしまうだのという強い毒だということが取材でよ~く理解できました。
ここまですごい話を聞くと、いくら好奇心の強い私でも、あの白い液体を、ホンのちょっと舐めてみようかという気にはなりませ~ん!


・・・が、あの小さいカバマダラの幼虫がこんな猛毒の葉を食べてしまうのです。そしてその毒は幼虫から成虫にまで受け継がれているので、カバマダラを口に入れた鳥やカエルなどはすぐに吐き出してしまうんだって! この辺の話になると頭では分かっても、もう理解不能! どうして本人は大丈夫なのかな?

そして世界に目を向けると、英名をモナーク蝶(Monarch butterfly)すなわち「蝶の帝王」と呼ばれている「オオカバマダラ」 北米と南米を最長で5000kmも大移動するチョウとして有名だけど、これも食草はトウワタ。・・・ うわ~!やっぱり同じじゃ~!

それと同じことを「アサギマダラ」もしているってのは覚えてるよね?
食草は「キジョラン」とか「カモメヅル」で、これもガガイモ科の植物でやはり強烈なアルカロイドを含んでいるのです。 だからアサギマダラ君たちもやっていることは同じ! チョスゲ~!!


台風の後

里の家では徹底的に除去すべし!と厳命されている『セイタカアワダチソウ』。
でも里の家の近隣には、これでもかといっぱい咲いています!台風などでオトコエシなどが倒されても、すくすく育っているセイタカアワダチソウに虫たちが集まっています。


強風で杉の枝が落ちてきて「セイタカアワダチソウ」に引っかかっていてもまったく問題なし!

そんな生命力と繁殖力のある外来種には、あまり興味を示さなかった日本の虫たちも、長い年月が経つと変化してくるのかな? それとも蜜があるなら何でもいいのけ?


今回来ていたのはいつもの常連さんたちだけど、調べてみるとかなりの種類が来ています。
メインはやっぱりハナアブとかハエの類が多いけどね。

今回その中で目玉だったのは、まるでシロチョウのような『シロツバメエダシャク』君かな?
類似種がいて細かい点の識別がイマイチよく判りませんがね。


口吻を伸ばして吸蜜しているところはチョウと何も変わりません。


櫛状の触角があるのでこれは♂。この櫛状の触角はチョウにはない特徴。
その触覚にアワダチソウの花粉がペタペタとくっついています。

遠目で見ればシロチョウが吸蜜しているように見えます!
このガはよくこんなシーンを見かけるので、自分をチョウだと思い込んでいるのかもしれません。
でも考えてみれば、チョウとかガなんてのは人間が勝手に分類しているだけで、彼らには何の関係もないんだけどね!


ファントム型

日曜日のエアフェスタ(航空ショー)はあいにくの雨で残念でしたね~!
でも「F-4」だけは飛んでくれたから良しとするしかないね!

別名のファントムは英語で「phantom」と書いて「幻影」とか「亡霊」という意味。
ちょうど家の中にいたらいきなりバリバリバリ~~っとものすごい音がしたので外に飛び出してみたらこれが飛んでました。急いでカメラを構えて撮ったのがこれ! ドン曇りで色が出なかったのが残念なり~!

RF-4

マッハ2が出せるとのことなので時速にすると2400km! 
ひぇ~ 浜松からなら1時間で台湾あたりまで行っちゃうじゃん?! ホンマかいな?!


こちらはご存じ『イチモンジセセリ』君。今の時期のチョウの中では一番多いかな?
そのスタイルはチョウの中のファントム! ただし時速は感覚的には30~40kmくらい?
寸足らず+眼がでっかい+翔ぶスピードが速い・・・なんて、まるでアトムボーイじゃ~!

イネやススキ、エノコログサなどが幼虫の食草なので日本中の平地から高地まで、どこにでもいます。 農家からはイネの害虫としても嫌われてるんだって!

今日、ある農家のバッチャマから聞いた話では、セセリチョウのことを「トンボ釣りチョッチョ」と呼んでたなあ。その横にはイチモンジセセリが吸蜜してたぞ~!

私の子供の頃はこのチョウをヒモで結んでトノサマガエルを釣る遊びをしていたけど、「トンボ釣り」ってのはやっぱり糸に結わえてグルグル回してトンボを捕るっていうことなのかな?
そうだきっとkunichanなら知ってるぞ~!


おまけ:今回は雨でお流れになっちゃったけど、これは前日の練習飛行中の「ブルーインパルス
この時もパラパラ雨模様でドン曇り! 青空だったらチョベリグのが撮れたのに~ グギ~!


共倒れ回避の戦略

食草の『ウマノスズクサ』は、昔は生薬として解毒剤や腹痛の薬として利用していたらしいけど、アリストロキア酸などの毒性物質を含むことが分かってからは使われなくなったんだって!



それにしてもこれを食草にし、おまけに毒を含んでるのを知ってて体内に取り込むっていう『ジャコウアゲハ』の戦略ってのはすごいね~!

さらに調べてみたらもっとすごいことを発見。ジャコウアゲハの幼虫の食欲はものすごく旺盛で、最初に生まれた幼虫は近くにある仲間の卵を食べちゃうんだって!

もともとウマノスズクサは昆虫の食害から身を守るために備えた毒成分!ところがジャコウアゲハは毒と思うどころか食欲をそそられて、これを食草としてしまったのです。



ウマノスズクサはそんなに強い植物ではないため多くはありません。だからジャコウアゲハの食料としても限りがあります。
だからジャコウアゲハの幼虫が全部羽化してしまったら食糧不足になってジャコウアゲハもウマノスズクサも共倒れ!
・・・と、いうわけで最初に生まれた幼虫が仲間を食べるのは共倒れの危機を回避しているというれっきとした理由があるんだって!

さらにジャコウアゲハにも多少のメリットがあって食いちぎられて地面に落ちた茎は根を出して子株になって増えることができるのです。
ざっと、こんな理由で共進化できているとのこと。・・・「すごい虫の愉快な戦略」より抜粋
こういうのを読むと自然界のすごさに、ただただアングリ!



里山の幸

ご存知 アケビ

里山に多いのはこのミツバアケビ


そして

ブログにも何度も登場する常連さん


写真のように果実が熟すとぱっくりと口をあけるから
「開け実」・・・これが転じて「あけび」

この説が一番有力らしい。


そしてその実は甘くておいしい!はず・・・


何度か挑戦したけど・・・・・・・・

う~ん、もっと食べたい!とまではいかないかな?

まぁ~人それぞれ好みっちゅうもんがありますからね。



何かに食べられたのかな?


上から見るとこんな感じ


下からのぞくとこんな感じ

この状態が一番キレイ?

銀ならこれ!

昨日のクイズはクモだらけで食傷気味? その時に気づいたと思うけど、コガネグモの仲間はすべて「垂直円網」(地面に垂直で丸い網)で、獲物を待機している時は中央で頭を下に向けています。
コガネグモの仲間だけじゃなくて、網を張るクモの多くが頭を下に向けています。

これは危険が迫った時に最も早く脱出できるのが下に落ちること・・・だからなんだって。
もちろん落ちる時に瞬時に糸を出しています。そして危険がないと思ったら糸をたぐって戻ってくるのです。
なるほどこんなところにも危機意識管理が行き届いているということか!
それと網に獲物にかかったら、糸を出してシュワッチっと獲物まで素早く移動できるためでもあるらしいね。


さてさて、昨日が黄金なら今回は銀!
ゴミグモの仲間の多くも頭を下にしていますが、この『ギンメッキゴミグモ』は頭を上向きで獲物を待ちます。

垂直円網を張るクモのうち、頭を下にするグループでは網が上半分よりも下半分の方が大きい事が一般的。だから「ギンメッキゴミグモ」は上半分の方が大きめの円網を作ります。

頭を上にする理由はどこにも書いてないのでクモ学者にも分からないのかな? きっと彼女なりに理由があるはずだけどね!





ハナアブらしきものを捕まえた!


たまには気分転換で頭を下にすることもあります!・・・かな?